横綱白鵬とかけて、「切手」と解きます。そのこころは?
はらなきゃ始まりません。 ※はる=「貼る」と「張る」(白鵬の代名詞は〝張り差し〟)
ほかに説明することはありませぬ。皆様ご存じのとおり、明けても暮れても「張り差しばかりを繰り返してきた横綱」は、歴代横綱のなかで白鵬ただ一人だ。たまにやるなら、文句をいう者も少なかろうが、ほぼ連日である。
対戦相手の力士は、毎場所毎場所、顔面や後頭部を張りまくられるだけで、自分から白鵬を張りにいくことは皆無に近いはなぜか? 大相撲の歴史に残る七不思議である。
地位が上位の者だけが、しかも「最高位の横綱だけが下位力士相手に頻用する特権技」ということが暗黙の裡に力士間で認められているのなら、もはや動かしようにない「パワハラ」だが、相撲協会は目をつむっている。
いつ聞いたのかは忘れたが、小学校の体育の授業で「相撲」をやったら、乱暴な子どもが「白鵬」の真似をして相手の子の横っ面に「張り手」をかまし、張られた子は脳震とうを起こして、大騒ぎになった事件も過去にある。新聞やテレビが報じなかっただけの話だが、それくらい危険な技である。アマチュア相撲では、危険な技として禁止されている。
大相撲では、最近、三段目の力士が死んでいる。取り直しの一番の際に、ふらついている力士を不戦敗とするという規則に改正しただけで、なぜ脳震とうを起こしたかという原因にまで踏み込もうとしなかった。そういう〝甘ちゃん〟だから、白鵬のような力士がますます図に乗って、張り差し、張り手を連発するのだ。
事故死者が三段目ではなく、三役力士あたりが張り差しで脳震とうを起こし、それが原因で死に至らない限り、相撲協会は、危険と隣り合わせの「張り差し」という技の医学的検討をしようとしないだろう
今場所の取り組みでも、白鵬は、ほどんどが張り差しだ。立ち合いで張り差しを用いない場合でも、相撲の途中で相手力士を張った取り組みもみられた。白鵬が立ち合いざま張った取り組みをよく観察すると、張られた力士は、脳に衝撃を受けたからだろう、どこかふらついているように見え、力を出し切ることができないケースがしばしばみられる。
プロレス技ならいざ知らず、国技の相撲で、「耳など側頭部への張り差し」や「顎へのかちあげ」のような危険極まりない技を平然と用いるのは、モンゴル人の国民性なのか、あるいは単なる個人の資質の問題で、性格的に問題があって、その裏に〝何らかの黒い意図〟を疑うしかないのだ。
人は、横っ面、側頭部、耳のあたりなどに衝撃を受けると、最悪の場合は脳震とうを起こし、命の危険にさらされる。力士の手・掌は「凶器」に等しく、想像を絶する衝撃が伝わる。そう、白鵬は、対戦相手の脳に衝撃を与えることで、相手の力を減じさせ、動きを鈍くさせるだけでなく、とっさの思考力にも混乱を生じさせることを狙っている。
それにつけても、高齢に達したそういう横綱を倒せない日本人力士たちの弱さは、情けないの一言に尽きる。
大リーガーの大谷翔平が多様なアメリカ人から絶賛されているのは、その抜きん出た力量だけでなく、礼儀正しく、素直な人間性への評価も加わっている。イチローもそうだったが、日本人を代表しているという意識が彼の言動から感じられ、日本人はそれがうれしいのだ。いや、アメリカ人も同様に感じている。
一方、白鵬は、最多優勝回数を達成し、ジンギスハンやフビライのような「モンゴルの英雄」となったが、「そういう英雄にふさわしい最強横綱としての品格」が備わっていると評価する人はきわめて少ない。なぜ、精神面を磨こうとしないのか、不思議である。
最高位の横綱が連日のように下位の力士の顔面をひっぱたく姿は、醜悪で、観ている者に険悪感を催させる。横審の前委員長もそう思い、言葉にしていったが、白鵬はどこ吹く風。どんな手を使おうが「勝ち星を積み重ねたら、それでいいのだ」と勘違いしているから、史上最高の優勝回数という金字塔を打ち立てても、双葉山や大鵬と並び立つことはないのだ。
言葉は悪いが、「バカは死ななきゃ治らない」(広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」の一節)なのか。
(城島明彦)
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