2021/09/14

鬼が出るか? 蛇が出るか? 自民党総裁選のおもしろ一口論評だい!

河野首相なら口を滑らせて短命! 岸田首相なら可もなく不可もなく中命?

 

 河野太郎……米国留学で身につけた「自己顕示上手」な〝場当たり発言主義者〟

 岸田文雄……いい人だけど語り口に抑揚なく、〝迫力に欠けるのが玉にキズの紳士〟

 高市早苗……〝袋〟はないのに左傾メディアから袋叩きにされる〝靖国参拝極右系〟

 石破 茂……過去の総裁選出馬で連続惨敗の〝トラウマにおびえ、出馬見送る評論家〟

 野田聖子……なんで出てくるのかわからない〝夫が元暴力団〟の出たがり女

 

☆河野太郎

 ……巧言令色なんていうなよ、この機会を待っていたんだから

 ……うちは祖父一郎、父洋平の代からの悲願なんだ、総理の座は

 ……のんびりなんてしてられません

 ……頼みます、頼みます、議員の皆さん

 ……論より証拠、河野太郎と書いてね

 ……うれしい結果を待ってます

 

☆岸田文雄

 ……緊張はするが

 ……しっかり頑張ってます

 ……ダメではダメなの

 ……夫婦して頑張ってるんだから

 ……皆さん、どうかよろしく願います

 ……終わりよければ、すべてよし

 

☆高市早苗

 ……たかが総裁選じゃないの!

 ……軽い軽い

 ……いいチャンスじゃないの、自分を売り出す!

 ……血が騒ぐのよ

 ……さっさと出るが勝ちや

 ……何をためらう必要がある?

 ……選んでぇな、うちを

(城島明彦)

2021/08/25

自民に愛想が尽きた国民が激増した! 立憲民政、共産など野党は、破綻覚悟で〝野合的救国連立内閣〟を目指せ!

「感染の危険性がゼロではないパラ観戦」に、なぜ児童・生徒をやる神経がわからない! 国も自治体も「君子危うきに近寄らず」の鉄則を無視したからコロナ感染が拡大した! 

 

 ①夏休みも終わり近くになって、「パラリンピックのような教育機会はまたとない」とか、「入場前に陽性か陰性か検査するから安全」とか、「距離を取って感染させるから大丈夫」などといって、児童・生徒にパラリンピック観戦を進める東京都の神経は、どうなっているのか

 ②「河川敷でバーべキューパーティーを開くのは禁止されていたのに、それを無視して行い、ワイワイ騒いで集団感染」といったニュースが報道されているが、全国的にみて、その手の事件が後を絶たないのはなぜか。

 

 ①や②の原因は、範を垂れるべき政府や自治体が、例外をどんどんつくっているからだ。要するに、「為政者不信」に端を発している

 コロナに限らず、「台風が接近している海では泳ぐな」とか、「流れの速い川での遊泳禁止」とか、危険なところへは近寄らせないように、指導を徹底するのが政府や都など自治体の役目だ

 それをきちんとやっていないから、いくら声を大にしてPRしても、誰も真剣に受け取らなくなっている。

 パラリンピック観戦が子どもの教育というなら、その前に、2学期の授業をどうするとか、優先課題はもっと他にいっぱいあるだろう。そういうことをやらずに観戦だって? バカも休み休みいえ

 

 政府へのもろもろの不信感は、もう限界に達しつつある。そのことは、近く行われる衆議院議員選挙でわかるだろう。

 ただ自民党への不信がそのまま野党への投票につながるかといえば、そうではないところに問題がある。

 この際、いっそのこと、立憲民政党を中心に共産党も含めた野党が、無理・無茶を承知で、一種の野合的歴史的〝救国連立内閣〟を組むという大英断構想を打ち出して選挙に臨めば、安倍政権の五輪強行、菅政権のコロナ無策に不満たらたらの国民は投票するはずと思うのだが、どうだろう。

(城島明彦)

 

2021/08/18

政府の「コロナ・アバウト発言」に異議あり! 「どのデパ地下で何人感染」と細かいデータをなぜ示さぬ? 

「デパ地下が感染の半分を占める」(西村大臣)といった漠然とした答弁では、国民の理解は得られない!

