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2020/12/27

NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の第37回「信長公と蘭奢待」の不思議発見!

ミステリーを一挙に! 「蘭奢待」(らんじゃたい)という文字の中に「東大寺」と入っている香木

 

 2020年もあとわずか。今日は「蘭奢待の面白い話」の一挙公開で厄落としと参ろうか!

 

▼明智光秀は所詮、脇役

 NHK大河ドラマ「麒麟が来る」も初回の視聴率は19.1%だったが、以後、例によってジリ貧状態で、先週1220日放送の第37回は12・2%とパッとしなかったようですな。

 所詮、明智光秀は主役を張れる人物ではなく、信長・秀吉・家康の三英傑あっての脇役人生ということを実証した形ですかな。

 

 私はといえば、何度か「麒麟が来る」を観たが、次週は絶対見逃せないぞという気持ちにはならず、ほとんど観なかった。

 もっとも、年を取ったせいで、若い頃に比べて仕事のスピードが鈍ったせいで、その分、時間がかかるようになり、テレビを観ているだけの時間がなかったという事情もある。

 コロナ、コロナで大騒ぎの中で、私は部屋にこもって来年1月末に出る単行本『葉隠』の現代語訳の仕事をしてきたが、以前と比べて、体力や仕事の効率が目に見えて落ちていることを実感する日々で、ここにきて青息吐息でやっと一仕事終えたばかりだ。 

 ――というわけで、昨日(1226日)、久しぶりに「麒麟が来る」の再放送を見た。第37回で、その回はたまたま私が好きな「蘭奢待」を扱っていたので驚いた。

 どれくらい好きかというと、以前、「蘭奢待」というタイトルの掌編小説を書いたほどだ。その小説は、今から13年前の20077月に発売された『恐怖がたり42夜』という扶桑社文庫に収載されているが、今では絶版なので、あとで紹介したい。

 

▼「蘭奢待」という名称の魅力と魔力

 実は、『葉隠』の中にも、極めて短い描写ではあるが、「蘭奢待」に触れた次のような箇所がある。現代語訳すると、

 

 「蘭奢待は、東大寺の勅命で封じられた御蔵にあり、藤原鎌足大臣が流木を拾い上げられた名香である。御即位のときに一寸四方を召され、『八重垣』と名を替えられた。削った跡は、また元のようになるそうである。」(『葉隠』第十)

 

 東大寺にある「天皇の勅命で封じられた御蔵」というのは「正倉院」のことだ。

 拾い上げられた名香というのは、人の背丈ほどもあるミステリアスな「香木」のことをいっている。

 これが「蘭奢待」である。

 2019(令和元)年11月に上野の国立博物館で開かれた御即位記念特別展「正倉院の世界~皇室がまもり伝えた美~」に展示されたので、じかに見た人もいるだろう。

 ソース画像を表示 蘭奢待(重さ11.6キログラム、長さ1メートル50数センチ。中空の伽羅〈きやら〉の朽ち木)

 『葉隠』の記述にある「御即位のときに一寸四方を切り取って使った」という天皇が、どの天皇を指すのかは書かれていないが、藤原鎌足と縁が深いのはともに大化の改新を成し遂げた中大兄皇子、つまり天智天皇ということになる。「八重垣」と呼ばれる香木は、これとは別に今も存在する。 

 以後、興味を覚えた天皇や権力者たちが、切り取って火にくべて香を聞いた。

 香は「かぐ」のではなく「聞く」というのである。

 NHK大河「麒麟が来る」では「室町幕府の三人の将軍(足利義満、義教、義政)が切り取った」としていたが、ほかにももっとたくさんおり、以前、ある学者が「38ヵ所切り取られている」との学説を発表したことがある。しかし、どこの誰が、いつ、どのように切り取って香を聞いたか」の全記録は残されておらず、謎が多い。

 

▼『信長公記』の記事によると、信長は一寸八分切り取った

 三月十七日頃に相国寺に泊まっていた信長が、「南都東大寺蘭奢待所望の旨、内裏へ御奏聞の處(ところ)、三月二十六日に勅使二人が了解したとの内容の「院宣」(いんぜん)を伝えに来たと『信長公記』は記している。

 そして信長は、翌二十七日に供の者を連れて奈良の多門山城(たもんやまじょう)へ出かけ、香木「蘭奢待」が届けられるのを待った。

 一方、御所では、二十八日の辰の刻に、御物を収めた正倉院の扉を開いて、保管してあった蘭奢待を収蔵した長さ六尺の長持(ながもち。衣装や調度をしまう家具)を運び出し、多門山城まで届けた。そして、御成の間の舞台で信長に披露するのである。切り取る寸法は、法に基づき、一寸八尺だった。

