ほん怖2017、どの話も退屈すぎて寝てしまった
話の先が読める! 超マンネリ化で、もはや限界!
夏風邪をひいて熱があったせいもあるが、昨晩(8月19日夜9時~)の「ほん怖2017」は、どの話も退屈で、例外なく途中で寝てしまい、最初から最後まで見たものはなかった。
こんなことは、これまでなかった。
CMを入れるタイミングにも問題があったのではないか。
話の展開が読めるし、無理に話をつくっていることもわかるし、コンピュータグラフィックを駆使したアッと驚くような映像もなく、知恵も金も使っていない。
年々レベルが落ちている。
マンネリもここまでくれば、ほうやめた方がベター。
フジテレビの不人気、低視聴率の原因が、このシリーズでも感じられた。
手に汗握る話、斬新な話などで視聴者を満足させるのは、もう無理なのではないかと思った。
江戸時代に書かれた『葉隠』に、こういう話が出ている。
人の顔の皮を剥ぐには、仰向けに寝かせておいて、顔に縦横に切れ目を入れ、小便をかけ、草鞋(わらじ)で踏むと、剥げる。行寂和尚が関東で聞いた話だ。秘密事項である。
『葉隠』というと、「武士道とは死ぬことと見つけたり」が有名だが、怖い話も載っているのだ。
現代でも、若い娘が見知らぬ男に誘拐されて、何十年も監禁されていた事件が実際に起きている。
フジテレビは、マンネリ打破のための〝死に物狂いの努力〟を欠いているといわざるを得ない。
(城島明彦)