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2017/05/20

菊川怜の亭主、ZOZOTOWNの社長ら〝バブル紳士〟と「女好きが一生直らない困った性癖」


歴史は繰り返す! 成金に共通のパターン

 東大卒のインテリタレント菊川怜の初婚の結婚相手のベンチャー企業社長に、
 「婚外子が3人、いや4人」
 などと週刊文春や週刊新潮が報じたと思ったら、今度は読売新聞が、
 「ファッション通販サイトの40代の若い日本人社長がアメリカの近代画家のポップアートを、サザビーズの競売で競り落とした。その金額は約123億円」
 などと報じている。
 この若社長にも複数の異腹の子どもがおり、タレントと交際していると報じられたこともある。
 
 どちらも、バブル期によく見られる典型的な「成金」のパターンだ。
 
 明治以後の日本を振り返れば、その時代その時代の流れにうまく乗って成金となり、金・女・酒・豪邸などに走る多くの連中が現れたが、〝バブル〟という言葉が象徴するように、いつもまにか、弾け飛んだ。

 30年前のバブルを象徴したのは、モータースポーツの最高峰F1だった。
 当時私は、F1をスポーツ紙や雑誌に連載していた関係で、多くの関係者に取材したが、当時の成金や成金企業のトップが、自分の趣味であるF1や絵画収集に桁外れの大金を投じ、そのせいで絵画の価格が急騰した。

 ホンダがぶっちぎりの強さを発揮した時代だが、ホンダは昨日今日、F1にチャレンジしたわけではないから、成金が参入するのを快く思っていなかった。

 私は、学生時代の1970年3月初めに、南アのヨハネスブルグで開催されたF1を見たのがきっかけで、「いつかF1のことを書きたい」と思っており、それから20年近く経ってからF1の記事を書くようになっていたので、成金連中を不快に思っていた。

 菊川怜の好色亭主や近代絵画を買い漁っている昨今の成金は、関与している事業の形態こそ違え、酒・女・クルマ・絵画収集など、やっていることは当時の成金とほとんど同じだ。

 当時の仰天エピソードでは、こういうのがあった。
 鈴鹿サーキットで日本GPが開催されたときに、チームを持っていた日本人の成金若社長は、高級腕時計を片っ端からプレゼントしたり、馴染みの寿司屋を大阪からヘリで空輸させたという話も聞いた。
 別の社長は、著名な西欧絵画をサザビーズなどの競売で次々と高値で競り落とした。「美術館をつくる」といっていたが、そういう構想も事業も、バブル崩壊とともにすべて泡と消えた。


この手の男の女好きは一生直らない

 日本史をたどると、煙草王、石炭王、ガチャマン王(繊維産業で財を成した者)、さまざまな成金がそれこそあぶくのように生まれては消えていった。

 菊川怜の亭主になった男は、婚外子を次々ともうけたり、週刊誌報道によれば女子高生を愛人としてといったとされるなど、道徳観念がきわめて希薄で、自分がブライダル関連企業の社長をしているという意識が欠如している年か思えない。

 菊川怜にアドバイスしてあげると、〝この手の女好き〟は生涯直らない。
 この手の男は、精力が強く、バイタリティがある高血圧タイプに多い。
 仕事だけでなく、女に対しても非常にこまめで、家庭でも妻や子供に〝良きパパぶり〟を発揮する傾向がきわめて強いから、妻は騙されてしまう。

 そういうタイプの男を何人も知っているが、いくつかの共通点がある。

 体力があり、精力が強く、女に優しくこまめで、口も達者で言葉巧みに、金にものをいわせて、次から次へと女を漁る。
 この連中は、目を覚ましてもベッドでボーッとしていない。
 目を覚ますや否や、活発に動き出す高血圧タイプである。

 そういう男と結婚したら、妻が気づかないだけで、婚外子数人とまでは行かなくても、外に何人もの女がいるのだ。
 見破るにはどうすればいいか。
 馬脚を現さずに、そういうことをやって来た〝したたかな男〟なのではないかと、まず疑ってかかることだ。
 そして、そういう目で行動をこまめにチェックしていくと、「怪しい」と思える出来事が必ず出てくる。
 
 もし見つけて指摘すると、その場では謝るが、〝女好き〟という名の〝ほとんど病気〟だから、またやる。
 今度は、どうやったらばれないかを懸命に考えるから、妻はそれを上回る見抜く技を身につけないといけない。

 人に会いに行くといって、やたらシャワーを浴びたり、身ぎれいにしようとしたり、いくつもケータイを持ったりしたら、疑ってかかるべきである。

 (城島明彦)

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