時代は残酷だ! 浅田真央、引退!? フィギュア全日本選手権の女子に〝新旧交代の嵐〟
新世代の台頭で、浅田真央ら旧世代が霞んだ
25日夜に終わったフィギュア全日本選手権は、10代が表彰台を独占した。
ぶっちぎりの1位宮原知子(さとこ)は18歳。
2位樋口新葉(わかば)は15歳。
3位三原舞依(まい)は17歳。
彼女ら以外にも、次から次へと出てくる10代の新人が、いずれ劣らぬ素晴らしい滑りを見せる姿は圧巻だった。
テレビの実況中継(フジテレビ系列)を見ながら、
「日本には、こんなに逸材がいるのか! いつのまに!」
と驚き、胸を熱くした人は多かったのではないか。
「浅田真央に引退の時期迫る」の感、強し
〝往年の女王〟浅田真央は、174.42点で12位。
トップの〝新女王〟宮原(214.87点)に大差をつけられて、3連覇を許し、いやがうえにも世代交代という過酷な現実を実感させた。
浅田真央は26歳。引退の時期が迫ってきた。
ポスト浅田真央と期待されながら、20歳の本郷理華は4位。
同じく、長いスランプに陥っていた村上佳菜子(ソチ五輪日本代表)も、頑張ったが、それでも8位がやっと。愛くるしい笑顔で人気があった彼女も、気がつくと22歳。
4位本田真凜、6位白岩優奈、9位鈴木沙弥は、いずれも15歳。
7位坂本佳織は16歳。
10位の松田悠良(ゆら)は18歳。
11位の新田谷凜(にたや りん)は19歳。
これだけ多くの10代が、浅田真央より上位に立ったのだ。
浅田真央の時代は終わったといわざるを得ない。
自分ではまだやれると思っても、体がついてきていない。
それが現実だ。
だが、忘れてならないのは、台頭してきた10代の若手たちは、世界の檜舞台で活躍した浅田真央に憧れてフィギュアスケートの世界に飛び込んできたということだ。
彼女は、もう役割を十分果たしたのではないか。
これ以上、現役を続けると、これまでの栄誉と伝説に傷つくだけだ。
キムヨナのように、余韻を残してスパッと引退した方がよい。
(城島明彦)
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