小池〝ゆりっぺ姐さん〟知事の「東京アラート」(発令・解除)の怪! 19人はOKで20人はNGと〝多数決〟でいいのか!
ハイ、点灯! ハイ、消灯! 都庁やらレインボーブリッジを赤く染めて、ゆりっぺ姐さんは人心を弄んでいるのか!?
日の丸の赤つけて! 赤 つけないで、赤 つける!
日の丸の赤 けして! 赤 つけないで、赤 けして!
日の丸といえば、いわずと知れた東京五輪!
今の日本には 「東京五輪開催、辞退!」といえる蛮勇が必要だ!
これがホントの蛮勇引力の法則なんちゃって……。
いずれにせよ、コロナのおかげで露出度が急増し、都知事選への格好のアピールとなったゆりっぺ姐さん は、どうみても、
「コロナ様様」
だわな。
刻々と接近する「都知事選」に、有力な対抗馬が出てこないことがわかって、しかも自民党が推薦してもいいよといったことから、ゆりっぺ姐さんにも現職の余裕が出てきた。
それ以前のゆりっぺ姐さん は、武漢でコロナが発生し、東京湾内の〝さまよえる豪華クルーズ船〟のなかが上を下への〝コロナ狂騒禍〟に陥ったときにも、「東京五輪の中止はない」などとノーテンキに強弁しまくるなど、まったく先が読めない弱点をさらけ出し、「政治家の資質としていかがなものか」と思われた。
「初めに五輪開催ありき」に凝り固まっていたために、五輪を強行開催の場合、一年先送して開催する場合、二年先送りして開催する場合、開催そのものを断念する場合……といった考えられるあらゆるケースを、コロナが世界でどうなっているかとの予想(こちらも、さまざまな場合がある)と重ねて想定し、さまざまな角度から分析したうえで、自身の考えを述べるという「リスクマネジメント」がまったくできていなかった。もっとも、IOCやJOCも同様だったが。
しかし、ゆりっぺ姐さんは、築地市場移転騒動で鍛えられたせいか、したたかだった!
コロナ騒ぎでは、先手先手を打つという大胆な手法で国民を安心させるというようなことはできなかったが、政治家として敏腕であるかのようにパフォーマンスして見せた。
「東京アラート」なんて、まさにその典型だ。
赤つけて! 赤つけないで、赤つける!
赤けして! 赤けさないで、赤つける!
ゆりっぺ姐さんの頭のほとんどを占め続けているのは、
「都知事選を勝ち抜くために、いかに失点を少なくするかというイメージ戦略」
だけだ。
前回都知事選での、
「野心を露骨に顕示しつつ、利用できるものは何でも利用し、あおるだけあおる」
というメディア的劇場型パフォーマンスをやりまくって当選し、知事になって以後の築地市場の移転問題、五輪問題、新型コロナ問題を通じていえるのも、やはり同じ手法。
しかし、それだけでは都民人気が続かないから、ときどきデッカイ花火を打ち上げた。
――そういう観点に立てば、「東京アラート」などと称して、都庁やレインボーブリッジを赤く点灯させ、都民の評価がイマイチとわかると「ハイ、おしまい」とする、ゆりっぺ姐さんのもくろみが読み解けるだろう。
まぁ、そうはいっても、猪瀬直樹・舛添要一という前の都知事のデタラメぶりに比べたら、よくやっているとの印象は確かにある。
東京五輪も、ここにきて〝予算ケチケチ作戦〟に移行せざるを得ない状況に転じているが、
「日本としては、忍び難きを忍び、耐えがたきを耐え、東京五輪開催を辞退したい」
という決断だってあるのだ。
ただし、「後年に改めて日本で開催する」という約束を取り付けるのが不可欠だが、コロナは今やアフリカ全土に拡散中という非常事態に突入しており、WHOの「終息宣言」がいつ発せられるのかは、まったく読めない。
「オリンピック憲章」の精神に則るなら、
「東京五輪は、世界から完全にコロナが消えた状況下で開催すべき」
だが、「初めにオリンピック開催ありき」で金を使いまくってきた五輪関係者らは、自分らに都合のよいように、
「規模を縮小し、参加人数も少なくして、金のかからない小さな五輪のお手本にする」
などと言い出した。
一見、〝美談っぽい〟が、とってつけた屁理屈といわずして何といおう。観客のいないプロ野球、大相撲、サッカー……甲子園での高校野球大会も含めて、「それでも、やります」という妙な主義主張を、あたかも〝美談〟であるかのように、あるいは「コロナと共生する時代の新提案」であるかのように、もっともらしく報道したり称賛したりするのは、どこかおかしいのではないか。
耐えるときには、とことん耐え、徹底的にガマンすることで一日も早く日本からコロナがなくなるようにし、と同時に、先進国日本として他国、とりわけアフリカなどの発展途上国でのコロナ撲滅にも国家として尽力して初めて、世界中の国々から、心を込めて、
「ありがとう日本! 東京五輪の成功に我々も力を貸したい」
といわれるようになるのではないか。
これまでに使った巨額の金がパーになってもいいじゃないか。
「東京五輪、辞退! 世界中の国からコロナがなくなるまで、われわれ日本人は五輪開催を控える!」
といった大胆して勇気ある発想・発信こそ、低迷して久しい日本の「新たなる大躍進」への門出になるのではないか。
(城島明彦)
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