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2019/09/29

「コンプライアンス違反の〝悪徳〟企業」(幹部が金品を不正受領した関電、日産ほか)に「詐欺罪」を適用せよ

コンプライアンスが聞いてあきれる。「上場禁止」にするなど、違反企業を厳罰化せよ

 

 どの企業も、HPを見ると、そうするのがごく当たり前のように「コンプライアンス遵守」などと書いてある。

 にもかかわらず、日産のゴーン、西川両トップらの「企業の私物化による私腹肥やし」に続いて、関電の幹部多数が関わっていた「不正金品授受」が表ざたになった。

 これが「コンプライアンス違反」でなくて何なのか。

 

 ここで警鐘を鳴らしたいのは、

 「コンプライアンスという言葉が空文化・死文化していないか」

 ということだ。

 

 コンプライアンスに反する行為をしたトップが謝罪・退任して、それで終わりにしている上場企業がなんと多いことか。

 詫びておしまい。それでいいのか!

 コンプライアンスを「なめている」いや「なめきっている」としか思えない。

 なめていないなら、

 「違反したときは、トップ退任などの責任をとります」

 「上場廃止にされても構いません」

 などと、堂々と書き添えて宣言したらどうだ。 

 

 企業トップはその企業の代表者だ。

 企業トップの言動は、その企業を象徴している。

 その象徴が、HPで謳った「コンプライアンス宣言」に反するような犯罪や犯罪まがいの行為に走ったことが露見したら、その企業の社風や企業行動そのものへの責任が問われることになる。

 

 トップがコンプライアンス違反を犯した上場企業は「上場廃止」にするくらいに厳罰化せよ。

 そうでもしないと、コンプライアンスという言葉や概念に対する認識を甘くみる企業が今後も絶えないのではないか。

 正義感を失っていない弁護士や法律学者たちよ、立ち上げれ!

(城島明彦)

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