〝高齢者の接種難民〟が あふれる横浜を避け、東京でワクチン接種して「腹くろいわ」と猛批判を受けている黒岩神奈川県知事
〝黒い理由〟は、接種状況のひどさを報道されたくなかったから
♪(あいあい) おさるさんだよ
♪(あいあい) ジャイアンツ愛だよ
♪(あいあい) 橋本愛だよ
ときて、
♪(あいあい) 神奈川県愛だよ とはいかなかった腹黒岩知事
「神奈川県・黒岩知事が“東京”でワクチン接種! 嬉々とした報告にツッコミ殺到」(6月11日 11時02分 まいじつ)など、ネット上では黒岩神奈川県知事の黒い噂が拡散中だ。
実際、神奈川の女性高齢者の間では「黒岩さんが黒いのは、名前とか顔だけじゃなかったのね。『腹くろいわ』」というジョークまで蔓延中。
なぜ、黒岩祐治知事が横浜市の港にある自衛隊大規模接種センター(「横浜ハンマーヘッド」)の会場で接種しなかったかといえば、横浜市の「大規模」および「集団」接種体制がひどい状況になっており、横浜で接種すると、そのことがニュースで流されるのを恐れたからだ。
神奈川県庁がある横浜市には97万人に達する全国一の高齢者が居住しているが、黒岩神奈川県知事が「上京した仕事のついでに都内大手町で接種したと自身のツイッターに書いた6月9日時点の横浜市の接種状態はどうなっていたかというと、市のHPには、6月8日24時現在として、以下のような数字が掲げられている。
▼ワクチン入荷数845,250回分 ※高齢者数は約97万人
この数字は、1人2回接種だから、422,625人分に該当。
▼総接種者数199,232人
接種1回目189,607人
接種2回目 9,625人
この数字をみれば、スピーディとは縁遠いことがわかるが、加えて、予約の電話も通じず、申し込みができないような惨憺たる状況がずっと続いているのが、神奈川の県庁所在地横浜市の実情である。 (6月7日の拙ブログ参照)
横浜市の接種は6月11日まではインターネットとLineのみの予約受付だったが、12日からは電話の受付も開始された。といっても、キャンセル待ち分のみ。ためしに本日(12日)の午前11時20分に「予約センター」に電話してみると、つながらない。
ネットで申し込もうとしても、6月、7月はすでに満杯だ。申し込みを受け付け開始した6月7日に、開始30分もたたずに満杯だった。
横浜の大規模接種センターは不便な港にあるのに、それでもあっというまに予約が埋まり、横浜市内のあちこちに設けられている「集団接種」の予約も同様で、予約できずにいる〝高齢者の接種難民〟が横浜市内にはあふれているのが現状なのだ。
折も折、東京の自衛隊の大規模接種センターは、行く人が少ないので、東京都民に限定していた制限を解除し、神奈川、埼玉両県からも受け入れると先に発表したが、それでも「行き手がない」ことから、あ受け入れ枠をさらに拡張、「全国どこからでも受け付ける」とした。
しかし、どう考えても、おかしなことをするとしかいえない。九州や北海道から飛行機に乗って接種にやってくるとは思えない。
自衛隊の活動は立派だが、もっと別のやり方をすべきではないか。たとえば、全国の人口の多い都市をキャラバンして回るとか。場所は現地の市区町村が用意するとか、自衛隊がテントを張って接種を行うとか、いろいろあるだろう。
もっと柔軟な発想はできないものか。
(城島明彦)
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