 そういうことが『信長公記』(巻之七)に書かれているのだ。

  

▼家康は「祟り」を怖れて香を聞かず

 信長以後では、家康、明治天皇が蘭奢待を切り取って香を聞いたことがわかっている。

 しかし、家康は、切り取るだけ切り取ったものの、〝祟りがある〟との噂に怖気(おじけ)づいて、香を聞くことはしなかったと『当代記』という本にある。

 同書を書いたのは、家康の孫の松平忠明(ただあきら)である。忠明は天正十年に家康の養子になっているが、母親が家康の長女亀姫なので、おそらく亀姫あたりから聞いた話であろうと推測できるが、大坂冬の陣・夏の陣に出陣しているので、全くの絵空事とは思えない。要するに、家康が用心深い人間だったことがわかるエピソードと考えるとよい。

 『当代記』(巻三)には慶長七(一六〇二)年六月十日の条に次のように記されている。忠明は、蘭奢待を「蘭麝臺」と書いており、現代語訳すると、次のようになる。

 「同月十日頃、南都(奈良)の蘭麝臺を、内府公(家康)が使いを出して、見たいと御所に伝えたので、勅使が派遣されてきた。その頃、公は、かの蘭麝臺(臺は台の旧字)を切り取りたいとしきりに思われたのであるが、これを切ると余命が短くなるとの言い伝えを耳にされ、思いとどまったのである。蘭麝臺というのは〈をふらん〉という沈香のことである。蘭麝臺は〈無之事〉といわれてきた。をうらんと並んで紅塵(こうじん)と呼ぶ沈紅(じんこう)もある。いずれも勅封蔵(正倉院)に保管されている。」

 「紅塵」は蘭奢待と並ぶ香の双璧とされた「紅沈香」(こうじんこう)のことで、木の色が赤っぽかったからそう呼ばれたと想像できる。それとの比較で、「蘭奢待」の正倉院御物としての正式名称は「黄熟香」(おうじゅくこう)だったから、一般には「黄蘭」(をふらん)と呼んでいたのかもしれない。

 忠明は「蘭麝臺」と記したが、これは単に書き違えただけなのか、ジャコウジカからとる香だから動物性の麝香を連想させる「麝」という字も用いたのはいただけない。「沈香に麝香を混ぜて聞き香した」と誰かから聞いていて、そう書いたのであれば、新たな連想も働かなくはないが。

 『当代記』では、「無之事」という文言が不気味だ。明治末年に編纂された『史籍雑纂』に収載された『当代記』には「無の事」と「レ点」が入っていて「之(これ)を無(む)にする事」と読めるが、「之を無き者にする事」と読めなくもなく、さらに「レ点」を入れずに素直に読むと「無の事」となり、怪奇的な連想が働く。


▼明治天皇と蘭奢待と西郷隆盛

 明治天皇が蘭奢待を切り取ったのは明治十年である。

 明治十年といえば、西南戦争が勃発した年だ。最も信頼を寄せていた西郷隆盛が「西南戦争」を起こして朝敵となったと聞いて、天皇はショックを受けたが、「西郷が死んだ」と報告を受けると、「西郷を殺せとはいわなかった」と胸の苦しみを吐露している。

 そういう心境と蘭奢待を聞いたこととは関係があるのかないのか、そのことは天皇にしかわからない。

 

▼掌編小説「蘭奢待」

(2007年7月発売・城島明彦『恐怖がたり42夜』(第19夜)より

 

 推理作家の村木健吾は、散歩を日課とし、その日も自宅付近の公園を散策していた。いつも小休止するベンチの近くへ来たとき、携帯電話が鳴った。香道(こうどう)の取材を通じて親しくなった松平胡蝶(まつだいらこちょう)からであった。

 「今夜、いらっしゃいませんか」

 胡蝶は、九十二歳の老女とは思えないしっかりとした口調で二度くりかえした。

 彼女との出会いは六年前である。

 小説誌の依頼で、巻頭のグラビア特集を飾る「香道」の記事を村木が書くことになり、その道に詳しい胡蝶からレクチャーを受けたのだった。

 人の好き嫌いが激しいと評判の胡蝶であったが、どういうわけか、村木は一目で気に入られ、以後、自宅で催される茶会や聞香(ききこう)に何度も誘われるようになった。

 香は「聞く」といい、香を使った典雅な遊びが聞香で、室町時代から始まったといわれている。

 胡蝶主催の聞香は不定期に催されていたが、一度だけ中止になったことがあった。そのときの話である。村木は前日から泊りがけで奈良に取材に出かけていた関係で、当日は自宅に戻らずに、直接、胡蝶の家を訪ねた。

 中止になったと知って村木が帰ろうとすると、胡蝶は、

 「どうぞ、お上がりになって」

 と引き止め、茶室に招いて茶をたててくれたのであった。

 「昨日から今日にかけて、私は奈良へ出かけ、東大寺を取材して参りました」

 村木がそう話すと、胡蝶が、

 「それでは、正倉院もごらんになったのですね」

 と身を乗り出すようにしていった。

 村木が大きく頷くと、胡蝶はうれしそうに笑った。

 「あなたとは不思議なご縁で結ばれているようですね。今日、あなたにお話しようとあたくしが思ったのは、正倉院に関係があることなのです。正倉院御物(ぎょぶつ)の『蘭奢待(らんじゃたい)』のことはご存知ですね」

 「詳細には存じませんが、香木(こうぼく)のことですね。何年前かは忘れましたが、『正倉院展』を見に行ったときに一度だけ目にしています」

 「それなら、蘭奢待の隠し文字のこともご存知ですね」

 「はい。知っております」

 「『蘭』という字のなかに『東』が、『奢』には『大』が、そして『待』には『寺』という字がそれぞれ入っているのですね。続けて読むと、東大寺です」

 「何とも神秘的で、謎めいた匂いが漂いますね。そのことを知ったときは驚きました」

「あたくしが驚いたのは、あの宝木(ほうぼく)の長さを知ったときでした。百五十六センチというのが、当時女学生だったあたくしの身長と同じだったからです。もっとも、いまは縮んでしまってそんなにはありませんけれど」

 胡蝶はおかしそうに笑った。

 それからしばらくの間、蘭奢待の話題が続いた。

 「蘭奢待を切り取って聞香したのは、足利義政(あしかがよしまさ)と織田信長、そして明治天皇の三人でしたよね」

 村木が確認すると、胡蝶は頷き、

 「正倉院に保管されている蘭奢待の切り取られた個所に、その三人の名前を書き込んだ和紙の付箋がついていますが、切り取られた個所はほかにもあるということをご存知でしたか」

 「そうなんですか」

 「蘭奢待は皇室の秘宝ですから、誰もが自由に入手できる代物ではありません。切り取るには天皇の勅許が必要です。権力を手に入れた者は蘭奢待に興味や関心をいだいたでしょうが、畏れ多くて切り取れなかったようです」

 「そう考えると、絞られてきますね」

 「徳川家康ではないかという説がありますが、そうではありません」

 「家康でないとすると、いったい誰が?」

 「いまはまだお話できませんが、いつか、お話したいと思います」

 胡蝶がそういってから何年もたったが、胡蝶の口からその話題が出ることはなかった。

 約束したことをてっきり忘れてしまったものと思っていたので、村木は驚いていた。

 村木は聞香の部屋に案内された。聞香の部屋はいくつかあるようだが、その部屋に招かれたのは初めてだった。そこは八畳間で、床の間に由緒ありげな日本刀の大小が飾ってあった。

 行灯(あんどん)のあかりだけが照らすほの暗い部屋にいると、村木は、ふと遠い昔にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれた。

「あたくしに残された時間も限られてまいりました。記憶が薄れてしまわないうちに、いつぞやの蘭奢待の話の続きをさせていただきましょう。これからお話しするのは、あたくしが幼かった頃、祖母から聞いた話でございます。天皇の勅許を得ないで黙って蘭奢待を切り取り、黙ってまたもとの位置に戻したのは、徳川家康ではなく、第十一代将軍の家斉(いえなり)でございました。このことは、どんな本にも書かれてかかれてはおりませんし、誰もいっていないことですが、あたくしは真実だと信じて参りました。

 家斉公は、十五歳で将軍になられ、正室と側室合わせて四十人の女性に五十五人のお子をお産ませになりました。子供の数は、徳川歴代将軍のうち最多でございます。あたくしの先祖の一人は、その側室の一人だったと伝え聞いております。そのお方の話が代々伝わり、あたくしの代まで至ったというわけでございます。

 家斉公は、あるとき蘭奢待の話を聞いて、どうしても手に入れたくなり、天皇に願い出たのですが、勅許はおりませんでした。それでもあきらめられず、東大寺の関係者に金品を渡して蘭奢待をひそかに手元にもってこさせ、切り取ったのです。一度ならずそういうことをされたと伝え聞いております。けれど、どんな理由かは存じませんが、家斉公はその蘭奢待を聞くことはなさらず、『そちが持っておれ』といって、切り取った木片を側室の一人に渡してしまわれたそうでございます。もうおわかりでしょう。その側室というのが、あたくしの先祖にあたる方なのです。お蝶の方でございます」

