« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019/12/29

年賀状を書く気力・体力がないので、今年は欠礼致します

 憎まれ口や軽口ばかり叩いているうちに、だんだん年をとった。

 特にここ数年は、めっきり体力も気力も落ちてきた。

 

 というわけで、今年は賀状を書く元気がない。

 賀状のやり取りをしている親戚、友人、知人の皆さま方、

 そういうわけで、2020年の年賀状は出せませんので、悪しからず。

(城島明彦)

 

 

 

 

2019/12/20

90歳に手が届く恩地日出夫監督は「ジジババ映画」を一本撮るそうだ

世間のジ~ジもバ~バも、負けずにしっかりせんかい!

 

 先週の土曜日(1214日)、成城学園まで出かけて行った。

 成城学園前駅のすぐそばにある古いビルの2階にある中華料理店「桂月」で開かれた「東宝助監督OB会」に出席したのだ。

 

 私は、物書き専業になる前はソニーに勤務していたが、その前は東宝で映画の助監督をしていた。

 といっても、わずか3年間だが、それでも「OB」とみなしてもらって、毎年、「忘年会のお知らせ」の往復はがきが届く。

 

 以前は、「東宝監督会」という集まりが別にあったが、東宝が自社では映画を作らなくなって、専属監督になる者が出なくなり、すでに監督になっていた人も高齢となって死去したりして人数が減ってしまったので、「東宝助監督OB会」という集まりに一本化したのだ。監督になる前は助監督だったというわけだ。

 

 しかし、その「東宝助監督OB会」も年々、高齢化が進み、全員70代を超えてしまい、鬼籍に入る人も増えている。

 そんなわけで、今年の参加者は9名しかいなかった。

 

 最高齢は谷清次さんで、自分は90歳だといい、

 「73歳のときからオペラを習い始めたので、声がよく通るようになったし、耳もいいから人の話し声もよく聞こえる」

と胸を張っていた。

 

 次いで恩地日出夫さんは1933123日生まれ。ということは、もうすぐ87歳だが、

 「この歳になると若い者を使って撮る気にもなれず、草笛光子と山崎努を使ったジジババ映画を撮る準備を進めている。君らもエキストラで出ないか」

 と気炎をあげたのだから恐れ入る。

 

 草笛光子は、恩地さんと同い年で1933(昭和8)年生まれ。

 山崎努は1936(昭和11)年生まれ。

 

 若い人は知らないというかもしれないが、明治生まれの俳優で、ヨボヨボした爺さん役が板についていた左卜全(ひだりぼくぜん)が死んだのは77歳である。

 彼と比べると、山崎努や草笛光子は見た目が断然若い!

 

 恩地さんは30歳で監督になったそうで、その頃私はまだ中学生だったが、「恩地日出夫」という名前は当時から知っていた。。

 

 吉松安弘さんも恩地さんと近い年齢だが、耳が聞こえなくなったといっていたのに、今年の夏頃、電話をもらったが、

 「学童疎開の原稿を書いた」

 というので驚いた。原稿(400字詰め)枚数を聞くと、

 「400枚」

 どうして今、「学童疎開」なのかと聞くと、

 「人からの伝聞でいいかげんなことを書いた本が多いが、自分は体験者だ。体験者にしかわからないことを書き残すのだ」

 

 う~ん! 「人生100年時代」を地で行く話ではないか。

 意気軒高とは、こういうことをいうのかと、恐れ入った次第だ。

 

 巷には団塊世代の高齢者があふれかえっているが、そのほとんどは「やる気が空回り」して、〝半ばゾンビ化〟したかのように、私には見える。

 

 若い者や壮年期の人間が元気なのは当たり前。

 高齢者がヨタヨタしていたら、日本はダメになる。

 孫たちから「ジージ」「バーバ」といわれて、ヘラヘラしてんじゃねえぞ!

 こういう話に刺激を受けて、奮闘努力してもらいたいものだ。

 

 しっかりシンドバッド!

 

 と、これは私自身への叱咤(しった)でもある。

(城島明彦)

 

2019/12/19

我、老いたり――1日が過ぎていく速さを実感する日々

あの世が近づいているのか!?

 

 

 年をとったと感じるのは、どういうときか。

 20代、30代のときではない。

 40代、50代でもない。

 60代以降の話だ。

 

 若い頃と比べて、無理がきかない。

 足腰が弱ってきた。

 膝が痛むようになった。

 急な坂道を登ると、動悸が激しくなる。

 毛髪量が減ってきた。

 皮膚が汚くなってきた。

 歯が弱ったり抜けたりしてきた。

 

 ――いちいち挙げるとキリがないが、これらは肉体的な衰えだ。

 

 御年73歳と完全な老境にある私がしばしば思うのは、そういったことではなく、

 「一日が速く過ぎていく」

 ということだ。

 

 若い頃は、ゲームなどに夢中になり、ふと時計を見て、

「えっ、もうこんな時間か」

 と思った感覚とはまるで違う。

 

 60歳を過ぎたあたりから、時間が速く過ぎていくことを実感するようになった。

 特に最近、そう思う。

 

 ワープロに向かって原稿を書くスピードが遅くなったわけではないが、時間が過ぎていくのが速いのだ。

 道を歩いていても、レストランで食事をしていても、やはり同じように感じる。

 日が短くなった冬の今は、余計そう感じる。

 ふと外を見ると、先ほどまで明るかった窓の向こうが真っ暗になっている。
 

 あの世が近づいているのかもしれませんなあ。

 ♪ あの世はだあれ だれでしょね ってか

 頭の中がコンラッズ、山中毅(つよし)がんばれ、コンラッズを負けるな!

