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2018/03/30

死神博士がやって来た!? 16時間の爆睡(昏睡)の次は大発汗だってぇの!


おまえはジンギス発汗ってか? いやん、発汗、このいけず? 

 16時間昏睡の後は、大発汗でござった。

 満開の桜堤は陽光さんさん。
 こちらは、さんざん。
 ツクシを取りながらゆっくり歩いていたら汗が吹き出し、歩いているのがしんどくなった。

 いよいよ、死神博士が憑り付いたのか。
 
 ライフワークと思っている作品を書き終えないうちは死に切れぬが、書きたいものは大体書いたから、まっ、いいか? そだねっ!


 映画「シンデレラ」に100点

 よろよろしながら家にたどり着き、ディズニー映画「シンデレラ」(実写版)のDVDを見たら、映像の美しさに、演出のうまさに、話がよくできていることに、シンデレラがかわいそうで、幾度となく涙が流れた。

 誰でも知っている話なのに、少しも飽きさせず、ぐいぐい引き込ませるといっては涙。
 カメラが素晴らしいと思っては涙。
 シンデレラ役の少女は絶世の美女ではないが、魅力があるといって、また涙。
 シンデレラの乗馬姿が美しいと涙。

 めったに褒めない私だが、この映画は100点満点だっちゅうの!
 (あんた、あほちゃう?)

 幸せな日々→母の死→父の再婚→父の死→継母のいじめ始まる→森で王子と出会う……
 継母とその娘2人からいじめられるかわいそうなシンデレラ。
 それでも健気に生きる姿。
 王子と出会って恋をするが、王子とわかってもシンデレラが普通の言葉づかいをする演出もよかった。

 私も老いぼれて涙もろくなってしまい、もはや死ンデレラ同然でございます。

(城島明彦)

2018/03/26

今朝、意識もうろうとし、ダウンした


電話中に意識もうろうとなり、そのままベッドに倒れ込んだ

 そのとき、ジャンヌ・モロー出演『モロー博士の島忠家具ゼンター』というダジャレが頭をかすめたが、それ以後のことは、覚えトランティニア。

 ♪ シャバ駄馬だ、シャバ駄馬だ (映画「男と女」の旋律で)

 ♪ あゝ、あゝ、あゝ、あゝ、やんなっちゃった
    あゝ、あゝ、あゝ、驚いた (^^♪ 

 あゝおどロイター、ロイター発「ライターどこや?」
 なぬっ? カウンター?
 そういうあんたは、ツイッター?
 耳疑って、頬ツネッター
 そういうオイラはツイッテねえ~ってか

 そだね~、オツムの方は、まだ大丈夫のようじゃね

(城島明彦)


2018/03/25

あのSTAP細胞のお姉ちゃんが、また、本出したんだってな


オイラは今、ゲラと格闘中だっちゅうの!

 おかげでオツムの中がバ~ラバラのバラリンピックだ。

 ♪ バラが咲いた バラが咲いた
 咲子さん、ちょっと。

 ゲラはゲラでも、クマゲラじゃあナイチンゲール。
 ホトトギス状態だってぇの。

 鳴いて血を吐くホトトギス、頭の中は万華鏡。
 いやはや、泣いてオルダス。
 そういうあんたは、誰だす?
 ダスティン・ホフマンってか。
 出すチン・ほうマン(豊満)っていうたらアカン。

 ゲラ校正が忙しく、余裕はニャア。
 ようゆう、ってか。

 ホトがギスギスしてるから、ホトトギスなのか?
 ほっとどっこい、ほととぎす、あっちで包丁もっと研(と)ぎす。 

 昔は人前ではいえなかった「ホト」。
 ホトホト困り果ててしまうってか。
 トホホのホ! で、ほっほっほ(笑)

 ほっともっと?
 ホットコーヒー、もういっぱい、くりゃりんこ!

 そんなことをいっている爺さんは、ほっとけってか。
 ほっとどっこい、ジジババ戦隊ホットレンジャーたぁ、わしらのことじゃ!

 んっ?
 ここはどこ? わたしは誰?

