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2019/10/20

いいところなく惨敗のW杯、ソフトバンクにボコボコで2連敗の巨人よりも、74年前の競馬映画の方が面白かった

ラグビーは世界の壁、プロ野球はパリーグの壁、この次は何とかしておくれ

 

 スポーツの秋ですなあ。ラグビーW杯、プロ野球の日本シリーズに競馬映画(ん?)。

 プロ野球の日本シリーズ第2戦はテレ朝系で放送されたが、投手戦が続き、巨人は慣れていない変則的なソフトバンクの下手投げ投手を打てそうもなく、そうこうするうちに7時になって、NHKでラグビーW杯、東急系有線テレビ(イッツコム)で少女時代(12歳)のリズ(エリザベス・テイラー)主演のハリウッドの競馬映画「緑園の天使」1945年)が始まったので、あっちを見たり、こっちを見たりした。 

 映画の舞台は、1920年代の英国の田舎町。リズは、そこの肉屋の娘で馬好きの少女役。馬好きな彼女は、暴れ馬を手なずけ、その馬に騎乗して女王様も観に来る「障害レース」に出場、優勝するが、女だとばれて失格。だが、全国にその名を轟かすという話。 

 ラグビーW杯の南ア戦は、試合が始まると、日本チームがこれまでの戦い方とまるで違って「士気」も「パワー」も感じられず、「手もなくひねられるな」とすぐに思ったから、試合画面に釘付けにはならなかった。

 

 南アには、前回勝ったために研究しつくされて、力も動きも完全に封じられた。これまでの試合とは異なる「意表を突いた戦法」を展開して、南アチームを戸惑いまくらせるべきだったが、そうせずに、南ア本来のプレッシャーに圧倒されてしまい、反則はするわ、スクラムでは押されまくるわ、マイボールは奪われるわ、ボールはつなげないわで、まったくいいところがなく、「こんな実力で、よくベスト8に残ったものだ」と感じたが、これが厚くて高い〝真の世界の壁〟。 

 とはいうものの、ここまで勝ち上って来た実力には大きな拍手だ。

 

 プロ野球も、名古屋の衛星都市ともいうべき三重県の四日市市で育った私は、子どものころからの熱狂的な中日ファンなので、巨人が勝とうが負けようがどうということはないが、中日は落合が監督をクビになって以降、〝セリーグBクラスの常連組〟となり果てている。 

 しかしながら、プロ野球が嫌いになったわけではなく、パリーグよりはセリーグに関心があることもあり、巨人がセリーグの代表チームという点が気になって、それと次の巨人監督になるだろう阿部慎之介には関心があって、中継を観たが、9回に盛り上がった以外は、初戦同様、情けない試合で、ずっと観ていたいと気にはならなかった

 2日後の東京ドームでは、ソフトバンクをボコボコにしたれよ。そうでないと、セリーグファンの読売新聞離れがかそくするぞよ。

(城島明彦)

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