家訓・遺訓を知らずして、戦国武将の好き嫌いを論ずるなかれ!
誰が好きかで、その人の性格・考え方・処世術がわかるのが「武士の家訓」だ!
テレ朝が、本日(4月27日午後7:00~9:54)、「禁断企画」と銘打って「日本人が本当に好きな戦国武将総選挙」という番組をやるようだが、どういう基準で選ぶのか!?
AKBの総選挙あたりにあやかろうという魂胆か。
あおるに事欠いて「禁断」とは、どういう趣向か!?
禁断症状の「禁断」か? 「クスリをくれ」という中毒患者のうめき声か?
アダムとイブが禁断の木の実(リンゴ)を食べてエデンの園を追放されたという、あの「禁断」か? 食べるとヤバいことになるという意味なのか。
いずれにしろ、意味がようわからん!
「国民10万人がガチ投票!」というキャッチまでついている。
10万人程度で、「禁断」云々というところがしみったれている。
同じ吹くなら「100万人がガチ投票!」ぐらいやったらどうだ!
いや、どうせ吹くなら「1000万人がガチ投票!」の方が景気がいいぞ!
いやいや、「コロナもぶっ飛ぶガチ投票!」でどうだ!
それはさておき――
生きるか死ぬかの戦国乱世に名将あり、知将あり、徳将あり、謀将あり。
いくさ上手か、統率力か、器の大きさか、駆け引き上手か、民の人気か、知略の巧者か、文武の達人か……。
「武士の家訓」には、人生を勝ち抜く秘訣満載されている!
父から子へ、子から孫へと伝えた「武士の家訓」は〝処世術の宝庫〟だ!
命がけで身につけた戦国武将の貴重な教えが、箇条書きの短い文章から手に取るように伝わってくる。
徳川家康、豊臣秀吉、織田信長、武田信玄・信繁、上杉謙信、伊達正宗、今川義元、徳川光圀(水戸黄門)、徳川吉宗、藤堂高虎、毛利元就、北条早雲、島津斉彬、島津斉彬、加藤清正、黒田如水(官兵衛)・長政、上杉鷹山、徳川斉昭……
彼らが乱世を勝ち抜いた〝秘訣〟に「家訓」あり。
父から子へ、子から孫へ、孫から曾孫へ……果てしなく受け継がれ、「家訓」を守った家は栄え、「家訓」を破った家は衰退ないしは滅亡した例が多い。
(4月16日発売/本体価格1800円--と、ちゃっかりPR)
(城島明彦)
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