 胡蝶は、そこで席を立ち、隣室に消えた。

 (不思議な話があるものだ)

 と村木は思った。

 胡蝶が部屋に戻ったとき、黒漆地(くろうるしじ)に蔓草(つるくさ)模様の金蒔絵(きんまきえ)をほどこした茶筒のような器を手にしていた。高さ一二センチ、口径八センチの器で、ふたの中央には徳川家の葵の紋が入っていた。

 「ここに蘭奢待が入っております」

 おごそかにいって、胡蝶はふたを取った。

 紫色の布の上に、約六センチ四方の赤茶けた四角い木片が置かれていた。

 「足利義政と明治天皇は二寸、織田信長は一寸八分を切り取ったということでございます。それを半分に割って使ったそうで、信長は一片を正親町(おおぎまち)天皇に献上したとのことです。ここにあるのも、一寸八分です」

 胡蝶は蘭奢待を取り出すと、村木に渡した。

 (これが、蘭奢待か)

 一国の総理大臣でも手にできない品だと思うと、緊張で体にふるえが走った。

 胡蝶は、着物の胸元に差していた短刀を村木に渡した。

「代々我が家に伝わる守り刀でございます。これで半分に割(さ)いてください」

「承知しました」

 村木が刀身を抜き放つと、風もないのに部屋の空気がびりびりと動く気配があり、それに反応するかのように行灯の炎がゆらゆらと大きく揺れ動いた。

 驚く村木に胡蝶がいった。

 「恐れることはございません。この短刀には霊力が備わっているのです。火と風を呼ぶとの言い伝えがございます」

 村木は心をしずめ、蘭奢待を二つに切り割いた。

 するとまた行灯の炎が激しく燃えさかり、襖に映る二人の影が怪しく揺れた。

 胡蝶は蘭奢待の一片を器に戻し、もう一片を香炉にくべた。しばらくすると、この世に存在するとは思われないような、甘やかで清涼な香りが漂い始めた。

 「これが、蘭奢待の香りなのですね」

 感きわまった口調で、村木が呟いた。

 「あたくしも、こんな品のよいお香を聞いたことはこれまで一度もございません」

 胡蝶が陶然とした表情でいった。

 村木が記憶しているのはそこまでである。松平胡蝶の屋敷はその夜炎上し、胡蝶は焼死体で発見されたのだ。村木は大やけどを負ったが救出され、病院で手当てを受けた。身動きできるようになってから警察の事情聴取を受け、聞香をしていたことを話したが、蘭奢待のことは黙っていた。

 退院して自宅に戻った日の深夜、枕元に胡蝶の亡霊が現れた。

 「ぼくがもっとしっかりしていたら、あなたを死なせることはなかった。どうか許してください」

 村木は床に頭をこすりつけるようにして詫びた。

「何をおっしゃるの。お詫びしなければならないのは、あたくしの方。あなたにこんな大やけどをさせてしまって。本当ににごめんなさいね」

 胡蝶の亡霊は床に正座すると、深々と頭を下げた。

 「どうか、頭を上げてください」

 村木が胡蝶の肩に手をかけようとしたら、亡霊はすうっと立ち消えた。すると、不思議なことが起きた。記憶になかったあの夜の出来事が村木の脳裏に鮮明に蘇ったのである。

 ――あの夜、村木は胡蝶に勧められて香炉を手に取り、蘭奢待の香を聞いた。

 火事場から生還した村木が覚えているのはそのあたりまでで、あとの記憶は完全になくなっていたのだが、それが今、くっきりと思い出せたのである。

 あの夜、村木は蘭奢待を聞き、えもいわれぬ芳香に心身がうちふるえたが、しばらくすると頭がしびれたようになり、手にした香炉を落としてしまったのである。

 拾おうとしたが、体がいうことをきかなかった。胡蝶の体も動かないようであった。気がつくと、あたりが炎に包まれていた。

 胡蝶が苦しげな表情で村木に尋ねた。

 「もしやあなたは、過去に蘭奢待を聞いた貴人のどなたかと深いご縁がおありでは?」

 「お察しのとおりです。これまで申し上げませんでしたが、私は、織田信長を討った明智光秀の直系です」

 「火が騒ぐわけが、それでわかりました」

 気がつくと、あたりが炎に包まれていた。

 燃えさかる炎のなかで、村木は一人の武将が今まさに自刃(じじん)しようとする光景を見たのだった。

「蘭丸(らんまる)、介錯(かいしゃく)せよ」

 と、その武将は叫んだ。

 (信長だ。本能寺の信長だ)

