ピエール滝、沢尻エリカ……民放化したNHKが「素行調査」を怠った罰だ!
「人を見る眼」がないNHK大河ドラマ班に、当然の報い
昔から日本国民にとことん嫌われてきた3代武将は、吉良上野介、井伊直弼、そして明智光秀と相場が決まっている。
そういう人物を主役に据えたドラマを作っても、地元以外では歓迎されない。
明智光秀がなぜ主君信長に反旗を翻して本能寺の変を起こしたのかという肝心の理由がよくわからないから、いかようにも描けるが、所詮、脇役に過ぎず、秀吉や信長のような人気は期待できず、視聴率が惨憺たる結果に終わることは火を見るよりも明らか。
しかも光秀は、人望がなかったから、他の有力武将らにそっぽを向かれ、三日天下で終わってしまった。
秀吉が「主君の仇を討つ」という大義名分を掲げて「中国大返し」という奇跡的なスピードで攻めてきたので、光秀はあわてて逃げようとして落ち武者狩り遭い、農民に竹槍で殺され、あっけなく命を落としたというエピソードも情けない。
光秀は、その程度の人物でしかないのだ。
信長は秀吉を〝はげ鼠〟と呼んだが、光秀に対しては〝きんか頭〟とののしった。
きんか頭の「きんか」は「金柑」で、きんかんのような禿げ頭という意味だ。
同じハゲでも、秀吉は愛嬌があったが、光秀には陰湿なところがあった。
そんな人物を主役にしたドラマに大金を投じてどうするのか。
でもって、沢尻エリカの薬物事件で、これまで撮影した分がすべてパーになった。
その責任は誰が取るのか。
ピエール滝で煮え湯を飲まされていながら、素行調査を怠った罰だ。
沢尻エリカ以外にも、「何かやっているのではないか」と思える危なそうな俳優、女優、歌手、タレントはいっぱいいる。
「あの女優は、真に迫った演技をする」
などと感心するような連中は特に危ない。
かと思えば、俳優ではないが、田代まさしのように、逆に「目が死んでいる」ことでクスリを疑える者もいる。
この際、NHKは、とことん調査してみたらどうか。
いずれにせよ、NHKは民放化したことで、「綱紀」がルーズになった。
たとえば、昔ならNGだった髪型や衣装がまかり通っている。
髪型や衣装が派手になると、行動や金づかいなども派手になり、いつしかクスリに手を出したりするようにもなるのだ。
ごく普通の格好をし、ごく普通の人と仕事や遊びをし、ごく普通の生活を送っている者が、クスリに手を出すことはありえない。
衣装や服装にうるさかった時代のNHKは、清く正しく美しい生き方を是としていたからだが、「あまりにも四角四面で融通がきかぬ」との批判を浴びて、今日のだらしないNHKに堕落してしまった。
その結果が、大河ドラマに起用したピエール滝であり、Eテレにゲスト起用した田代まさしであり、今回の沢尻エリカという〝薬物トリオ〟なのだ。
沢尻エリカの薬物事件は、綱紀がゆるんだNHKで起こるべくして起こった〝氷山の一角事件〟といえる。
昔のNHKに戻れとはいわないが、「そこまでやらなくてもいいのではないか」といわれるぐらいの厳しい規制をかけて、髪形、服装、話し方など、さまざまな点で、民放とは一線を画すべきではないのか。
(城島明彦)
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