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2016/12/26

時代は残酷だ! 浅田真央、引退!? フィギュア全日本選手権の女子に〝新旧交代の嵐〟


新世代の台頭で、浅田真央ら旧世代が霞んだ

 25日夜に終わったフィギュア全日本選手権は、10代が表彰台を独占した。
 ぶっちぎりの1位宮原知子(さとこ)は18歳。
 2位樋口新葉(わかば)は15歳。
 3位三原舞依(まい)は17歳。
 彼女ら以外にも、次から次へと出てくる10代の新人が、いずれ劣らぬ素晴らしい滑りを見せる姿は圧巻だった。

 テレビの実況中継(フジテレビ系列)を見ながら、
 「日本には、こんなに逸材がいるのか! いつのまに!」
 と驚き、胸を熱くした人は多かったのではないか。


「浅田真央に引退の時期迫る」の感、強し

〝往年の女王〟浅田真央は、174.42点で12位。
 トップの〝新女王〟宮原(214.87点)に大差をつけられて、3連覇を許し、いやがうえにも世代交代という過酷な現実を実感させた。
 浅田真央は26歳。引退の時期が迫ってきた。

 ポスト浅田真央と期待されながら、20歳の本郷理華は4位。
 同じく、長いスランプに陥っていた村上佳菜子(ソチ五輪日本代表)も、頑張ったが、それでも8位がやっと。愛くるしい笑顔で人気があった彼女も、気がつくと22歳。

 4位本田真凜、6位白岩優奈、9位鈴木沙弥は、いずれも15歳。
 7位坂本佳織は16歳。
 10位の松田悠良(ゆら)は18歳。
 11位の新田谷凜(にたや りん)は19歳。

 これだけ多くの10代が、浅田真央より上位に立ったのだ。
 浅田真央の時代は終わったといわざるを得ない。
 自分ではまだやれると思っても、体がついてきていない。
 それが現実だ。

 だが、忘れてならないのは、台頭してきた10代の若手たちは、世界の檜舞台で活躍した浅田真央に憧れてフィギュアスケートの世界に飛び込んできたということだ。
 彼女は、もう役割を十分果たしたのではないか。
 これ以上、現役を続けると、これまでの栄誉と伝説に傷つくだけだ。
 キムヨナのように、余韻を残してスパッと引退した方がよい。

(城島明彦)

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