 

 菅内閣が国民の支持を得られない理由は、発言内容が具体性を欠くからだ。数字を挙げても、成果が見えないからだ。

 五輪開催の「安全・安心」についても、答弁が漠然としすぎていて、「ごまかしている」「はっきりしたことはいえない」「何かを隠している」と受け取られた。こんなレベルの低いことをいわせるな!

 

 昨日の首相の会見では、ワクチン接種の人数については、「これだけやった」といわんばかりに説明したが、国民の見方は「自分に都合のよいところだけ、具体的な数字を挙げている」としか映らない。それどころか、「そんなに接種しているのに、これだけ感染者が激増しているのは、なぜだ。対策が後手後手に回っているからじゃないのか」と反発を買う始末。これじゃ信頼しろという方が無理だ

 

 国民を納得させるには、因果関係がもっとハッキリした具体的数字を示す必要がある。

 たとえば、「この道路は安全です」と漠然といっても、何のことやらわからない。

 舗装が頑丈なのか、道幅が広いから事故が起きにくいのか、信号がいくつもあり速度制限が設けてあるから安全なのか、車道と歩道の間に屈強な材質のガードが設けてあるから事故が起きても歩道を歩く人が安全なのか……いろいろな理由がある。

 

 デルタ型コロナまん延防止策として、デパ地下も食品売り場の規制を厳しくするのであれば、わかっている限りでいいから、「どこそこのデパ地下では、これこれしかじかの感染者が出た」云々と具体的な細かい数字を示せば、デパート関係者も納得するし、国民も納得する。

 さらに、スーパーでの感染者についても、なぜ、比較できる具体的な数字を示さないのか。

 だらだらした100の抽象的な説明より、具体的で比較できる1つの数字の方がわかりやすい。

  ①銀座三越の地下食品売り場での感染者(推定)

    入場者総数△〇×名中、●●名感染(×月×日~△月△日)

  ②日本橋高島屋の地下食品売り場での感染者(推定)

      入場者総数□◇◇名中、▲▲名感染(×月×日~△月△日)

 のように、はっきりわかれば、デパート感染者も国民も納得する

 そういうことをしないで、ただ漠然と「デパートでの感染者の半数は地下食品売り場」といっても、説得力に欠ける

 

 最初の頃、繁華街での飲酒に問題ありとしたが、なかなか収まらなかったが、「新宿歌舞伎町」と特定した発言をしたら、発生をある程度抑えることができた。

 そういう前例をなぜもっと生かさないのか

 

 「具体的な店名や場所を特定するのはまずい、個別攻撃になる、名誉棄損になる」などと、生ぬるいことを思っているのか。

 そういう中途半端な遠慮・ちゅうちょばかり繰り返しているから、コロナ爆発を抑制できなくなっているのだ。ニュージーランドの女性首相は、デルタ感染者が1名判明しただけで「ロックアウト宣言」をした。先手必勝。こういう素早い手の打ち方をなぜ菅内閣はできぬのか。

 当然反発も食らうだろうが、国を守るためであり国民を守るためでもあるのだから、果敢な決断として評価されてしかるべきだろう。

 菅首相が内閣支持率を回復させたいと思うなら、「外国の動きを見てから」という〝後手後手〟のやり方ではなく、「えっ、そこまでやるの」といわれるくらいの大胆なことをやったらどうだ。

(城島明彦)

2021/08/17

次なる〝恐怖のイプシロン型〟(〝東京五輪後遺症〟日本発の新型コロナ株)発症に政府は備えよ!

菅首相と小池都知事に、「高齢者接種」のミスリードに関して、ちぃとお尋ねしたいことがある。「接種を終えた高齢者は重症化しない」「高齢者の感染者が減っている」と成果を強調。「気のゆるみ」を増長させるPRを行ったせいで、また高齢者の重症化が起きているが!

 

▼高齢者接種の2回目を終えた人の比率は、8割半ばに達そうとしており、それはそれで結構なこと

 だが、全国民レベルで見ると〝コロナ先進国〟とはいえないどころか、首相や都知事は、誤解を招くPRを繰り返して人々の誤解を助長し、〝今回のデルタ型大爆発〟という異常事態を招いた。

これを失政といわずして何と言おう。

 