 ん? 一体、いつの話をしているのか。ローマ五輪の水泳で銀メダルや!

 チクタク チクタク ボ~ンボ~ン 煩悩よ去れ!

(城島明彦)

 

2019/12/07

世界をあっといわせた「浮世絵画家づくし」だ

江戸時代、鎖国で独自の日本文化が花開いた

 

 つくつくぼ~し つくつくぼ~し つくりんしょう~っ! しょうタイムだ。

 夏すぎて 冬来(き)にけらし 白雪の ころもといえば 天ぷらのことか

 

 諸君、がんばっているかな。

 本日の「日本史講座」は、江戸時代の「浮世絵画家づくし」だ。

 憂き世が浮き世に変わるように、小休止だァ!

 声楽家の先輩と音痴の後輩の会話という設定。

 

 「いつ聞いても、先輩の歌麿(歌、まろ)やかでんなァ」 ※喜多川歌麿

 「あ、北斎(あほくさい)。立ち聞きかよ」 ※葛飾北斎

 「英泉(ええ線)いってましたがな」 ※渓斎英泉

 「黙れ、写楽(しゃらく)さい。広重疲労し、げんき〈元気〉)がないから、聞かれたくなかった」 ※東洲斎写楽、安藤広重

 「正味、聞き惚れましたんや」

 「豊国(特に)自慢できる曲ではない。途中で腹は春信張るの、ぶっ)と放屁はするの、最悪だった」 ※歌川豊国、鈴木晴信

 「愛想のない先輩や。清長(気を長)~く持っておくんなさい」 ※鳥居清長

(城島明彦)

2019/12/04

本日の「日本史講座」は「お坊さまづくし」だ

受験生諸君、どれだけ知っているかな?

  

 私が、頭狂大学の迷物講座「日本臭教史」の狂呪でアールデコ。

 本日のテーマは、日本の宗教史を飾る立派なお坊さま方だ。

 そそらそらそら、そそうのないようにな。

 では、さっそく参ろうかの。

 

 「あゝ、すっきりした。良弁(良便)やった」 ※良弁:ろうべん、良便:りょうべん

 「もっと行基(行儀)よくしないか」 ※行基:ぎょうき

 「親鸞(知らん)がな」

 「元気でやっているようだな。鑑真鑑真(感心、感心)」

 「それが道元(どげん)した」

 「急に九州弁を使うな! 一休(一球)入魂だァ! 日々練習! 朝練、夜練、日蓮(日練)だァ!」

 「また説教か。今年は法然(豊年)万作や。練習の前に、なんか空海(食うかい)?」

 「ごまかそうったって、そうはいかん。法然 (骨)が折れる奴だ。一遍(いっぺん)、しごいてやる!」

 「空也(食うや)食わずでは、走れまへん」

 「食う前に走るんだっちゅうの! 目指すは、最澄(最長)不倒だ」

 「かんべんして。ションベンが出そうになってきた。このあたりで、もう叡尊?」

 「だめだめ、いっしょに連れションだ。蓮如(連尿)だ」

(城島明彦)

2019/12/03

恒例の「綴り方狂室」は「クラシック音楽の作曲家」なのら!

年末から正月、趣味が高尚ですまんのう

 

 今年も、残すところ、わずかじゃのう。

 どこで鳴らすか鐘の音(ね)が、陰にこもってゴーン! カルロス・ゴーン!

 Gone With The Wind! 

 ヘックション! 風邪とともにセリーヌ! 

 

 街のどこかでジングルベルの鈴の音が。

 ♪サイレン無いと ホラーナイト

 歌声も高らかに、凡才パカポンと鈍才ぽこぺん登場。

「わしの頭はボッケリーニ。小便すれば、あっちこっちへドビュシー。ついでにウンコも」

「便の状態は?」

ショスタコビッチ。おかげで、ケツのまわりはベートーベン

「ところで、ご飯はマーラー?」

「まだだよ」

ショパン(食パン)がいい? 元関取がやってるチャイコフスキー(ちゃんこ好き)?」

「もつ鍋はどうだ。おうちにモーツアルト?」

「少し傷(いた)んでヘンデルだけど、あるよ。ハイ、ドンぞ」

「いつもシューマンのう」

「このバッハ者が。シューマイ蒸さずに、娘のブラジャー蒸してどうする?」

「それしきのことで、さっ、さワーグナー(騒ぐな)! これがホントのブラームスだい。チャンチャン!」

――おあとがよろしいようで。

(城島明彦)

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »