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2019/01/07

金をばらまくZOZO前澤友作は〝平成の紀文〟だ! 地道に生きてこそ真の覇者!


金をおもちゃにする者は、金がらみで死ぬ

 ZOZOの前澤友作は、アカウントをリツイートした者を対象に100人に現金100万円ずつポケットマネーをばらまく、という。
 その話を聞いて思ったのは、〝紀文〟(きぶん)である。
 江戸時代の元禄バブル期を象徴する〝紀文〟こと豪商の紀伊国屋文左衛門を思わせる。
 紀文は、紀州のみかんを江戸へ運んでぼろもうけし、遊郭を買い占めて女郎に小判をぶちまけて拾わせ、悦に入っていた。
 紀文の末路は、よくわかっていないが、息子の代で紀文が消滅したことはわかっている。

 一方、〝平成の紀文〟前澤は、次々と驚天花火を打ち上げることで話題づくりをし、商売の売り上げに結びつけようとする魂胆がミエミエだが、世の中にはそういうやり方に拍手喝采する者がいるもいるから世も末というべきか。

 紀文は元禄バブルの申し子だったが、前澤も〝平成バブルの申し子〟である。
景気がいいというか、金銭感覚がマヒしているというか、宇宙を目指すなどとぶち上げたり、女優と浮名を流して悦に入るなどすることが、今風の宣伝手法であり、売り上げを伸ばすことにつながるなどと考えているようだが、そういう手段を選ばないやり方は実業とはいわない。地に足が着いているとは思えず、虚業である。

 かつての日本のバブル時代を思い起こすがよい。
西武鉄道・国土開発グループの総帥だった堤義明は、空前絶後の土地バブルの波に乗って、1987年、1988年、1989年、1990年、1993年、1994年の6年にわたって「フォーブスの世界長者番付」のトップに立った。
 ビル・ゲイツよりもはるかに資産が多かったのである。堤がトップでなかった1991年と1992年の世界長者番付のトップは森ビル創業者の森泰一郎である。
 
 世界一の億万長者となった堤は、帝王さながら横柄な口のきき方をしていたが、あるとき、西武ライオンズの監督だった森に対して横柄きわまりない口のきき方をしている場面が、テレビで流れたのをきっかけにバッシングの嵐が吹き荒れ、グループ企業の不正経理なども噴出し、やがて隠居のように、いや生きているのか死んでいるのかすらわからない希薄な存在となった。

 前澤は、男のロマンを追いかけているというかもしれない。自分で稼いだ金をどうしようが勝手だ、と反論するかもしれない。
だが、常識的な大多数の日本人の目には、「金をおもちゃにしている」「やりかたがえげつない」「金があり余っているなら、金がなくて困っている人を助けてやったらどうか」と映っていることも知らないといけない。
そういう声にも耳を傾けてこそ、真の実業家といえるのではないか。

○久しぶりのブログなので、拙著の宣伝をしておきたい
 これらの本に書れているのは、「人としての真の生き方とは何か」ということである。
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(城島明彦)

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