▼日本での「コロナ爆発を誘引した最大級の要因」は、いくつもある。

 ①Go Toキャンペーン(割引券)で「人流増加政策」 ⇒その後、「人流抑制」と訴えたが皆、知らん顔

 ②ただ漠然と「安心と安全」を繰り返して「東京五輪」を強行 ⇒関係者・選手の罹患者数百人

 ③先進諸国に比べて打つ手が「後手後手」に回った ⇒用心深さも時と場合によりけり

 ④オオカミ少年もびっくりの「緊急事態宣言」を連発 ⇒「またか」で効果薄

 ⑤「国民の気持ち」がどうなるかという最も重視すべき点を軽視ないしは無視した ⇒①~④のすべてで、いえる

 

「『いっていること』と『やっていること』がバラバラの典型的〝言行不一致内閣〟」

 ということがわかって、国民は失望、特に若者たちの多くが離反。政府や東京都を始めとする知事らが、いくら「不要不急の外出は抑制してください」「県境を越境しないで」と声をからして呼びかけても無視されるようになったのは、理の当然。国民の気持ちは正直だ。信頼を失った内閣支持率は、喫水線の30%を割ったが、低下に歯止めがかかるという保証はない。

 

▼東京五輪をコロナに対する「安全と安心」という尺度で測るなら、開催しなかったのがベスト

 コロナ罹患を疑われる外国人の流入を避けるのが、「イの一番の安心と安全策」であることはいうまでもないのだ。なのに、危険と不安の要素をはらむ五輪を強行開催したのは、筋が通らない。国民は、「やろうとしたことは、屁理屈をつけて意地でもやりぬこうとするのが今の政府のやり方だ」と受け取ったから、何をやっても政府に対する不信感がぬぐえなくなったのだ。

 

▼いくら「安心と安全」「水際作戦に万全を期す」といったって、医学者・医師たちがいっているように「すり抜けるのは防げない」

 アルファ型、ベータ型もそうやってすり抜けてまん延してきたのだ。なのに、さまざまなケーススタディを構築せず、「ワクチン接種で高齢者の重症化は避けられるようになった」などといっている。「どういう危機管理感覚をしているのか」と、あきれるしかない。そんなことをいうから、高齢者の中には「もう感染することはない」と思い違いをして、マスクを外して外出したり、複数で飲食をしたり、カラオケ店に群れたりしているのだ。政府はもっと利口になれ!

 

▼「デルタ型は危ない。恐ろしい」ということは、相当前からわかっていたこと

 アメリカ型の「ガンマ種」も、税関でのチェックをすり抜けて、すでに日本に入っている。コロナの恐ろしいところは、〝進化〟を遂げることだ。東京五輪開催によって、現時点ではまだ出現していない「世界中の民族の未知の新種コロナ株」の流入への道を開いてしまった。東京五輪は〝コロナのパンドラの箱〟だったのだ。

 

▼ところが政府は、そういう危機感を持つことなく、〝抗体カクテル療法〟という新手を持ち出した

 もっとも、現時点の在庫では、カクテル本数はすぐに尽きると医師たちはいっているが――。高齢者の重症化が再増加してきたという事実から目をさらせようとする魂胆ではなかろうが、目新しさで国民の目をごまかそうとする裏では、自宅療養を強要された30代の陽性者が孤独死した現状を、菅首相・小池都知事はどう見る? カクテルに酔っている暇があったら、デルタどころの騒ぎじゃなくなる可能性のある〝東京五輪後遺症〟の次なる〝イプシロン型〟(東京発の新型コロナ株)発症に備えるべきだ。

 コロナは数字がすべて。「巧言令色は鮮(すくな)し仁」。屁理屈は慎め! それが危機管理の基本だよ、菅首相、小池百合子都知事!

(城島明彦)

2021/08/15

お盆ですな。ボンジュール脳トレ! 「金メダル 噛んで世間に 噛みつかれ」(波たかし)

ボーッと汽笛してるといかんぞなもし。「高齢者 オツム鍛えて オムツいらず」(スカ総理)

 

 あっち向いてホイ! こっち向かなきゃイヤ!

 わが輩が桃競(トウキョウ)専門学校の名物狂頭、珍大地狂介であ~る。

 まずは、金メダルをガチっと噛んだ河村たかしパ~プリン市長がおる名古屋にスポットライトだがや。

 プロ野球でBクラスが定位置となった「中日ドラゴンズ」が素材だでなも。

 てなことで、さっそく脳トレ授業を始めようかの。

 

 その前に、人気沸騰中の都知事・裏声通信「本日のゆりっぺ姐さん」じゃ!

