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2017/03/22

11連勝はしたが、疲労がたまってきた稀勢の里、もっと前へ出ろ!


「いつも土俵際で逆転」というわけにはいかなくなるぞ!

 場所前の新横綱〝披露〟が重なり、中日あたりから〝疲労〟が出てきたようで、土俵際まで押し込まれて逆転する相撲が続いている。
 
 本日(大相撲春場所11日目)も、土俵際での逆転で嘉風を下して11連勝となったが、〝破竹の〟という形容詞はつけられない。

 昨日(21日)は、稀勢の里にはやってほしくない「張り差し」で玉鷲に勝った。
 立ち合いざま、右手で玉鷲の顔面を張った瞬間、玉鷲の顔が大きく振れ動いた。
 NHKのアナウンサーも、「張り差しを選択しました」と表現。感心しない口ぶりだった。
 NHKアナも「張り差しをすると脇が開く」というなど、進歩した。
 
 アンコ型の大型力士である稀勢の里には、がっぷり組んでからの一方的な押しや土俵中央での豪快な投げがふさわしい。
 相手の顔に張り手をかます時間があるなら、早くまわしを取れ! 押せ! 突け!

 勝てばいいってもんじゃない!
 「モンゴル勢とは違う!」
 と誰もが感心するような堂々たる横綱相撲を見せてくれ!


 【追記(3月23日)】
  12日目、稀勢の里は、立ち合いから一気の押しで荒鷲を一蹴、全勝を守った。
  これぞ真の横綱相撲。これからも、こういう相撲を取ってほしい。

(城島明彦)

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