あいうえオツムの体操で寒さを乗り切れ!
空海いわく、「駄洒落で地球を救うかい?」
私が本校の狂頭・アッキー島城(しまじょう)である。
先ずは、早口言葉と参ろうかの。
頭狂特許許可局・東急特急不許可駅
特許許可局と頭狂東急不許可駅は、私の昔の勤務先である。
こう見えても、出身は、かの有名な頭狂大学だ。
私は、狂師の鑑(かがみ)となるべく、狂育学部で勉狂に励んだのである。
励み過ぎて、とうとう頭がハゲてしまったが、私のメッキは一流だ、滅多なことではハゲない。
だから、学生諸君も勉学に励めよ!
――というわけで、前説が長くなってしまったが、今日は「空海」の話だ。
最澄が、おにぎりを取り出して空海に尋ねた。
「食うかい? 君も食うかい?」
毎度おなじみ、空海の持ちダジャレにつられて最澄が手を出すと、あろうことか、空海はさっとひっこめ、こういったのである。
「貴公の手、空を切ったな! そこれがホントの空海じゃ」
「はあっ?」
「空即是色、色即是空。空海是色、色即是空海」
空海は何事か呟きながら、あきれ顔の最澄を後に残して、たった一人で旅立ったのである。
空海は、井戸やため池を掘るために全国各地をめぐった。
その年、空海は北海道にいた。
井戸を掘ろうとしたが、掘っても掘っても水が出なかったので、呟いた。
「ほったらかそうか、いや、それはいかん」
また掘り続けたが、水の出る兆候はなく、天を仰いで呟いた。
「もう、あかん」
すると、あら不思議、こんこんと水が湧き出たではないか。
これぞまさに〝空海マジック〟と呼ばれるものに相違なかった。
あかんどころか、出るわ出るわ、あたりは、あっというまに水だらけになり、空海は危うく溺れるところだった。
そこが、現在の阿寒湖である。
空海は次に別の場所へ行き、また井戸を掘り始めると、鼻が曲がるほどの悪臭を伴う水が出てきたので、空海は呟いた。
「くっちゃ」
そこが今の屈斜路湖(くっしゃろこ)である。
次に掘った場所で湧き出た水の臭いは形容しがたいほど臭く、空海はまたしても呟いた。
「魔臭じゃ、魔臭じゃ。この異臭は魔臭としかいいようがない」
そこが、今の摩周湖である。
その次の掘削(くっさく)も大変だった。
手製の鍬(くわ)がはずれて下腹部を直撃、恥骨に大けがを負う一幕があった。
そこが今日の支笏湖(しこつこ)である。、
何を隠そう、空海こそ、ダジャレの生みの親だったのだ。
そろそろ時間じゃな。今日の訓話はこれまで。
来年の入試に出る確率が高いから、ようく覚えておくように。
(城島明彦)
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