  ……興奮しないで、コロナ患者の皆さん

  ……今に、きっとよくなるから!

  ……献身してるじゃないの、都民のために

  ……「許さない」なんて言葉が、なぜ出るのよ

  ……力まず、あせらず、療養したら治るから

  ……小池百合子の気持ちでした

 

◆〔Oh,脳 トレ〕 真夏の奇跡!? 珍大地狂介先生の「納涼 特別講座」のスタート! 

【設問1】 「中日ドラゴンズ」とかけて、どう解くか? そのこころは?

〔迷答例1〕

 「中日ドラゴンズ」とかけて、

 「将棋の王・玉・金・銀・桂・香」と解きます。そのこころは?

 「ふがいない」  ※「不甲斐ない」と「歩」をかけてます。

〔迷答例2〕

 「中日ドラゴンズ」とかけて、「高齢者」と解きます。そのこころは?

 「あちこちガタがきてます」 ※落合監督時代の「Aクラス常連,・優勝当たり前時代」が懐かしい!

 

【設問2】 たとえば「オムツとオツム」 のような「1字違いの3文字言葉」 を考えて、遊びなさい。

〔迷参考例〕

 「ガンコとドンコは紙一重」(頑固は人の性格、ドンコは魚の仲間)といいながら、ティッシュペーパー1回分をちぎって丸め、いくつ貯まるかにトライするのじゃ。

 ただし、〇ンコと□ンコのような下品なものはNGであるぞ。

 「マスクとリスクは紙一重」

 「ウンコとインコは紙一重」

 「サンポとマンポは紙一重」 ※散歩・漫歩)

 「サンゴとリンゴは紙一重」 ※珊瑚・林檎

 「ヒントとピントは紙一重」

 「シンサとカンサは紙一重」 審査・監査

 「ダッコとラッコは紙一重」

 「マツコとエツコは紙一重」 ※松子と悦子 などなど

 大きな声で「オツムとオムツは紙一重」というようにすると、より頭が鍛えられますぜ。

 

【設問3】 常識問題「アネモネとサルモネラの違い」について簡単に述べなさい。 

〔模範迷答〕

 アネモネは、姉がモネ、妹がマネのフランス印象派姉妹のこと。

 「サルモネラ」は「江戸っ子言葉「猿も寝てらァ」を、明治のお雇い外国人が聞き違えたもの。

 

【設問4】 「色あそび」しなさい。色あそびったって、怪しい遊戯じゃないぞ。赤・青・黄・緑・白・黒の6色を織り込んだ、ストーリーのある短い文をつくれという問題だ。 

〔模範迷答〕

 「垢(赤)まみれになれ!」「苦労(黒)しろ(白)!」と煽(青)るんじゃねぇ。たまにゃ気(黄)晴らししないと、ろく(緑=りょく)な人間にならねぇんだ! 

 

〔おまけ〕演歌編

 「ゆりっぺ姐さん、ここにあり」

  ……木枯らし吹いてる 胸の奥

  ……意地っぱりだと うしろ指 

  ……けれどめげない 昭和の女

  ゆ……夢にまで見る コロナ花

  り……りりしく立って 挑むのよ

  ……これが女の 生きる道

(城島明彦)

 

2021/08/14

納涼! ゆけゆけ、小池ゆりっぺ姐さんの〝裏声通信〟!

都知事は今日も、雨天強行中

 

 ゆりっぺ姐さん、またちょっと元気がないように見えるけど、怪気炎は健在でございます。

  ♪パンシロンでパンパンパン

 は昔の話。令和3年の今は、

     ♪パンデミックでパンパンパン

 てなわけで、本日も小池ゆりっぺ姐さんの納涼近況報告でございます。

 

    ……ここまで来るとは思わなかったわ、無論、コロナのことよ

  ……いきつく先の〝東京地獄〟は「ロックダウン」しかないのよ

  ……警戒レベルなんて、もうとっくに超えちゃってるでしょ

  ……油断大敵っていうけど、それをやらかしちゃったのね、私

  ……利口ぶったのが裏目と出ちゃって、悔しいったらありゃしない

  ……こうなったら破れかぶれよ、矢でも鉄砲でも持って来いだわ

(城島明彦)

2021/07/29

「私にも〝写〟せます」が大流行したのは、前回の東京五輪の翌年。それが、今回の東京五輪じゃ、「私にも〝移〟せます」になった!

