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2017/01/27

韓国よ、目覚めよ! 「征韓論」の時代と同じことをやっていたら、国の未来はない!


傲慢無礼は国民性なのか

 大隈重信は、明治時代になぜ「征韓論」が起こったかかに関して、次のようにいっている。
 「韓国が倨傲無礼(きょごうぶれい/傲慢無礼と同じ意味)を極めて、我(日本)に敵意を表はした為めに、我国民は往古(おうこ/遠い昔)に於ける日韓両国の関係を想起して、感慨に堪へず遂に干戈(かんか/武力の意味)を採って制裁せんと欲するに至った」
 
 朝日新聞(2007年6月26日付け)が掲載した「征韓論」の解説記事(ネットでも見れる「キーワード」解説)の中に、以下のような一文がある。
 
 《1873年5月、朝鮮が、釜山(プサン)にあった日本側の滞在用施設の門の前に日本を侮辱した書を掲示したという報告が伝わり、参議の板垣退助(いたがきたいすけ)が閣議で、居留民保護を名目に派兵を主張。
 一方、西郷隆盛は、派兵に反対し、自分を大使として派遣するよう求めた。板垣らも賛成し、いったん西郷の派遣がきまったが、天皇に決定を報告した岩倉具視(いわくらともみ)が派遣を認めないよう求めたため、閣議で正式決定しながらも派遣が中止されるという異常事態となった。》

 その結果、西郷隆盛は下野し、やがて西南戦争が起きるのだ。


過去に執着しても、未来への希望は生まれない

 「朝鮮が、釜山(プサン)にあった日本側の滞在用施設の門の前に日本を侮辱した書を掲示」
 という解説を読んで、誰もが想起するのは、今の「日本大使館前に設置された慰安婦像」だ。

 折も折、1月27日の日本のテレビは、そろって、「対馬の寺から盗まれ、韓国の寺に売られた仏像をめぐる裁判の判決」をニュースとして報じた。

 判決文がふるっている。
 「かつて倭寇がその寺から盗んだものだから、所有権は韓国の寺にある」
 としたのだ。

 倭寇? 何年いや何百年前の海賊の話を蒸し返しているのだ。

 この論理でいうと、似たような経緯で大英博物館の手に渡った古代エジプトの秘宝などは、すべてエジプトに戻すのが正しいということになる。
 
 韓国の慰安婦問題にしろ、仏像の一件にしろ、あきれ返るしかない。
 近代化がなされていないというべきか。
 韓国の歴代大統領は、退任後、逮捕され糾弾されるという歴史を繰り返している。
 

昨日の敵は今日の友

 財閥が韓国経済を牛耳り、その一族がのさばり続けているのも、時代錯誤である。
 財閥を早く解体しない限り、韓国の未来は先はない。
日本は、戦後すぐに連合軍(駐留米軍)が「財閥解体」を強行し、それが企業間の競争を生む原動力となった。
  
 日本は、日本を壊滅的に破壊し尽くした敵国アメリカと、戦後手を結んで復興し、先進国となった。

 戦争から70年も経つのだから、韓国も、かつて敵だった日本に対する怨念を捨て、共に手を携えて自国の繁栄のために突き進んだらどうなのか。

 慰安婦像を設置する運動をしている連中の中に若者の姿を見るにつけ、
 「いつまでも過去のことにとらわれるより、明日の韓国のためになる運動に精を出せ。それができるのは、君たち若者たちだ」
 といいたい。

(城島明彦)

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