 「誰の彼?」とダレノガレの先祖はガレー船でカレーをつくっていたわけにゃあな。

 いかん、ばかん(馬韓)、辰韓(しんかん)。
 朝鮮半島の三国時代だっちゅうの。
 そんなこと新羅(しらぎ)かった?
 百済(くだら)なこというなってか。
 
 仕事中のオイラの頭の中は、フニクラ、パニクラ状態でやんす。
 遠い昔の歌謡曲(三波春夫の「船方さんよ」)の替え歌が、トリコモナス状態!
 元歌はってええと

 ♪お~い 船方さん、船方さんよ  土手で呼ぶ声 聞こえぬか 
  姉さんかぶりが 見えないか
  エンヤサーと  回して
  止めておくれよ 船脚(ふなあし)を 船脚を
 
 ♪お~い おぼかたさん、おぼかたさんよ
  本屋で呼ぶ声 聞こえぬか
  かっぽう着姿が 見えないか
  円や三角と 回して
  褒めておくれよ STAPよ STAPよ

 が繰り返し、オツムに流れてヒーロー困ぱいじゃっちゅうの。

 ああ、疲れた。

 こんなことやってる場合か。
 さあ、仕事や、仕事や。

(城島明彦)

2018/03/19

「貴乃花部屋の力士が付人に暴力」は氷山の一角! 不祥事を繰り返す角界のデタラメ体質!


貴ノ岩暴行事件の告発は、目くそ鼻くそを笑うだったのか?

 日馬富士にぶん殴られた貴ノ岩事件のホトボリも覚めないうちに、相撲協会が「暴力追放」をいっている再中に、今度は、貴乃花部屋の双子力士の片割れの貴公俊(たかよしとし)が付け人に暴力を振るったという報道がなされたから、びっくりしている人は多いはず。

こういうのを、「灯台下暗し」という。
しかし、相撲界じゃ、稽古に名を借りた兄弟子による「いじめ」「暴行」は日常茶飯事なのだ。

貴乃花親方は、名横綱だっただけに残念ではあるが、これでアウト!
弟子の監督不行き届きに加え、相撲協会では浮いた存在となっっているし、メディアに対しても礼を欠いた態度をとったりで、将来の理事長の目は完全に消えた。


いつの間にか「張り差し」「張り手」が復活

 日馬富士が引退し、横審委員長が白鵬の「張り差し」「かち上げ」を批判した直後の場所では、どの力士もさすがに
 「張り差し」「張り手」
 を控えていたが、いつのまにか、また復活しているだけでなく、
 「決まり手にあるんだから、文句があるなら、禁じ手にすればいいじゃないか」
 と公然と開き直って、公然とやり続けている力士が何人もいる。

 まったく使わない力士も大勢いる中で、張り手をよく使う力士は、松鳳山を筆頭に逸ノ城、豪栄道、高安ら限られており、そこにも問題がある。
 白鵬の「張り手」「かち上げ」は行きすぎだったから問題になったが、自分らがやる「張り手」や「かち上げ」は問題ないとでも思っているのか。

 「張り手」が「貴ノ岩暴行事件を連想させる」ということもわからないよほどバカなのか、それとも観客や相撲ファンをなめきっているかのどちらかで、「反省」とか「自粛」というものが感じられない。

 大相撲春場所8日目の鶴竜と松鳳山の取り組みでは、松鳳山が横綱相手に下剋上ともとれる「張り手」をかますと、その後、角竜も張り返したり、頭を何度も張りにいくなど、ぶざまで、みっともない相撲だった。

 松鳳山は、折り紙付きの「張り手」大好き力士で、横審委員長が苦言を呈そうが、カエルの面にションベン。日馬富士事件の直後の場所でも、堂々と張りまくっていた筆頭は、この力士。今場所も、張り差しを繰り返している。
 前にもいったが、悪役は顔だけにしておけ!


覗き覗かれ、張り張られ

 梅沢冨美男が歌って大ヒットした艶歌「夢舞台」に
  男と女 あやつりつられ
  心の鏡 のぞきのぞかれ
 という一節があるが、角界では、土俵上でも土俵外でも張ったり張られたり、殴ったり殴られたりとくれば、これはもう、
  力士と力士 殴り殴られ
  面の皮 張って張られ
 で、国技の名を辱めているとしかいえないのではないか。
 しっかりせんかい、相撲協会!

