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2018/04/27

西郷隆盛を飛躍させた薩摩藩主島津斉彬の遺言「7つの教え」


西郷が優秀だと教えたのは松平春嶽だった

 島津藩主島津斉彬(なりあきら)は西郷隆盛を秘書役のようなお庭方に抜擢し、そのことで西郷は大飛躍するのだが、斉彬は最初、西郷隆盛のことを知らなかったと越前福井藩主松平春嶽(慶永よしなが)はいっている。

 斉彬と春嶽はウマが合い、互いに親友と認め合うほどの間柄だったので、あるとき春嶽が、
 「西郷隆盛という優秀な者がいると教えた」
 と、春嶽は記しているのだ。


島津斉彬の7つの教え

 斉彬は、西郷を教育した。その主なものは、以下のことだった。
 現代語訳すると、つぎのようになる。

 ①政治の要諦は、人心の一致団結にある。
 ②「民が富めば国が富む」という言葉は、藩主たるものが一日も忘れてはならない格言である
 ③人の上に立つ者は、えこひいきをしてはならない。
 ④誰にも一つくらいは人より得意な能力や優れた芸がある。その長所をうまく活かすのが、人の上に立つ者の務めである。
 ⑤過去のことを参考にして、これから先のことを計画せよ。
 ⑥勇断できない者は、事を成すことができない。
 ⑦国政の成否は、衣食に困窮する人がいるかいないかで判断できる。

 Photo

(城島明彦)

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