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2017/01/18

稀勢の里、1敗守るも、ぶっちぎりの強さが消え、優勝の可能性は5分5分以下


2横綱休場という「千載一遇の幸運」を活かせなければ男じゃない!

 稀勢の里は、過去に見せた怪力無双の〝ぶっちぎりの強さ〟が影をひそめてしまった。
 横綱昇進は〝実力プラス運〟だ。
 勢いに乗って、神がかりのような強さを発揮し、一気に優勝ないしは準優勝を続けないと、横綱にはなれない。

 稀勢の里は、それができずに、何度も好機を逃してきた。
 しかし、今場所は、日馬富士に続いて鶴竜も休場したことで、稀勢の里が勝たなければならない横綱は白鵬ひとりになった。
 しかも白鵬は、年齢的な衰えがみられ、足の指のケガなどもあり、かつてのような無敵の強さではなくなっている。
 
 その白鵬に負けたら、たとえ1敗差で準優勝しても、横綱昇進とはならない。
 白鵬を圧倒して勝って14勝1敗での優勝なら、誰に文句をいわれることなく、横綱昇進だ。
 日本国民はそれを願っている。
 だが、そういう期待を重圧に感じたら、その時点でアウトだ。


伏兵に気をつけろ!

 だが、あと4日。思わぬ伏兵が出てくる可能性もある。

 残る4日間の対戦相手となる横綱・大関から横綱2人が消え、残るは横綱白鵬と大関豪栄道のみを残すだけとなった。
 千秋楽が白鵬戦、14日目が豪栄道戦である。
 明日12日目は勢と発表されている。2人の横綱の欠場で、急遽、前頭と2番取ることになり、その1人が勢になったのだ。

 勢の金星の数は、これまでに1個だけ。白鵬に勝っただけだ。
 しかも、稀勢の里は勢と過去に13回対戦して13戦全勝だ。
 じっくり見て取れば稀勢の里の完勝となろうが、勢の作戦次第では、過去0勝というのは、かえって危険をはらんでいる。
 勢が、何とか勝ちたい一心で、過去の取組とは全く異なる取り組みを仕掛けてくるかもしれないからだ。
 
 
13日目も要注意! 対戦相手は、豪風か貴ノ岩か蒼国来か?

 前頭相手というのが、かえって危ないのだ。
 なぜなら、相手は、
 「負けてもともと」
 「横綱候補に勝って、男を挙げたい」
 と、死に物狂いで、あるいは、稀勢の里をあわてさせるような「奇手」「奇襲攻撃」を講じてくる可能性が大きい。
 
 13日目は、番付の順位から行けば、前頭5枚目の豪風で、7勝4敗と健闘しているが、年齢は34歳。盛りは過ぎている。
 勝ち星から行けば、8勝3敗で勢いに乗っている前頭10枚目貴ノ岩か、9勝2敗の前頭11枚目蒼国来である。どちらもモンゴル出身で、貴ノ岩は26歳、蒼国来は33歳。
 貴ノ岩が面白いかもしれない。

 さあ、どうなりますか。


 【1月19日 追記】

 前記の私の読みは、完全に間違っていた。
 審判部は、13日目の稀勢の里の取組相手に豪栄道をもってきたのだ。

 だが、豪栄道は12日目の取組で、ケガをしたようだ。場所前に痛めていた腰の状態が悪化したのかもしれない。

 一方、稀勢の里は12日目の対戦相手である勢いを、じっくり攻めて勝ち、以前のような強さが復活したかのような印象を与えた。

 こうなると、最大の焦点は、千秋楽の白鵬戦ということになる。
 白鵬に負けて同点決勝となって負けて優勝を逃し、準優勝となると、横綱昇進は難しい。

 何としてでも、白鵬を下して優勝し、横綱昇進を決めたいところだ。

 【1月20日 追々記】

 13日目、豪栄道休場で、稀勢の里は不戦勝。運に恵まれた。
 審判部は、14日目の稀勢の里の対戦相手に、幕尻に近い前頭13枚目の逸ノ城をぶつけてきた。
 私の予想はことごとく外れた。
 当たったのは、モンゴル出身力士ということだけ(逸ノ城もモンゴル出身)。
 審判部は、稀勢の里と逸ノ城の過去の対戦成績が7勝3敗という点に目をつけたようだ。
 
 逸ノ城は、13日目が終わった時点で10勝3敗だが、下位だから勝っているだけのようにも思え、貴ノ岩か蒼国来の方がおもしろかもしれない。
 
(城島明彦)

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