千葉停電復旧の遅れで、東電の「うさん臭い企業体質」が露呈
「節電」はどうなった?
千葉県の房総半島あたりは、9日に台風15号が上陸して停電になってから1週間がたっても、何万戸も停電のまま。
想像を絶する自然の猛威に直接の原因があるにしても、昭和の時代ならいざ知らず、いまどき、
「超大規模停電が何日も復旧しない」
というバカなことがあっていいものか!
社長も他の役員も、菜っ葉靴にドタ靴はいて、現場に駆けつけ、泥にまみれながら片付けでもせんかい!
福島原発事故関連にカネがかかるために、ほかにかける金を節約した結果、つまり「手抜きした」としか思えず、東電という企業の「その場しのぎ経営体質」が改めて露呈したかたちだ。
東電には、もっと素朴な疑問がある。
東北大震災後、東電は、
「原発を稼働させないと、夏場の電力が持たない」
という理由で、電気料金を上げ、猛暑下では「節電」をさかんに 呼びかけていた。
しかし、今夏の異常な猛暑下では、どの会社も家も冷房をがんがんつけたが、「停電」の「て」の字も東電は発しなかった。
企業努力で送電量を激増させたとでもいうのか。
「東電は、いい加減な企業」
という観をますます強くした人が多いのではないか。
(城島明彦)
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