日馬富士の暴力はリンチに相当。よって、「引退」ではなく「永久追放」がふさわしい!
ビール瓶で殴り、ビンタ20~30発は相撲界の暗部を象徴するパワハラ
横綱の品格もクソもあったものではない。大相撲という日本の国技の尊厳をも毀損したのである。
朝青龍の場合は素人相手だったのに対し、日馬富士は同業相手という違いはあるが、朝青龍が「自主的な引退」という道を取ったからといって、日馬富士も同じようにするわけにはいくまい。
日馬富士が話しているときに貴ノ岩がスマホを始めたのを見て激怒、ビール瓶で殴ったうえ、馬乗りになってビンタ20~30発をかましたという。
その間、貴ノ岩はされるままになっていたのか!?
もしそうなら、たとえ酔ったうえでの行為であったとしても、力士にとっては雲の上の存在である最高位の横綱が、自身の地位を笠にきて、無抵抗の下位力士相手に乱暴の限りを尽くしたということになり、その行為は、どうひいき目に見てもパワハラ以外の何物でもない。
「引退」などという生ぬるい処分ではなく、「追放」が最もふさわしい。
〝張り差し大好き横綱〟は危険信号だ
白鵬、日馬富士らが本場所の取組の際、下位力士に対して「張り差し」を頻繁に行ってきたことを、私は繰り返し、批判し続けてきたが、日馬富士の今回のビンタは、その延長戦上にあるとみている。
白鵬は、土俵外で、日馬富士のようなことはしていないが、土俵上で明らかなパワハラをやっている。だから、何度優勝しようが、横綱の品格を備えているとはいえない、と私は思っている。
双葉山、大鵬、貴乃花が、来る日も来る日も張り差しを連発したという話は、聞いたこともない。
たとえ遅れて立とうが、不得手な組み手になろうが、勝つ。
対戦相手のいかなる戦法も、堂々と受けて立つ。
それが真の横綱相撲ではないのか。
かつては、下位力士が横綱相手に張り差しや張り手を行うことは、皆無に近かった。
それをいいことに、張り差しを連発してきたのが白鵬であり、日馬富士だ。
横綱が毎度毎度、張り差しばかりやっている図は、見ていて不快になる。
先場所、北村横審委員長は、「私は、個人的には横綱が下位の者に張り差しをするのは好きではない」と語ったが、そういうことをいった横審委員長はそれ以前にはいなかった。
その意味でも、私は北村氏を尊敬し支持する。
〝隠れパワハラ№1〟は、汚いことを平気でやる白鵬
白鵬が、たとえ優勝回数が歴代1位であれ、張り差しばかりやっているうちは、真の横綱とみなすべきではない。
白鵬は、意図的に汚い手を使うからたちが悪い。今場所、二日目の玉鷲戦では、
「白鵬が汗を拭いておらず、突きに出た手がすべって負けた。汗ぐらい拭いておいてほしい」
と玉鷲が苦言を呈している。
観客の目は節穴ではない。見る人は見ているのだ。
力や技を磨くだけでなく、心も磨け!
〇「生き方」や「心」を学んでほしい 城島明彦の本
(城島明彦)
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