曲名がわかるまで60年! やっとわかった! 調べ方が悪かっただけなのか?
1914年作曲のされた比較的有名なジャズヒットナンバー「That’s A Plenty」
♪ ゆうべのことはァ もういわなァいで~ ってか
ゆうべは、しゃぶしゃぶ用の牛肉600グラムがスーパーで半値になっていた。
時刻は夜の8時半ごろ、当然だな。
しかし、赤札に目のないオイラの目が吸い込まれ、つい買ってしまい、焼き肉にして一度で全部ペロッと平らげてしまった。
何とも浅ましい限りで、さすがに苦しくなった。
鬱を直すには少しは効果があったかもしれない。
♪ 美しい十代 あ~あ~ 重大
ゲフッ! 無芸大食。オイラの自慢は、それだけしかにゃあでなぁ。
昨日は日曜日。
都はるみの「あんこ椿は恋の花」じゃないが、
♪ 三原山から噴き出す煙 北へなびけば思い出す ってか
ユ~ウツじゃのう。
いくらか症状が改善したような気もするが、まだまだ死にたい気持ちがおさまらぬ。
「死んで花実が咲くものか。死んじゃいや。私のために生きて!」
と、すがりつく美しい女もおらず、一人寂しくこく屁音一発高らかに、うへっ、くっさ!
♪ へいへいほ~ へいへいほ~ 与作~ゥ
という情けない日々でございます。
もう少し高尚に生きなければ、心はボロボロでも、聞くはボロディンの「韃靼人(だったんじん)の踊り」だったんじゃ、いやラベルの「ボレロ」か。我ながら、ダジャレのラベル、いやレベルが低すぎるのう。
とボケつつ、
♪ ボロは着てても心は錦~ ってか
「ボレロ」がダメなら、ひっくり返して「ボラレ」はどうだ。
♪ ボラーレ ボラーレ
♪ Vlare Vorare ボラレてしまって、へい、なんぼ
マンボがナンボのもんじゃ、難波(難波)のおっちゃん笹もってこい!
わたしや、今日も今日とて万歩計を腰に、マンボ踊りながら運動してるんである。
♪ ラララララララ マンボ バカン(Manbo bacan) とくりゃあ、イヤン、馬関といわねばなるまいってか
♪ マンボ イタリアノ(Manbo Italano) ヘイ マンボ
――そんな鬱状態から脱すべく、オイラはふと思い立って、中断していた「曲名探し」にまたトライしただよ。
ひとつは「ジャズ」であります。中1か中2のときに聞いていたラジオ番組の冒頭に流れるズージャの曲名が知りたい。
ディキシーランドジャズ、スイングジャズの名曲を片っぱしから当ってみましたぞな、もし。
1960年代から1950年代、1940年代、1930年代、1920年代と時代を遡って調べたが、それらしいのは見つからず、青山でジャズの店を経営している友人に、その曲を歌って聞いたが「知らない」という。
スタンダードナンバーとなっている有名な曲「Sing,sing.sing」に似たようなフレーズがあったので、もしかしたら、その個所をアレンジしたのではないかと考えた。
その個所は、
Sing,sing,sing,sing,everybody start to sing
Now you’re singing,with a sing
に続く次のところ。
La dee da,ho,ho,ho,dee
いや、よく似ているが、やはり違う。
そう思って、以後、諦めていたが、昨日、改めて調べてみたら、あっけないくらい簡単にわかった。
You tubeのピアノロールで見つけたんや、ワシ。
That's a Plenty - Arranged for 4 hands Piano - Piano Roll and Waveforms(4:29)
これや、これや! 高橋是清や。これやったんや。今年の6月1日にアップしてあった。
That’s A Plenty
これですがな。
60年探しまくっていたのは、これですがな。オイラのイメージに一番近いざんす。
ちょっとニュアンスが違うのが、アメリカ人が2015年7月10日にyou tubeにアップした次のピアノのディキシー風自動演奏。
That's A Plenty-Dixieland Jazz (2:23)
曲名がわかったので、ジャズバンドの曲を調べてみると、演奏パターンがいくつかあって、ドラマソロから入るパターンでは、探していた旋律は途中で出てくる。
ベニー・グッドマンの演奏も以前、調べまくったが、オイラが探していた旋律が冒頭で流れるパターンではなく、くりかえし流れないので、違うと思い込んでいた。
消防士の格好の「Firehouse Five Plus Two」が演奏するディキィシー風味(Dxieland Favorite)のThat's a Plentyは、冒頭からピアノのその旋律で入っているが、これは2018年7月28日にyou tubeにアップされたもの。
That's a Plenty · Firehouse Five Plus Two
もっと早くアップせんかい!
That's a Plenty が作曲されたのは1914年、第一次大戦の年だ。
作曲者はLew Pollack(ルー・ポラック)。
オイラは第一次大戦までさかのぼらなかったから、わからないのは当然だったが、オイラが調べまくったときは、you tubeには曲の途中に「その旋律らしきものが入っている」ラグタイムピアノのものが一曲あるくらいで、ほかにはオイラの記憶にあるピアノから入るものは、まったく世界にUPされていなかった。
ところが今は、いっぱいアップされており、なかには中学生のブラバンのものもあれば、自衛隊の演奏もあったりする。
クラリネットの有名奏者ベニー・グッドマンは、1980(昭和55)年に来日し、武道館で演奏している。この曲も入っていたが、中学生のときに聞いた冒頭からピアノが際立つアレンジではなかった。1928年演奏もレコードで聞いていたが、ピアノが押され気味で、オイラの記憶にあるものとは全く違っていた。
2014年11月29日にアメリカ人らしい人がYou tubeにUPした下記のものがあるが、オイラが調べたのはそれ以前ということになる。
That's a Plenty! by Lew Pollack for Trumpet Quartet(1:52)
だが今回、you tubeにあった下記の演奏曲はアメリカ人が2007年8月19日にアップしており、オイラは見落としていたということになる。なんのこっちゃ!
Roaring 20s. :Ray Miller & His Orch. - That's A Plenty, 1929
ドイツのジャズクラブで演奏され、2013年1月23日にアップされているもあった。
Dutch Swing College Band plays "That's A Plenty" (4:57)
これも、冒頭からオイラが探していた旋律で始まっている。なんのこっちゃ!
しかし、このスィングジャズバンドには、ピアノは入っていないが、探していた旋律は見つかったはずなのに……。
残念無念、オイラの目は節穴だったのだ!! オッパッピィー!
2018年6月6日にアップされた下記も、ドラムで始まってはいるが、オイラの頭にあるイメージに比較的近い。
That's A Plenty (Bonus Track) · Big Bad Voodoo Daddy
これでオイラも、安心してあの世へ行けるというもんだ。
それにしても、作曲された年が、ヒットナンバーの、
シング・シング・シング 1936年
イン・ザ・ムーン 1938年
A列車で行こう 1941年
テイク・ファイブ 1959年
と比べて、「ザッツ・プレンティ」の1914年って、あまりにも古すぎるやないか。
そこで川柳を一句。
古すぎや パンティよりも プレンティ
プレンティって、「満足」っちゅうて意味なんやで。
(城島明彦)
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