« 昭和の大ヒットJ-POP「ブルー・シャトウ」は、熱海の土石流事件を予言していた? | トップページ | 相撲協会と各力士に公開質問状! 他の力士は白鵬に張られっぱなしで、なぜ報復しないのか? »

2021/07/06

張り手・張り差しだけじゃない! 大相撲ファンは〝悪賢さで群れを抜く〟白鵬の取り口・手の動きを注視せよ!

脳震とうを誘発する側頭部・後頭部に巧みに衝撃を与える手口を見逃すな! 

 観客を入れて開催された〝波乱の名古屋場所〟で〝最大の悪役〟視される力士といえば、いわずもがな、引退の瀬戸際に立つ〝張り手のトッププロ〟〝張り差し・かちあげの角界の第一人者〟白鵬だ。

 白鵬の張り差しは、相手の脳に衝撃を与えて、相手の力が発揮できないようにする危険な手口に大きな特徴があり、歴代横綱で白鵬ほど張り手・張り差しを連発した下劣な横綱はいない。白鵬は、張り差しだけでなく、かち上げなど、危険な技をこれでもかこれでもかと連発して白星を重ねてきた。

 横綱にはふさわしくない、そういう取口でいくら勝とうが、何回優勝しようが、評価されるどころか、人間性を疑われるだけだ。白鵬のひどさは、そういう猛批判があることに気づいていながら、一向に改めようとしないことだ。

「張り手」「張り差し」「かちあげ」といった技は、今日ほど力士の体格が巨大化していない時代につくられた。また力士の体の筋力などの鍛え方も昔とは違ってきており、格闘技としての大相撲に昔のルールをそのまま適用していたら、人身事故が連続するようになるだけだ。

 

【危険がいっぱい令和3年の大相撲名古屋場所】(2日目現在)

 危険① 張り差しを得意技とする横綱は、過去に例がない! 白鵬は〝プロレス技もどきの技〟が大好きというより、勝つためには手段を選ばず、今場所も初日・二日と張り差しを連発! 

 危険② 2日目に大型力士の貴源治に「張り手を連発されて脳震とうを起こし、不戦敗」した小兵力士炎鵬(十両陥落中)の同部屋横綱が〝張り差し・張り手の王者〟白鵬というめぐりあわせを、大相撲ファンはどう見る?。「貴源治が力任せに炎鵬に張り手を連発」という強引な図式は、死に至りかねない荒っぽい取口だが、白鵬を真似たに違いない。

 危険③ 白鵬は、炎鵬がアウトになった様子を見て、改めて「張り手・張り差しの威力」を再認識し、自分が過去にやってきたことに自信を深めたにちがいない。

 危険④ スポーツ紙の見出は、「炎鵬、脳震党で不戦敗 貴源治のアッパー気味突っ張り何発も顔面に受け」(日刊スポーツ)。「激しい張り手受け…胴体取り直しも脳震とうで炎鵬不戦敗」「〝アッパーカット〟しのぐも…鼻血が」(サンスポ)。早い話が、プロレスまがいの技で脳震とうを起こして鼻血は出るわ、ふらふらにはなるわで、取り直しができない状態に陥ったということだ。張り手・張り差しが危険技であることは、過去の本ブログで、イヤになるほど繰り返し繰り返し鐘を鳴らしてきたが、そのことが現実のものとなった。

 危険⑤ 相撲は動きが速く、目で追えないようなことも多い。加えて、テレビカメラには死角というものがある。ずる賢さ№1の白鵬は、それを巧みに悪用し、きわどい必殺技を繰り返してきた。白鵬がどんな姑息(こそく)な動きをするか、大相撲ファンは監視の目を離すな!

 危険⑥ 大関貴景勝は、立ち合い直後に組んだとたん、巨漢逸ノ城のカンヌキで腕、肩、首に激痛が走り、簡単に土俵を遭ったが、その後、土俵下でうずくまり、動かなくなった。「カンヌキ」と呼ぶ関節技が原因で首に衝撃が伝わったのか?

 危険⑦ 三段目の力士が死んだのは、1月の初場所の取組で脳震とうを起こしたのが原因。その事件を受けて、相撲協会が審判規則を一部改正したが、〝人殺しの武器〟にもなる「張り差し」そのものを禁止するということはしなかった。

 危険⑧ 横綱らしくない取口を意図的に行っている白鵬2日目の遠藤戦では、同じ後頭部狙いでも、平手で張るのではなく、げんこつに近くなるように指先を曲げ後頭部を攻撃し、その後も頭を下げてくる遠藤の後頭部に手をもっていって叩くようにして衝撃を与えている。

 

【解説】 力士が巨漢化してきたのは今に始まったことではないが、かつての舞の海、今の炎鵬らの小兵力士が逸ノ城とか大型力士を手玉に取って勝つから観客が面白がるのであって、大型力士が怪力で小兵力士を簡単に押し出したり、力任せにぶん投げたりしても、相撲の醍醐味はない、

(城島明彦)

« 昭和の大ヒットJ-POP「ブルー・シャトウ」は、熱海の土石流事件を予言していた? | トップページ | 相撲協会と各力士に公開質問状! 他の力士は白鵬に張られっぱなしで、なぜ報復しないのか? »