(城島明彦)

2018/03/17

NHK「西郷どん」は歴史の改竄・捏造のオンパレード! 「受信料返せ」の大合唱が起きないのが不思議だ


史上空前の国民愚弄ドラマ「話を面白くするためなら何でもする! 荒唐無稽にもほどがある究極のご都合主義!

 最初にNHKの上層部に尋ねたい。
 実在の人物、それも昭和天皇とか今上陛下を描くドラマをつくるときにも、面白くするためには、「西郷どん」と同じように、事実を無視したり、歴史を捏造したりするのかどうか!?

 NHKは、ニュース番組でも、「西郷どん」と同じことをやっているのではないかと疑われても仕方がない。
 企業なら、部門が違っても、どこかがおかしなことをすると、他の部門でもやっているのではと疑われる。
 財務省の改ざん問題でも、メディアや国民は、他の省でもやっているのではないかと思うのと同じ感覚だ。

 NHK大河ドラマ班は、視聴率を稼ぐために、ひどいことをやっているのである。
 「西郷どん」は、西郷隆盛という実在した偉人の名を借りた荒唐無稽な物語なのか!?
 「西郷どん」は、「銭形平次」とか「桃太郎侍」とか「暴れん坊将軍」とか「水戸黄門漫遊記」の類いなのか。
 もしそうなら、「異説 西郷どん」とか「マンガ西郷どん」と題名を改めたらどうか。
 
 歴史的事実が不明だから、想像でそのようにしたというのなら、「そういう考え方もあるのか」と思うが、西郷隆盛の後妻となる糸(いと/糸子)がまだ生まれていないのに、立派に成人した乙女として登場させていたのには驚いたが、そんなのは序の口、屁の河童だった。

 次から次へと、さもあったかもように架空の物語をでっち上げている点が、悪質である。
 一橋慶喜(よしのぶ/のちの15代将軍徳川慶喜)を、町人か遊び人の旗本のように仕立てて「いーさん」と呼ばせるなど、パロディドラマを目指しているのかと思わせる妙な描き方をしている。
 その「ヒーさま」は、旅籠(はたご)「礒田屋」で、西郷にせがまれて似顔絵を描いて渡すというデタラメ放題の描き方である。
 これなど、「暴れん坊将軍」のパロディなのか。

 大金を投じて豪華な旅籠「礒田屋」のセットを作り、それを無駄にしないために、そのセットでできるだけ多くの場面を撮影して元を取りたいとでも考えているのか。
 映画なら「入場料を返せ!」だが、NHKの場合は受信料を使って大河ドラマを作っているので、「受信料を返せ」であり、こう叫んでいる視聴者は多いのだ。


視聴者を無視した結果が低視聴率

 西郷隆盛という偉人を描きながら、低視聴率なのは、それなりの理由があるからだ。

「視聴者はバカだ、歴史を知らない」
 とNHKは決めつけているから、デタラメなことを平気でやれるとしか思えない。

 篤姫がひとりで薩摩屋敷を抜け出し、探し当てた西郷と二人っきりで(品川と思える)海岸で親しく話をするという場面があった。
 将軍家へ輿入れが決まったお姫様が1人で屋敷を抜け出せるほど、警護が緩い藩邸などありえない。門番が厳しく見張っている。
 「ローマの休日のパクリじゃないのか」
 といった私の友人もいるが、総じて、男は、
 「大河ドラマは、女の視聴者向けだから見ない」
 という声が多い。
 この声をNHKは、どう受け止める?

 「初めにストーリーありき」なので、そのストーリーを成立させるためには、常識も史実も無視するというのが、近年のNHK大河ドラマのやりかたである。
 それで視聴者が大満足するのなら、それでもよいが、視聴率は低迷しまくってきたではないか。
 そういう考え方に反発を感じている視聴者が多いということをNHKは、もっと真摯に受け取るべきではないのか。


橋本左内も、ひどすぎる

 先週の橋本左内(さない)は、まさにそれ。越前藩の橋本左内と西郷の出会いも捏造した。
 橋本左内と西郷との出会いを知らない人は多いだろうから、適当にやっても構わないと思ったとしたら、傲慢そのものだし、話をもっと面白くするためにそういう場面をでっち上げたとしたら、国民を愚弄し、西郷隆盛という偉人をバカにしているとしか思えない。
 鹿児島県民は、そこまで事実を捻じ曲げまくったドラマだということに気づいているのかどうか、知りたいところだ。