真夏の怪奇現象か?  Oh!〝シャイ(写移)ニング〟(スティーブン・キング原作のホラー映画)

 

 ▼東京五輪の呪いか!? 「動画が簡単に〝写〟せる時代」から「コロナが簡単に〝移〟せる時代」へ。「写」から「移」へ――これがホントの、〝シャイ(写移)ニング〟だぁ! おお怖! 

 ▼このホラーには続きがあったぞなもし。1986(昭和61年には「使い捨てカメラ」の写ルンですが出たが、これも今じゃ「移ルンです」になってしまったのだ。真夏の怪奇ダブル・ホラー劇場だ! 

 

 「私にも写せます」は、東京五輪の翌1965(昭和40)年にオンエアされたCMのなかで扇千景(おおぎちかげ)がいったセリフで、受けに受けた。彼女は、国交相や参議院議長をつとめたキャリアの持ち主だが、宝塚出身の元女優で、テレビのワイドショーの司会も務めた偉~いお方。

 今の参議院議長の山東昭子も元女優で、東映映画では高倉健と共演するなどしたが、団塊の世代以上の連中は、連続ラジオドラマ「赤胴鈴之助」のナレーションで覚えているのではないか。赤胴鈴之助のヒロインの声を演じたのが、かの吉永小百合だったんですなぁ、ご同輩。

 彼女が連続テレビドラマ「まぼろし探偵」に美少女の女優として登場するのは、もっと後のことですわな。you tubeにアップされている彼女は、美少女そのものですわな。

 おっと、脱線してしまった。

 

 動画撮影は、今ではOLでもおばさんでもスマホで簡単にできるが、その頃の家庭向き動画撮影といえば8ミリが主流だったが、どことなく操作が難しそうな感じで、「8ミリなんか、女には無理」「メカに強い男が趣味でやるもの」と思われていた時代だった。

 そこへ登場したのが、操作が簡単なマガジン式の「フジカシングル8」だったんですな。

「フジカ」からわかるように、富士フイルム社製で、発売されたのは東京五輪の明くる年(1965〈昭和40〉年)

 そのCMキャラに起用され、「私にも写せます」と宣伝したのが、扇千景。1933年生まれなので、このとき32歳。〝メカ音痴〟に見える女の代表というわけですな。 

 

 同社は、それから21年後の1986(昭和61)年には、〝使い捨てカメラ〟を発売して一世を風靡そましたぞ。それが「写ルンです」でありました。

 懐かしい話でござんしょ。それが今じゃ、コロナ、コロナ、コロナが簡単に移る時代になってしまいました。怖い、怖い……。

 そういえば、高名作家 林真理子のデビューとなるエッセイ『ルンルンを買っておうちに帰ろう』の発売が1985(昭和60)年10月なので、翌年発売の「写ルンです」の「ルン」はそれにヒントを得たんですかな? 付け足しになるが、オイラが「けさらんぱさらん」という短編小説で「オール読物」新人賞をもらって作家デビューしたのは、その2年前の春でありました。

(城島明彦)

 

2021/07/24

開会式が強行され、ついに〝パンドラのコロナ箱〟のフタがこじ開けられた!

インド株など比ではない最恐新種〝東京五輪株〟(日本型)の出現は、時間の問題か

  

▼ついに東京五輪が開幕! 各種のコロナ型がミックスされた恐怖の先進コロナ種「日本型」が誕、まん延する可能性が高ま 

東京五輪開催は「人流抑制」「外での飲酒機会抑制」を否定するは効果がを生み、コロナ感染者の2000人突破、3000人突破はもはや時間の問題となっている。「東京五輪は誰のため? 何のため? なぜ今でなければならないか?」――五輪開催期間中、日本人は、この素朴な疑問を繰り返すことになるだろう。

安心・安全……政府や組織委員会は、理解に苦しむ根拠のないこのような呪文を繰り返してきたが、どこが安全で、誰が安心なのか。「不安と危険を伴う五輪」というのが正しいのではないのか。

▼コロナが完全に第5波に突入している23日、夜8時から4時間近い東京五輪の開会式が行われた。橋本聖子やバッハは、挨拶のなかで「コロナがどうの」と言い訳がましいことをいい、中継したNHKも同様の解説をしたが、その間にも全国各地でコロナ感染者は増え続けているのだ。