 と村木は呟いていた。

 信長は、腹を割き、血にまみれた刀身を自身の首に押し当て、うめくようにいった。

 「いかなることがあっても、この信長の首を光秀に渡すでないぞ」

 「承知つかまりました」

 「よい匂いじゃ」

 「はっ?」

 「この世のものならぬよい匂いがする。おお、蘭奢待じゃ。蘭奢待の香りぞ」

 信長はそう呟くと、首筋に当てた刀をぐいっと引いた。血潮がどっと噴出し、信長の体がぐらりと傾(かし)いだ。

 「殿、御免!」

 蘭丸は、渾身の力をこめて刀を振るって信長の首を刎(は)ねた。

 胴体を離れた信長の首が村木のすぐ目の前に転がり落ちてきた。

 蘭丸は、その首を腕にかきいだくと、燃えさかる炎のなかに投げ入れ、

 「アーメン」

 と唱えた。そして蘭丸は自刃した。

 ――村木の脳裏に蘇った記憶は、そこまでである。

 この事件があってから、村木健吾は表舞台から姿を消した。

 それから五年。ある夕刊紙の「へんなおじさん」というコーナーに、こんな記事が載った。

 《「自分は、明智光秀の奇襲を受けて本能寺で死んだ織田信長の最後に立ち会った」

 とか、

 「らんじゃたい、らんじゃたいの呪いを知っているか」

 などと意味不明のことを口走って、にやりと笑う、へんなおじさんが松平胡蝶邸跡の周辺に出没するそうな。

 このおじさん、顔が焼けただれていて怖そうに見えるが、危害を加える心配はないようだ》

(城島明彦)

 

2020/12/26

ノストラダマスの大予言「2020 コロナ大王が海を渡り、2021 火の国を闇にする」

ヘンシ~ン! えらいこった、大変身したぞ! そうです、わたしがヘンなコロナです!

 

  いけずやわァ、メリークリスマスの日に政府は「イギリス発の強烈感染力のある新型コロナ」に感染していた帰国日本人5人を水際で阻止したかのごとく発表しはりましたやんか。

 強烈伝染力のコロナ日本上陸、ってか。

 けど、何をノンキなことをいうてはりますのん。

 すでに成田をスルーした強烈菌が関東経由で国内に撒き散らされた後ですがな。

 アフリカ発の異変種も来るそうな。

 

 異変ちゅうか、変身するのは、武田信玄、上杉変身というてな、昔からわかっておるのじゃ。今頃、じたばたしてどげんするか。

 街へ出れば、ちっとも人出が減らないのは「Go To―」などと人手をあおったせいでごわす。

 どげんもこげんもなか。そういう風にコロナを軽視させたのは、政府じゃけえのう。

 

 今頃になって、Go Toキャンペーンは間違いでしたなんて詫びたかて、後の祭りとちゃいますのん。

 

 橋下徹はんやら、そのまんま東はんあたりも、あちこっちのテレビに出まくっては、自信満々の例の調子で、

 「Go Toトラベルが必ずしもコロナ罹患とは結び付かない。証拠がない」

 などと、嘘八百を声を大にして繰り返してはりました。

 Go Toで罹患した人は全国で200数十名というインチキデータを発表したところまでありました。

 

 そういう間違ったGo To安全アナウンスが国民に「コロナ軽視」「コロナなんて大したことない」などと油断する気持ちをどれだけ植え付けたことどすやろ。

 出演料やらコメント料やらもろて、メディアで「害のある適当なこと」をいいまくり、間接的に「人出を促した連中」は、どう責任を取らはりますのん。

 

 どんだけ~え! 政府がどんだけ声を大にしはったかて、繁華街の人出は減るどころか、むしろ増えるなんて現象は、国民のコロナへの恐怖感が薄れているからとしかいえないのとちゃいますのん?

 

 政府はもっと恐怖感を国民に植え付けないといけません。

1999年に世界は滅ぶ」と脅したノストラダムスの大予言のようにね。

 

 京都へのGo Toも、コロナが終息するまでは禁止にしておくれやす

 

  〽京都 大原三千院

 の歌も、それまでは、こう歌っておくれやす。お妊婦さんは、

  〽京都 大腹産前淫

 そうでない人は、大きな声で、さあ歌たっとくれやす。

  〽恐怖 大原さん全員 

 コロナは怖いのどすえ、一億日本総国民は、強く気持ちを引き締めまひょ!

