豊洲市場問題で会見した石原元都知事は「知らない」を連発したが、トップは「知らない」ではすまない!
記者の質問で抜けていた2点
石原慎太郎元都知事の単独記者会見は、午後3時からNHKなどが中継したが、TBSは自局の記者が質問しているときにCMを流していた。
バカじゃなかろか。
石原慎太郎は、
「都知事として裁可した責任は認めるが、副知事や専門部門に任せており、自分だけの責任じゃない。報告も受けていないから私は知らない」
と逃げたが、都知事は企業でいえばCEO。
企業では通らぬ論理だ。
そして、これまで小池都知事にボコボコにされてきたうっぷんを晴らすかのように、
「学識者が問題ないといっているのに、小池都知事は移転をストップさせ、維持費等に巨額の税金が使われている。それこそ大問題」
と逆襲した。
石原慎太郎は、都知事在任中は、週のうち2日か3日しか登庁しておらず、残る時間は作家活動などに充てていたことは誰でも知っているが、知事は公僕。
24時間フルに都のための仕事に専念すべきだった。
そういう勤務態度と「任せっぱなし」が引き起こした問題ではないのか、という点も質問すべきだったが、記者連中は誰も聞かなかった。
石原慎太郎は、「権威が問題ないといっている」と繰り返したが、
「小池都政下での調査では、地下水等から問題となる化学物質が測定された。それでも問題ないと言い切れるのか」
という質問をぶつけた記者は一人もあらず、そのため、石原元都知事は、
「学者が豊洲は問題ないといっているのに、なぜ早くオープンしないのか」
と何度も発言したのだ。
記者も、しっかりしてほしかった。
(城島明彦)
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