〝暴力沙汰のヤクザ横綱〟日馬富士、〝敗けて文句をいい続ける不遜横綱〟白鵬――国技を舐め切った異様な両横綱が跋扈する相撲界って何だ!?
勝負がついてから土俵下で挙手、土俵に上がらず
これまで私は、白鵬が横綱にふさわしくない「張り差し」を連発し続けることを批判し、また、検証を受け取るときの挙動などについても、さんざん異議を唱えてきた。
多くの人は、「その通り」と同感したに違いないが、中には「それは違う。あんたの思い過ごしだ」と反論する相撲ファンもいるだろう。
そういう人も、今日の一番「白鵬対嘉風」で見せた白鵬の挙動を認めることはないはずだ。
白鵬は、立ち合いざま、いつものように左手で張り手をかました。その結果、両脇が甘くなり、嘉風にもろ差しを許した。
そのとたん、白鵬がふっと力を抜いたが、立ち合いは成立しており、そのまま嘉風に寄り切られ、勢い余って土俵下に――。
そこまでは、よくある光景だった。
その後の白鵬の態度が不遜きわまりなかった。
今のは待ったをしたんだ、といわんとして、検査役に向かって右手を挙げた。
普通なら、再び土俵に上がり、礼をして引き上げるのだが、白鵬は、長い時間、土俵に上がろうとしなかった。
見かねた検査役に促されて土俵に上がったものの、礼をせず、そのまま立ち尽くしていた。
白鵬が土俵に上がったのを見て、行司は嘉風に勝ち名乗りをあげた。
嘉風が懸賞金をもらって土俵を降りた後も、しばらく土俵上に立ちしていたが、さすがの白鵬も、もうくつがえらないと諦め、土俵を降りた。
かつて、こんなことをした横綱は無論、力士は存在せず、悪い意味で日本の相撲史を塗り替えた大事件である。
NHKの実況アナウンサーも、
「これはいけません」
などといったが、そんなレベルではない。
横綱の品格など、どこ吹く風、勝負にこだわるだけの浅ましい異常な一関取の姿がそこにあったのだ。
大鵬が誤審で連勝記録をストップされたときは、文句ひとついわなかった。
そういう大横綱を尊敬しているなどと、白鵬は軽くいっているが、不快の極みだ。
何が〝大横綱〟だ。
横綱としての格が違う!
日本の国技を侮蔑し、神聖な土俵を汚し続けることを屁とも思わない横綱など、さっさとやめてもらいたい。
(城島明彦)
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