「日本シリーズで、巨人がソフトバンクに4タテ」の裏に「4つの近代野球力の差」あり
主要打者が打てず、エラー連続で自滅
巨人はシーズン終盤にバテてたが、その状態を引きずって日本シリーズを戦った。
エース菅野が終盤にケガで一軍落ちし、日本シリーズでは最終戦にやっと先発した。
丸が徹底的に研究されて大ブレーキ、4戦で通算1安打のみ。
坂本も三振の山を築き、ひとり気を吐いたのは岡本だけ。
これでは勝てるわけがないが、監督の采配以前に「チームとしての近代野球への適応体制に4つの点で大差が生じていた」のがその主要な敗因ではないのか。
4つの差は、どこに生じたのか。
①ドーム球場の活用力の差
②肉体の科学的改造力の差
③飛ぶボール・飛ばせるバットの活用力の差
④打法変化時代(ダウンシングからアッパーシング)への対応力の差
⑤データの活かし方の差
特に⑤は大事だ。
どのチームもパソコンを使ったデータ分析を行い、対戦相手の選手の弱点などを研究しているが、問題はそこから先。
データの活かし方に差がついていた。
ソフトバンクの方がそれが圧倒的に勝っていたから、巨人は1勝もできなかったのだ。というのが私の見方。
(城島明彦)
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