「コロナ慣れによる無警戒感の拡大」は、〝志村けん&岡江久美子の急死による恐怖効果〟が薄れたことが大きい
政府発言、メディア報道のマンネリ化で、切迫感がなくなり、コロナの怖さが感じられなくなった
政府やメディアは、コロナで死んだ人が、どういう症状を呈し、どう苦しがって死んでいったのかを、年齢別に克明に報道すれば、その怖さが伝わるのではないか。
匿名で構わないから、そのリアルな恐ろしさが手に取るようにわかる伝え方を、メディアはなぜしない。
小便の色は変わるのか変わらないのか。変わるのであれば、どのようになるのか。
呼吸が苦しくなる時は、どういう風になるのか。
昏睡状態のように眠ることはあるのかないのか。
食欲はどう変化するのか。
一人ひとり、個人差があるのか。同じような症状になるのか。
苦しみ方はどうなのか。
人流がどうのこうのなどという前に、どういう苦しみ方をして、どういう最期を迎えたのか、その生々しい映像を流し続けたら、コロナの恐ろしさをだれもが理解し、行動を自制・自粛するようになるのではないか。
「酸素吸入」が必要ということは報道されているが、そうなった患者の顔色、心拍数、血液、尿、便などの変化、病状の推移などを、いくつもの実例でこまかく説明したらどうか。
志村けんや岡江久美子が亡くなったときは、家族でさえ以外に触れられないと報道され、そのことが人々に恐怖感を与えたから、無用の外出を控えたり、「3密」を警戒する動きにつながった。
2人をはじめ、コロナの犠牲になった人たちの死を無駄にするな!
日々、何人もの人が死んでいるのだから、家族は無念な思いをしている。
患者が、どういう苦しい目に遭って、無念な死を迎えたのか。
そのことを細かく報道し続けるべきではないのか。
(城島明彦)