« 2人のショウヘイ(野球の大谷翔平と柔道の大野将平)に、外国人は「武士道」の神髄を見る! | トップページ | 開会式が強行され、ついに〝パンドラのコロナ箱〟のフタがこじ開けられた! »

2021/07/23

聖火台点火の東京五輪最終ランナーは池江璃花子がふさわしい

1969(昭和39)年東京大会の坂井義則と重なるものがある

 

 開会式を前にブルーインパルスが大空に描いた五輪は、直前に暗雲が垂れ込めてクリアには見えず、政府が強調しまくってきた「安心と安全」とは正反対の、混迷する日本を象徴しているかのようだった。

 聖火ランナーの最終走者が誰になるかはまだ発表されていないが、コロナ五輪という特殊事情を考えると、白血病を克服して出場を勝ち取った水泳女子の池江璃花子がふさわしい。

復興五輪〟を大義名分として推進した五輪誘致という点を考えるなら、難病から不死鳥のように復活した池江璃花子がふさわしい、と私は思う。コロナと戦っている世界中の人々はむろんのこと、さまざまな病に苦しんでいる人たちに勇気を与えるはずだ

 1964(昭和39)年の東京五輪の最終走者だった坂井義則は、原爆投下の1時間半後に広島に生まれた若者だった

 世界の人々は、広島や長崎に投下された原爆や福島を襲った津波や原発事故を抜きにして日本を語ることはできないのだ

※2021年7月12日15時50分に記す。

【追記】 最終聖火ランナーは大坂なおみだったので、がっかりした。組織委員会は、世界的知名度の点で彼女を選んだのだろうが、片言の日本語しか話せないなどに疑問を感じる日本人は多いのではないか。また彼女につなぐ複数の人に読売巨人軍OBの長嶋・王・松井を起用したことに違和感を覚えた人も少なくなかったのではないか。

(城島明彦)

« 2人のショウヘイ(野球の大谷翔平と柔道の大野将平)に、外国人は「武士道」の神髄を見る! | トップページ | 開会式が強行され、ついに〝パンドラのコロナ箱〟のフタがこじ開けられた! »