(城島明彦)

2020/12/24

小室某は〝今道鏡〟? 〝令和のラスプーチン〟⁉ 結婚賛成者は「皇室を利用しようとする魂胆」になぜ気づかぬ!

多くの人を見てきた人は、眞子さんの相手を「普通じゃない」と直感で見抜いてきた!

 

 コロナ禍の陰に隠れた感がある「眞子様結婚問題」だが、私は、西村泰彦宮内庁長官の小室某に説明責任を果たせと明言した発言を強く支持する。

 

 そういう発言を長官は24日も繰り返したが、当の小室某は知らん顔だ。

 そう言うこと自体、大問題で、小室某の「皇室軽視」という裏の顔が垣間見えることに、国民は鋭く気づかないといけない。

 

〝知らぬ官兵衛〟を決めこんでいる小室某という人物が皇室の縁者になる資格はない、と私は改めて強調したい。

 

 眞子さんの問題で、しばしば疑問に感じることがある。

 〇上皇夫妻・天皇夫妻は、小室某を心底から〝うさんくさい男〟と思っていないのか?

 〇美智子さん、雅子さんの〝直感〟は、どうだったのか?

 〇眞子さんの言動は、皇室のイメージをダウンさせ続けるだけ?

 〇父秋篠宮は、毅然とした態度で結婚を阻止しないと皇室史に汚点を残すのではないか?

 〇国民に祝福されない結婚をしても、眞子さんは決して幸せになれないのではないか?

 

 人生経験が豊富な人であれば、あるいは、数多くの人に接してきた者であれば、小室某が眞子さんの〝ご学友〟〝婚約者〟として浮上して以後の報道を通じて、その姿・話し方などを一目見てどことなく、うさん臭い奴だこいつは、普通ではないと直感できたはずだ。

 借金問題がどうのこうのという前に、小室某を少しも「おかしい」と思わなかった人は、人がよく、騙されがちな傾向が強い人たちなのではないか? 

 眞子さんは、世間ずれしていない〝超深窓の令嬢〟。したがって、世間を見る目は年齢より未熟で、人の〝あぶない面〟を見抜く眼力、つまり「人を見る目」ができていない。

 

 そういう弱点を逆手に取り、孤独な彼女の心の隙につけ入って、マインドコントロールを企んだのが、小室某である。

 違う表現をすれば、「眞子お嬢さまが、世間知らずなのをいいことに、実態をひた隠しにし、あるいは誤魔化し、甘言を並べ立てて洗脳、騙すことに成功した」のである。

 怪僧道鏡(どうきょう)は孝謙女帝を操り、妖僧ラスプーチンはアレクサンドラ皇后を操ったが、〝マインドコントローラー〟小室某が将来、天皇の義兄として皇室を操らないという保証はないのだ。悪い芽は早いうちに摘まねばならぬ!

(城島明彦)

2020/12/15

「命」は「経済」より重し! やっと発令だ! 肉(経済)を切らして骨(コロナ)を断つ〝Don't Go To キャンペーン〟の始まり、始まりィ! 

歯を食いしばれっ! トコトンやってこそ日本人! 耐えて耐えて耐えまくるのが日本人だァ! 

 

 「全国一斉Go To停止!」

 内閣支持率急落にビビったなどとは、いうまい。

 遅きに失した観はあるが、政府はよく決断した!

 やらないより、やった方がまし ましんがーZ!

 もっと長期間たるべきだが、やらないよりやった方がまし! Z旗を掲げよ!

 

 命あっての物種(ものだね)! こんな基本を忘れるでない

 生きていれば経済を回すことができるが、経済を回して人が死んだら意味がない。

 

 「全国一斉Go To停止!」

 ただやればいいってもんじゃない!

 ただやるだけなら、やらない方がまし‼

 復唱!

 ただやるだけなら、やらない方がまし‼ ましんがーZ!

 

 ほしがりません、ごちそうは!

 行きたがりません、観光地へは!

 足を運びません、繁華街には!

 群れたがりません、飲食店では!

 

 徹底! トコトン! 忍! ガマン! 

 浮かれるな! 油断厳禁! 辛抱だ! ガマンだ! 忍耐だ! 

 

 疑わしきは断て、旅行・外食・歓談! 

 疑わしきは禁止せよ、三密徹底!

 疑わしきは受け入れるな、水際対策! こいつも忘れるな!

 さあ、皆さんご一緒に! 「Don't Go To音頭」を歌いましょ!

 ひたすら耐える! 

 浮ついた気持ちがあったら、病院崩壊! 死者続出! 日本沈没!

 

 Withコロナなんて、馬鹿なこと、いうでない!

 コロナ撲滅! コロナ絶滅! 

