株仲間の話がくどすぎて面白みに欠けた「籬(まがき)の花」(NHK大河ドラマ「べらぼう」第7回)
毎回毎回、どうにも話がまわりくどくて、退屈してしまう。
日曜夜の8時台のドラマなんだぜ。
もっとエンターテインメントに徹したどうなの?
もっとテンポよくやっておくんなまし。
(城島明彦)
« 2025年1月 | トップページ | 2025年5月 »
毎回毎回、どうにも話がまわりくどくて、退屈してしまう。
日曜夜の8時台のドラマなんだぜ。
もっとエンターテインメントに徹したどうなの?
もっとテンポよくやっておくんなまし。
(城島明彦)
その頃、政府では――
という風に、NHK大河ドラマでは、今年の「べらぼう」に限らず、大物俳優が扮した政権上層部の場面が必ず入ることになっている。
〝悪しき伝統〟というべきで、主人公の話で盛り上がっているところへ、そういう場面が割って入ると、観ている方は、せっかく盛り上がった話の腰を折られて、興ざめしてしまう。
「話題づくりを意識して起用した大物俳優への配慮から出番をなるべく多くしなければならない裏事情が、NHKにはあるのではないか」
と勘繰られるのがオチである。
わざわざ幕府の中枢部の連中が登場するそんな場面を設けなくても、主人公らに、仲間内で、
「お客として遊郭に上がったその筋の人の話によると、お上はこんなことを考えているそうだ」
といった噂話をさせたり、瓦版を見せたりすれば済む話ではないか。
それなのに、大河ドラマ班をはじめ、NHKの関係者は、そういうことに何の疑念を抱くこともなく、毎年毎年、バカの一つ覚えのように同じパターンを繰り返しているから、回を追うにつれて見なくなる人の数がだんだん増え、視聴率の年々最低記録を更新しているのではないのか。
発想の大転換、思い切った意識改革が求められるゆえんだ。
(城島明彦)
新しい自虐キャッチフレーズは「つぶれちゃえ、日産」か?
新しいCMは「つぶれちゃえ、日産」がふさわしいってか?
組合が強くて、経営が傾いたり、
カルロス・ゴーンに骨の髄までしゃぶり放題にされたり、
「成り上がり」が売りの矢沢永吉に「やっちゃえ、日産」なんて高飛車なセリフをいわせたり、
〝どこか変だよ、日産は〟と良識ある人たちは思ってきたんだ。
振り返れば、「売れない、日産」になってたってか?
このスピード時代に、チンタラチンタラした経営をすんじゃねぇっての。
足もとに火がついてボーボー燃えているのに、
技術の日産だって?
名門だって?
プライドばっかり高くても、やってることは、てんでバラバラじゃん。
「ホンダの子会社になるのは許せない」っていう社員が多いだって?
そんな偉そうなこというなら、誰もが「さすが、日産」と感心するような素晴らしい車を開発してみんさい。
ホンダなんか相手にしてないで、トヨタの牙城に迫ったらどうなんだい。
「決断が遅い」とホンダにいわれた社風は最低だわな。
そこで、これからの日産のCMで使うキャッチフレーズを提供しませうってんだ。
「目をさませ、日産」
「プライドなんて百害あって一利なし、日産」
「くたばれ、日産」
「つぶれちゃえ、日産」
こんなこといわれて、悔しかったら、とっとと結果を出しなよ。
(城島明彦)