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2019/09/28

〝市原の強突くババア〟(ゴルフ場オーナー)「鉄柱倒壊は天災だから補償しない」だと! 手抜き工事を徹底チェックし、ババアに鉄槌(てっつい)だ! 

先の台風15号で民家を押しつぶしたゴルフ場の鉄柱倒壊は、天災のせいとどうしていえる?

ババアの言い分は、東京電力の弁明と同じだ。

 

 万全の備えをしたが、それでも台風にやられたのであれば、「天災のせい」といえるが、「以前の台風襲来時にはネットを外していたが、今回ははずさなかった」という近隣住民の証言も、すでに報道されている。

 となると、「天災への(万全の)備えを軽く見ていた」「危機管理を怠った」ということになる。

 

 事前に何らかの対策を打っていたら、対策を風速がどんなに強くなっても、工事の仕方次第では、びくともしなかったかもしれないではないか。

 

 台風予報はされていたのに、「そんな大きな台風が来ることなどない」と、勝手に高をくくって、何の対策・備えもしなかったのだ。

 安全対策を軽く見た落ち度は当然負うべきだ。

 手抜き工事なら「未必の故意」で法的な天罰が下る可能性もある。

 

 民家にしても、一律に屋根が吹き飛ばされたというのは、おかしい。

 被害を受けた家には気の毒だが、すべての家の屋根が吹き飛ばされたわけではない。

 築年数の違い、工法の違い、建築材料(木造か鉄筋か)の違い、立地条件の違い(隣に風をさえぎる背の高い家屋があるかないか、林やビルがあるかなど)といった、さまざまな条件で、被害の度合いは当然異なる。

 

 保険会社の調査と国や県や市区町村の調査とでは、被害度の見立ても異なってくる。それらを突き合わせて、総合的に判断する必要がある。 

 まずは科学的検証をスピーディに行い、しかる後に人道的な面も加えた補償を考えるべきではないか。

 「強突く」(ごうつく)とは「強欲」のことだ。 

 

  ※以下は追記 (10月10日に記す)

 「未必の故意」がわからないという人がいるので、わかりやすくいうと、本件であれば、

 「強烈な台風が来たら、鉄柱が倒れるかもしれない」

 と思いながら、何の対策も講じず、そのままにしておいたら、矢張り鉄柱が倒れたことをいう。

 この法律用語は、私が早稲田大学政経学部1年生のときに「民法」の試験に出たので、以来、頭にこびりついている。

(城島明彦)

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