▼特に東京は、五輪が近づくにつれて感染者数が増え続け、目も当てられない状況に向かう方向性が見えてきた。開会式の23日までの1週間を見ると、東京の感染者数が千人を下回ったのはたった1日しかなく、21日にはあと21人で2000人になるところだった。

 171410人⇒181008人⇒19727日⇒201387人⇒211832人⇒221979人⇒23日(開会式当日)1359

 これらの数値は1014日前に罹患したものとされており、開会式当日前後に感染した人の数は8月頭に出るが、激増しているようだと「五輪開催がコロナをまん延させた」と断言できる。「五輪による不安と危険のダブルスパイラル」が証明されるというわけだ。

▼いや、それ以前に2000人を超えが起きるのではないか。最短なら開会式翌日の24日発表時に、遅くても翌週には2000人台突入となるのでは……

(城島明彦)

2021/07/13

保冷剤は効く? コロナワクチンの個別接種(2回目)を昨日受け、初日は副反応なしだが……

個人差があるが、最悪に備えて用心するに越したことはない

 

 12日の午後3時に2回目のコロナワクチン接種を終えた。一晩寝て、注射から13時間が経過するが、現時点では何の症状も現れていない。

 オイラが接種を終えて自宅に戻ってからやったことは、ベッドにひっくり返って、小さな保冷剤を冷蔵庫(冷凍室)から3つ取り出し、おでこ、両脇を冷やしながら、アマゾン・プライムの見放題にある映画を2本見た。それだけ。

 副反応防止に効くか効かないかはよくわからないが、あなたもやってみては。

 

 さて、オイラの接種報告である。1回目は621日で、2回目が712日。1回目は、何の副反応もなかったが、問題は2回目

 出かける前に、たまたま、60歳後半の従弟から電話があり、「1回目の接種を受けた後、高熱が出、体もだるくなったので、医師と相談の上、2回目の接種はやめることにした」とのこと。1回目でそういう症状になるケースがあることを初めて知った。 

 で、オイラは「2回目の接種を受ける前に、最低限、確認しておくべきことがあるはずだ」と考えた。

 気がかりな点は人によって違うが、特に高齢者は、高血圧の薬を飲んでいるとか、風邪薬を服用中とか、慢性のアレルギー症状があるなど、あちこちガタが来ているので、ネットの医院や医師の書き込みをざっと見て、確認しておいたほうが無難だろう。 

 オイラの場合、「接種後に高熱が出ないように、事前に解熱剤を飲んでからでかけたらどうか」と思ったので、ネットで調べると、NGということがわかったので、やめた。オイラは個別接種だったので、個人医院で接種を受けたが、10人くらい並んでいた。それでも、パッパッと注射をするので、待たされたという感覚は皆無だった。

 オイラが質問したのは、以下の6点。

【質問1】 接種後、高熱が出たら、どの時点で解熱剤を飲んだらいいのか?

  医師「38度を超えたら飲んでください。38度以下の場合は、飲まない方がよろしい」

【質問2】 解熱剤はロキソニンとバッファリンで構わないか?

 医師「それでよろしい」 ※解熱剤の成分:アセトアルノミフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなど。

 【質問3】 自分はいつも熱が出たときには、薄くて小さな保冷剤をおでこと左右の脇の下に入れて冷やしているが、38度以下の場合、それでよいか?

  医師「よい」 

【質問4】 38度以上の熱が出たら、先生のところに連絡すればよいのか?

  医師「いや、接種を申し込んだりする『コロナワクチン接種コールセンター』に連絡して指示を仰ぐこと」

【質問5】 風呂はいつ入ったらいいのか?

  医師 「シャワーならいつでもよいが、入浴はしばらくやめた方がよい」

【質問6】 注射の跡を揉んでもいいか?

  医師 「ダメ」

 ※厚労省の見解は「ワクチンを接種した日にお風呂に入っても構いません」(新型コロナワクチンQ&A)で、「ワクチンを接種した日に入浴することに特別な問題はないと考えられます。注射した部位を強くこすらないようにしましょう。ワクチンを接種した後に、入浴した場合としなかった場合での、免疫のつき方や、副反応の違いなどを比較した研究はありませんが、入浴により何か不具合が起きる可能性は低いと考えられます」とあるが、用心するに越したことはない。「危機管理」とは、最悪の事態を想定して対策を行うことであり、厚労省は甘い! 東京五輪強行も、こうした甘い考え方の延長戦にあるのか?

