恒例の「綴り方狂室」は「クラシック音楽の作曲家」なのら!
年末から正月、趣味が高尚ですまんのう
今年も、残すところ、わずかじゃのう。
どこで鳴らすか鐘の音(ね)が、陰にこもってゴーン! カルロス・ゴーン!
Gone With The Wind!
ヘックション! 風邪とともにセリーヌ!
街のどこかでジングルベルの鈴の音が。
♪サイレン無いと ホラーナイト
歌声も高らかに、凡才パカポンと鈍才ぽこぺん登場。
「わしの頭はボッケリーニ。小便すれば、あっちこっちへドビュシー。ついでにウンコも」
「便の状態は?」
「ショスタコビッチ。おかげで、ケツのまわりはベートーベン」
「ところで、ご飯はマーラー?」
「まだだよ」
「ショパン(食パン)がいい? 元関取がやってるチャイコフスキー(ちゃんこ好き)?」
「もつ鍋はどうだ。おうちにモーツアルト?」
「少し傷(いた)んでヘンデルだけど、あるよ。ハイ、ドンぞ」
「いつもシューマンのう」
「このバッハ者が。シューマイ蒸さずに、娘のブラジャー蒸してどうする?」
「それしきのことで、さっ、さワーグナー(騒ぐな)! これがホントのブラームスだい。チャンチャン!」
――おあとがよろしいようで。
(城島明彦)