 NHKは、事実をそのままドラマにすると面白くないとでも考えたのか、品川の旅籠(はたご)で女中が急病になったという設定にし、医者の心得のある者がたまたま客の中にいて、その女に応急手当てをして助ける。
 それが橋本左内で、その宿にいた西郷と出会うという設定にした。
 飛行機や新幹線の中で病人が出たときの、「お客様の中に医者様のいらっしゃいませんか」という機内アナウンスとか車内放送と同じ発想でやったのだろうが、歴史のどこをどうひねれば、こういうデタラメが出てくるのか。

 同じ日の同じ品川宿の同じ旅籠で同時間に、西郷、橋本、一橋慶喜が遊んでいるという設定そのものが、そもそもわざとらしく、強引すぎるが、NHKは「劇的な出会いの場を演出したら面白い」と考えて、そういう設定にしたのか?

 橋本左内は越前藩の藩医の家に生まれ、自身も範囲になったが、秀才ぶりを買われて、藩主松平春嶽の秘書役に抜擢され、尊王攘夷運動に奔走するようになるが、大老の井伊直弼ににらまれて捕縛され、処刑される。 
 「安政の大獄」の犠牲者の一人である。


歴史的事実はこうだ

 橋本左内と西郷の実際の出会いは、捏造しなくても十分面白い。
 事実はこうだ。

 西郷が薩摩藩邸の長屋の二階から相撲を見ていると、玄関の方で女の客人の声がした。誰かが会ってみると、なよっとした色白の小柄な若い男が見に行くと、「西郷殿にお会いしたい」というので、西郷に告げた。
 西郷は相撲を見終わってから、やっと招き上げた。
 その男は「越前藩の藩士橋本左内」と名乗ったが、はじめて見る顔なので、西郷は邪険な応対をした。ところが、話をしてみると、頭は切れるし、天下国家を論じる弁舌は見事で、西郷は驚いてしまった。
 翌朝、西郷は橋本左内を訪ね、昨日の非礼を詫び、そこから親交が始まるのである。
 西郷は島津斉彬の腹心であり秘書役。橋本もまた越前藩主松平春嶽の秘書であり懐刀。
 二人は、年の差を超えてたちまち親友になったのだ。

 この話は、同席していた薩摩藩士が後に語った歴史的事実で、面白いと私は思う。
 だが、ドラマの橋本左内は、西郷よりもずっと年下なのに、威張った口のきき方をしていた。
 大久保利通の西郷に対する口のきき方も同じだ。年は西郷が上である。
 江戸時代は「長幼の序」にうるさかった。
 そういった歴史のイロハを無視したドラマは、質を疑われる。

 実際の橋本左内は、前述したように、小柄で色白、なよっとしてはいたが、礼儀正しい秀才だった。
 なぜそうそういう事実を軽視するのか。
 NHKは、どういう意図があって史実や実像を歪めるのか。


事実を改竄した〝新国劇風〟お涙ちょうだい場面も

 何回か前の回の西郷の母親が死ぬ場面では、「死ぬ前に桜島がみたい」という母親を最後が背負って、桜島を彼方に眺望する高台へ行き、子どもの頃の思い出を語っていて母親は息絶えるというドラマにしていた。
 母親がどこで死んだのかは書き残されてはいないから、息子の背中で死んだとすればドラマチックだが、新国劇じゃあるましい、いかにもわざとらしく、何とも古臭いお涙ちょうだいパターンであり、現実味性を欠く。
 
 死ぬ前に「桜島を見たい」といわれて、西郷がおぶっていって見せ、また家に帰る。それから間もなく、母は死んだとする方が、まだ現実的であり、そういう描き方をしても演出次第では視聴者をホロリとさせることは十分可能だ。

 私なら、死んだ母親を背中に負ぶって、桜島の見える場所へ行き、亡き母と生前交わした会話を思い出すといった設定にする。 
 こちらの方が、よりリアリティがある。

 だが「西郷どん」に見られるのは、「背中で母が死ぬ」という「あざとい演出」である。
 要するに、NKHは、というか脚本家は、
 「どうすれば劇的になるか」
 ということばかり考えているように見えるのだ。