 そう思わないで、どうしてコロナに勝てる!

 思うだけじゃ効果はない。

 有言実行! 撲滅対策 、トコトン実施

 だんだん労組のスローガンに似てきたから、もう止める! 

 

 東京五輪で勝つ前に、コロナに勝って日章旗を世界に掲げよ!

 一億日本人、コロナ撲滅総決起だァ!

(城島明彦)

2020/12/13

〝コロナ特需で超繁忙〟のアマゾンのトップに言いたい! 梱包が雑になってきた! 本数冊を裸のまま封筒に入れて送るとは!

本はビニールで包んでから箱に入れるか、せめて本が動かないようにしろ!  それが企業の良心というものだ

 

 

 商品が動かないようにきちんと梱包・ボール紙に固定するという商品が結構多い半面、こういう極めて雑な梱包もあるのだ。

 

 利用者は、丁寧な方の梱包の商品を送られたら、そういう心のこもった扱いをするのがアマゾン流のやり方なのだと思い、信頼を寄せ、企業姿勢を称賛する。

 だが、そうでない商品もあると知った時点で、信頼は失望へと変わる!

 アマゾンの経営陣は、このことを忘れているのではないか!

 忙しくなればなるほど、商品が売れれば売れるほど、商品や梱包を丁寧に扱うよう心がけるのが、一流の企業精神というもの! 

 

 アマゾンは、受注から発送・到着までの早さと梱包の丁寧さを売り物として、高成長を遂げ、ここにきて〝コロナ特需〟で売り上げが急増し、人手が足らなくなって「商品の扱いが雑」になり、利用者に不快な思いをさせることが増えてきた

 

 同社はロボットを導入して商品発送をスピード化してきたが、人がゼロというわけにはいかない。

 ところが、コロナ特需で肝心の人が不足し、急募アルバイトの教育が行き届かなくなっているのではないか。

 

 加えて、「経費節減」のために、梱包を雑にしているという由々しき問題が浮上している。

 私が買った商品の実例でいうと、本の梱包が特にひどくなっている

 異なる本4冊を日本郵便の封筒にそのまま放り込んで送ってきた。

 

 その前に2冊送ってきたときは、郵便受けに入れてあり、封筒の中央から手前に折れ曲がった状態で入っていた。

 中を開けると、裸の状態。

 しかも、封筒の上の端が開いており、雨が吹き込んだりすれば、本は濡れてしまう。

 

 あまりにも無神経なので、カスタマーセンターに電話して、商品をきちんと扱えと文句をいったが、そういうことは過去にも何回かあった。

 しかし、改善されていない。

 

 一言でいうと、「商品に対する愛着が感じられない」ということだ。

 少なくとも、本はビニールに入れてから封筒に入れるのが常識!

 

 同じ商品を買っても、梱包場所(梱包発送を行う工場・倉庫のある場所)によっては、商品をとんでもなく荒っぽく扱っている。

 梱包する場所によって、ビニールでの梱包を省略している工場があることが、以前、アマゾンに聞いてわかっている。

 つまり、同じ商品を買っても、アマゾンのどこの工場で、そして誰が商品を梱包したかによって、きちんと梱包されたかそうでないかの差が生じるわけだ。

 扱う工場・倉庫の違いや扱う人間の違いによって、梱包の仕方がバラバラ。

 手抜きの理由はハッキリしている。原価を低く抑えようとするためだ。

 そこからかんじられるのは、利用者の心情より利益優先という企業なのだとではないかという悪印象

 

 商品の種類の違いによって、梱包状態に「運・不運が発生」「バラつきが生じる」というのは大問題。

 サービスは、平等でなければならない。

 サービスには、心がこもっていなければならない。

 大企業になればなるほど、そうあるべきことはいうまでもなかろう。

(城島明彦)

2020/12/12

政府がやってることは、またまたGote Gote(後手後手)や!

ダイヤモンド・プリンセス号でいきなりドジを踏んだ経験が、ちっとも活かされてへんがな

 

 即断即決、先手必勝! 

 さっさとGo Toを中止せんかいな。

 中途半端が最悪の事態を招く!

 

 五輪開催問題でもそうだったが、希望的観測に走りすぎる

 最悪の場合を想定して、そうならないように手を打つのが、危機管理の基本だよ。

 安倍も森も小池も、コロナをなめてかかり、コロナの先が読めずに「東京五輪中止はない」と言い切っていた。

 

 アホ! ドアホ!