【感想】 上記のような質問を次々としているのはオイラだけで、ほかのジジババはただ黙って医師や看護師の「アレルギーはありますか」など2、3の質問に答えているだけだった。あれこれと自分で詳細に調べるよりは、接種を受ける場で質問する方が手っ取り早い。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の孫正義」というではないか。

【追記】 接種当日には、副反応らしきものが現れなかったので、「軽い、軽い」と思ったが、1日経過後(接種から17~18時間経過したあたり)から、体が少し熱っぽくなり、「ダルいっちゃダルい」ようにも感じられるようになった。なめたら、いかんぜよ! ということで、早速、保冷剤でおでこと脇の下を冷やしたが、解熱剤を服用するまでではない。

(城島明彦)

2021/06/12

〝高齢者の接種難民〟が あふれる横浜を避け、東京でワクチン接種して「腹くろいわ」と猛批判を受けている黒岩神奈川県知事

〝黒い理由〟は、接種状況のひどさを報道されたくなかったから

 

  ♪(あいあい) おさるさんだよ

  ♪(あいあい) ジャイアンツ愛だよ

  ♪(あいあい) 橋本愛だよ

 ときて、

  ♪(あいあい) 神奈川県愛だよ とはいかなかった腹黒岩知事

「神奈川県・黒岩知事が東京でワクチン接種! 嬉々とした報告にツッコミ殺到」(611 1102 まいじつ)など、ネット上では黒岩神奈川県知事の黒い噂が拡散中だ。 

 実際、神奈川の女性高齢者の間では「黒岩さんが黒いのは、名前とか顔だけじゃなかったのね。腹くろいわ」というジョークまで蔓延中。

 なぜ、黒岩祐治知事が横浜市の港にある自衛隊大規模接種センター(「横浜ハンマーヘッド」)の会場で接種しなかったかといえば、横浜市の「大規模」および「集団」接種体制がひどい状況になっており、横浜で接種すると、そのことがニュースで流されるのを恐れたからだ

 神奈川県庁がある横浜市には97万人に達する全国一の高齢者が居住しているが、黒岩神奈川県知事が「上京した仕事のついでに都内大手町で接種したと自身のツイッターに書いた69日時点の横浜市の接種状態はどうなっていたかというと、市のHPには、6824時現在として、以下のような数字が掲げられている。

 ▼ワクチン入荷数845,250回分 ※高齢者数は約97万人

 この数字は、12回接種だから、422,625人分に該当。

 ▼総接種者数199,232人

  接種1回目189,607人

  接種2回目  9,625人

  この数字をみれば、スピーディとは縁遠いことがわかるが、加えて、予約の電話も通じず、申し込みができないような惨憺たる状況がずっと続いているのが、神奈川の県庁所在地横浜市の実情である。 (6月7日の拙ブログ参照)

 横浜市の接種は611日まではインターネットとLineのみの予約受付だったが、12日からは電話の受付も開始された。といっても、キャンセル待ち分のみ。ためしに本日(12日)の午前1120分に「予約センター」に電話してみると、つながらない 

 ネットで申し込もうとしても、6月、7月はすでに満杯だ。申し込みを受け付け開始した6月7日に、開始30分もたたずに満杯だった。

 横浜の大規模接種センターは不便な港にあるのに、それでもあっというまに予約が埋まり、横浜市内のあちこちに設けられている「集団接種」の予約も同様で、予約できずにいる〝高齢者の接種難民〟が横浜市内にはあふれているのが現状なのだ。

  折も折、東京の自衛隊の大規模接種センターは、行く人が少ないので、東京都民に限定していた制限を解除し、神奈川、埼玉両県からも受け入れると先に発表したが、それでも「行き手がない」ことから、あ受け入れ枠をさらに拡張、「全国どこからでも受け付ける」とした。

 しかし、どう考えても、おかしなことをするとしかいえない。九州や北海道から飛行機に乗って接種にやってくるとは思えない。 

 自衛隊の活動は立派だが、もっと別のやり方をすべきではないか。たとえば、全国の人口の多い都市をキャラバンして回るとか。場所は現地の市区町村が用意するとか、自衛隊がテントを張って接種を行うとか、いろいろあるだろう。

 もっと柔軟な発想はできないものか。

(城島明彦)