〝小池パフォーマンス百合子〟の「東京アラート」の発令・解除の判断ミスがコロナ増殖を加速させた!
優先度トップは何か。 コロナ撲滅か!? 経済活動か!? 小池は選挙運動を最優先した!
小池都知事が「東京アラート」の開始時・終了時のタイミングを誤ったことは、都が日々発表している感染者数および感染者数推移表をみれば一目瞭然。
小池はクールにふるまっているが、内心あせりまくっているはずだ。
しかし、小池は、したたかだ。
小池には、現役というアドバンテージがある。前回の都知事選での〝パフォーマンス過多〟で叩かれまくった経験に学び、また現役知事という知名度の強みで他候補に水をあけている余裕も手伝って、今回はパフォーマンス過多と思われないように気をつけている。
コロナで発表会見をすれば、それが選挙運動につながるわけだから、ウハウハだ。小池百合子は、テレビ映りを計算しながら、しゃべっている。TVキャスター時代の冷静さを思い出し、あたりさわりのないことを卒なく伝えてさえいれば、それで都民の好感度は維持できる。
が、選挙運動開始が迫ってきたとき、「パフォーマンス好き」という悪い癖が出た。
都庁やレインボーブリッジを赤く点灯させるという例の「東京アラート宣言」だ。
「またコロナをパフォーマンスに利用しているな」と私は思ったものだ。
「緊急事態宣言」もそうだったが、「東京アラート宣言」の時期も「絶妙のタイミングだ」と受け止めた都民がどれくらいいただろうか。解除されたときも同様で、「これから増えてくるんじゃないの」と首をひねった都民が多かったのではないか。
小池パフォーマンスの一端は、〝みどりの党結成から騒ぎ〟以来の小池カラー「エコグリーン」が入った都の作業服を意識して着用して記者発表に臨むなど、イメージ戦略による選挙効果をしっかり計算している。
小池百合子は、前回と違って余裕しゃくしゃく。よほどの事件でも起きない限り、番狂わせは起きず、小池が当選するだろう。
何度落ちてもしゃしゃり出てくる宇都宮健児の神経もおかしい。弁護士としては立派な人であるが、今ひとつ魅力が感じられない。多くの都民がそう感じているのではないか。青島、石原という過去の都知事のような〝実績よりパフォーマンスを好むタレント型人間〟でないと、都民が物足りなくなってきており、都知事本来の地味な都政を受け入れないという時世の流れあり、そういうことを考えると、宇都宮健児ではダメなのだということに革新政党が気づこうとしないところにも大きな問題がある。
スパコンを「二番じゃダメなんですか」といった頭脳レベルの蓮舫が、なぜ国会議員でいられるのかをよく考えた方がよい。むしろ、蓮舫が都知事選に出ればよかったのではないか。なぜこういうダイナミックな発想が野党連中にはできないのか。
〝カピバラ顔〟の立花孝志はNHKに盾つきまくってきたと思ったら、ホリエモン新党とくっついたり、得体が知れない親父だ。単純そうに見えて不気味な親父だ。
「ホリエモン新党」は、得体が知れない。ホリエモン自身がなぜでないのか。遠隔操作好きなのか。
日本維新の会は、なぜ都民が知りもしない熊本県副知事を擁立したのか。大阪府構想を実現したいなら、橋下徹御大が出るべきだった。都民も面白がって、小池に大差をつけて当選できるだろう。
橋下徹も、テレビでぺらぺらと余計なくだらない論評をまくしたてていないで、日本のために一肌脱いで、まず東京を変えてみたらどうなんだ!! そこで実績を上げたら、総理大臣の椅子だって視野に入ってくるのになァ!
山本太郎も、「面白い」と思わせるが、まだまだ小粒。都知事にしたいとまでは思わない都民がほとんどだろう。何票集まるか。それが楽しみだ。山本も、票数を見て自身の評価を考え、今後の役割を決めなければならない。
その他の候補者は、毎度のことながら、何をやるのかよくわからない〝泡まつ候補〟ばかり。どうして立候補したのか、有権者に理解できない者ばかりだ。少なくとも、誰かに「その心意気やよし!」と思わせるものがなければ、意味がないだけでなく、人々を不快にさせるだけだ。もっとも、そういうことを考えられる頭脳があれば、立候補していないだろうが。
金の力を盲信して小判をばらまきまくっている〝平成の紀文〟前澤友作は、なぜ都知事選に立候補しなかったのか。自分のフォロワー数を上げるために金をばらまくようなくだらないことをするより、都知事選に出れば、自分をどれだけ支持してくれている者がいるか手に取るようにわかったはずだ。そういうことをしないで、ああだこうだというのは、ただ御託を並べているに過ぎない「取るに足らぬちっぽけな人間」だと証明したようなものだ。
紀文は、和歌山のミカンを江戸に運んでぼろ儲けした江戸時代のバブル商人紀伊國屋文左衛門の略称だ。大口を叩いていた紀文の末路は、銭をばらまきまくった挙句、野たれ死だ。
舛添要一にも一言。文句がいいたかったら、なぜ都知事選に出馬しなかったのか?
テレビに出たがり屋で、知り合いに頼んでワイドショーにゲスト出演して、コロナ対策など都政を「ああだ、こうだ」と批判したり、「自分が厚労大臣だったときには、どうこうした」云々と、いいたくて仕方がないらしいが、そんなことをいう資格は舛添にはない。
都知事選に出て、自分の言いたいことをなぜいえぬ。支持者の数がきちんと示されたはずだ。出る勇気もないくせに、二度とメディアに顔を出して、偉そうな口を叩くな。また、そういうインチキ臭い奴をテレビに引っ張り出して、べらべらしゃべる機会を与えるテレビ局のディレクターやプロデユーサーの清廉潔白度にも疑問符がつく。どういう精神構造をしているのだか。自身が犯した「チンケな金や物を私物化して都知事を棒に振った」という屈辱的な出来事を恥じて恥じて恥じまくり、雌伏して人格を磨き続けるという行動が、なぜとれぬ?
さて、コロナについてだが、都の対策は全国道府県の指標となっている。それだけに、正確さと慎重さは必須で、都民の共感が重要だ。 都が単独で勝手な対策を打てるわけでなく、国・政府の意向に従い、国が許容する範囲で都のコロナ対策を打ち出してきたことはいうまでもないが、「緊急事態宣言の発令と解除」「東京アラートの発令と解除」は都が、つまり小池都知事がイニシアティブをとって行ったのだから、その「発動・解除のタイミングの判断は小池都知事の胸一つ」だった。
都知事選は、コロナ対策も大きな焦点になっている。その点、自民推薦を断り、街頭演説はやらず、ネットでの演説にするといえるくらい余裕がある小池百合子だが、果たしてそうか。
かつて「街頭演説など一切しない」と宣言して都知事に当選した先例をつくったのは青島幸男だが、こいつが実にいい加減だったことは、都庁に勤めていたものは早くからそう思っていたが、一般人は青島が都知事を辞めてからわかったことだ。
青島は、芸能人など〝マルチな別の顔を持つ人間〟という知名度の高さを、「選挙運動しないというパフォーマンス」として巧みに利用した戦略で都知事選を勝ち抜いたが、小池百合子もやり方こそ違うが、青島流に通じるものがある。
はてさて、「東京アラート」の〝小池パフォーマンス百合子〟を、果たして都民は評価しているのか。
選挙結果が楽しみだ。
(城島明彦)
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