最初の妻との別れの場面も捏造

 NHK「西郷どん」では、西郷が実家へ帰る最初の妻須賀(すが)と橋の上で出合い、別れの言葉を交わす場面があったが、西郷が江戸へ出て不在のときに、須賀は実家へ帰っているから、鹿児島の橋の上で別れの言葉を交わすなどということはありえない。

 歴史に詳しくない視聴者は、「NHKは多少脚色してはいるかもしれない」と思うだろうが、まさか事実を完全に無視してそんなデタラメをやっていないと思うから、ドラマの描き方が史実だと思ってしまう。

 何度でも繰り返すが、ドラマを面白くするために、歴史的な事実を次から次へとわざと無視・歪曲・捏造するという「西郷どん」手口は、視聴率を意識してのことなのかもしれないが、そうするのは「視聴者は事実は知らない」と愚弄しているとしか取れないのだ。

  「大河ドラマで遊びたいのなら、事実は事実としてきちんと描き、事実が不明な所を描くときに、視聴者が感心するような思い切った解釈のドラマをつくれ!」
 と私はいいたい。

〇「西郷どん」の真偽を知りたい人、「西郷どん」に疑問を感じる人にお勧めの一冊
Photo

(城島明彦)

2018/03/02

あいうえオツムの体操で寒さを乗り切れ!


空海いわく、「駄洒落で地球を救うかい?」

 私が本校の狂頭・アッキー島城(しまじょう)である。
 先ずは、早口言葉と参ろうかの。

 頭狂特許許可局・東急特急不許可駅

 特許許可局と頭狂東急不許可駅は、私の昔の勤務先である。

 こう見えても、出身は、かの有名な頭狂大学だ。
 私は、狂師の鑑(かがみ)となるべく、狂育学部で勉狂に励んだのである。
 励み過ぎて、とうとう頭がハゲてしまったが、私のメッキは一流だ、滅多なことではハゲない。
 だから、学生諸君も勉学に励めよ!

 ――というわけで、前説が長くなってしまったが、今日は「空海」の話だ。

 最澄が、おにぎりを取り出して空海に尋ねた。
 「食うかい? 君も食うかい?」
 毎度おなじみ、空海の持ちダジャレにつられて最澄が手を出すと、あろうことか、空海はさっとひっこめ、こういったのである。
 「貴公の手、空を切ったな! そこれがホントの空海じゃ」
 「はあっ?」
 「空即是色、色即是空。空海是色、色即是空海」
 空海は何事か呟きながら、あきれ顔の最澄を後に残して、たった一人で旅立ったのである。

 空海は、井戸やため池を掘るために全国各地をめぐった。
 その年、空海は北海道にいた。
 井戸を掘ろうとしたが、掘っても掘っても水が出なかったので、呟いた。
 「ほったらかそうか、いや、それはいかん」
 また掘り続けたが、水の出る兆候はなく、天を仰いで呟いた。
 「もう、あかん」
 すると、あら不思議、こんこんと水が湧き出たではないか。
 これぞまさに〝空海マジック〟と呼ばれるものに相違なかった。
 あかんどころか、出るわ出るわ、あたりは、あっというまに水だらけになり、空海は危うく溺れるところだった。
 そこが、現在の阿寒湖である。

 空海は次に別の場所へ行き、また井戸を掘り始めると、鼻が曲がるほどの悪臭を伴う水が出てきたので、空海は呟いた。
 「くっちゃ」
 そこが今の屈斜路湖(くっしゃろこ)である。

 次に掘った場所で湧き出た水の臭いは形容しがたいほど臭く、空海はまたしても呟いた。
 「魔臭じゃ、魔臭じゃ。この異臭は魔臭としかいいようがない」
 そこが、今の摩周湖である。

 その次の掘削(くっさく)も大変だった。
 手製の鍬(くわ)がはずれて下腹部を直撃、恥骨に大けがを負う一幕があった。
 そこが今日の支笏湖(しこつこ)である。、

 何を隠そう、空海こそ、ダジャレの生みの親だったのだ。
 そろそろ時間じゃな。今日の訓話はこれまで。
 来年の入試に出る確率が高いから、ようく覚えておくように。

(城島明彦)

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