2020年は中止、2021に延期」であって、今年は中止になったじゃないか。

コロナのメドがつくまで中止」という言い方をすべきだった。

「台風が来るので明日の運動会は中止します。いつにするかは改めて通知します」

 子どもの頃から、「中止」という言葉はそういう使い方をしてきたが、いつの間にか「中止」と「延期」を使い分ける妙な時代になってしまった。

 こういう先の読めない連中が、国や都の政治の舵(かじ)を握っているのだから、「日本経済も高成長」という眼がビックな目は、いつまでたっても出てこないわけだ。

 

  〽 どんぐりコロナコロナ どんぶりこ 

    小池にはまって さあたいへん

 

 Go Toは経済効果があったってか?

 金をばらまいたんやから、拾いに行くわな。

 

 犬が西に向きゃ、尾は東。人が集まりゃ、コロナ陽性!

 何千人にコロナを感染させ、死ななくてもすんだ大勢の人を死なせて、何が経済効果や!

 

 ウィズ(With コロナ)か、ウィズアウト(Without コロナ)か、だって?

 両刀づかいは、止めてけろ!

 

  〽 (すが)る海峡 冬景色

 

 菅さんじゃあ、先が見ないということか?

 

 おいらは体調も悪く、仕事も忙しいので、今日はこれまで。

(城島明彦)

2020/12/11

コロナで暗い世の中に一条の光? 松坂桃李と戸田恵梨香が電撃結婚、ってか?

西川きよしは眼がビック! 西郷隆盛は目ン玉も金玉もビックで、ああ、びっくりした!

 

 桃李って変わった名前だね。

 もっともっと、たけもっと! ピアノ売ってちょうだい、そのと~り!

 

 かつて「別に」といって〝袋叩き〟にあったのは、別のエリカ様。こちらの恵梨香様は明るく爽やか。

 その戸田恵梨香が「貧乳と巨乳、どちらが好き」と桃李に聞くと、「貧乳」と桃李が答えた、いわゆる「貧乳ネタ」が一部で受けている。

 そこで、おいらもギャグでお付き合い。

 

  かあちゃん、貧乳。

  ばあちゃん、頻尿。

  娘、豆乳購入。

 

 う~ん、イマイチ。体調が悪いから、ギャグも冴えましぇ~んカムバック、ってか。

(城島明彦) 

2020/12/10

宮内庁長官が小室氏側に説明責任を果たせと苦言を呈したとの報道があるが、皇室の権威も地に堕ちたものだ!

秋篠宮への好感度は間違いなく落ちている

 

 どこの馬の骨ともわからぬ男との結婚を推し進める秋篠宮・眞子親子は、少なくとも、皇室を尊崇する国民の気持ちを逆撫でした。

 考えたくもないが、天皇に万が一のことがあったら、秋篠宮が後継天皇となる。

 そうなったら、圧倒的多数の国民は歓迎するだろうか。

(城島明彦)

 

2020/12/06

安倍は「桜を見る会」の虚言で〝ァヘアへ〟、菅は経済・コロナ両立強行で人気離散し、〝スカスカ〟だ! 

経済もコロナ対策もって、世の中そう甘くはないちゅうの!

 

  医者が「人の移動はダメ」と警告しているのに、「Go Toキャンペーン」を続ける菅首相

 アクセル全開しながらブレーキ踏み込んだら、ドリフト走行になってしまいますがな。

 このおっさんでは、日本は早晩パンクするな。

 カナダはバンクーバーで、日本はパンクーバーってか。

 

 おいらは1月新刊の本のゲラチェックで青息吐息。

 換気が大事なんちゅうもんだから、窓を開け、それを忘れて寝たおかげで、風邪ひいた

 もしかしたら、コロナかも? そんな不安が頭をよぎる。

 ♪よぎるよ、今夜もありがとう~

 ああ、しんど。シンドバッドの大冒険でございます。

(城島明彦)

 

 

 

 

2020/12/02

マスクしてもコロナ陽性者が出るのはなぜか⁉ 感染原因は別のところにあるのではないのか⁉ 

おかしいと思わないか。政府も医師も、固定観念に囚われていやしないか。

 

 良識ある人は、

  ①マスクをつけ、

  ②「3密」を避け、

  ③手洗いやうがいを励行し、

  ④室内などは消毒したり、換気を行っている。

 会社・店なども、同様だ。

 

 誰もが神経質なくらい、気を使っている。

 なのに、感染者は減るどころか、どんどん増えているという現実。

 おかしいではないか。

 

 どこで、どう感染しているのか。

 単なる飛沫感染というだけではないのではないか。

 どういう状況に置かれたら感染するのか、もっと具体的に詳しく発表できないのか。

 

 もう一度、よく考えてもらいたい。

(城島明彦)

 

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