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2016/11/14

頭のエンジンがかかりにくいときには、「連想ゲーム」や「ダジャレ」が効く


「いいアイデアが浮かんでこない」というときの特効薬

 パソコンや紙に向かっても、すぐにアイデアが出てこないときがある。
 出てきても、イマイチと思うことがある。
 そんなとき私は、自分で入れたコーヒーを飲みながら、くだらない連想ゲームをする。
 まずは、ウォーミングアップである。

  雨→傘→折り畳み→ティッシュペーパー→鼻水→かぜ

 これは、「オーソドックスな連想ゲーム」で、脳の方もゆっくりと活性化していく。
 このやり方は、ボキャブラリーを豊かにし、連想力も強化するが、どちらかというと「論理的な連想」の域をまだ脱していない。
 だが、確実に脳はクリエイティブな動きを開始し始める。

 「のんびりしている場合ではない」というときは、連想の飛躍を試みるとよい。
 
  雨→五月雨→あんた誰→ダレノガレ→ガレージセール→ポパイザ・セールマン

 どちらかというと、「尻取り遊び」をミックスした連想ゲームだ。オーソドックなものに比べ、ダジャレのようなものも加えている。
 これをやると、脳の覚醒スピードが少し早くなる。

 「説明しないとわからない」ような連想にすると、脳の覚醒スピードはさらに上がる。
 
  雨→八代亜紀→オータム→トーテムポール→ビートルズ→哀川翔

 「♪雨、雨、降れ降れ、もっと降れ」(雨の慕情)を歌っている八代亜紀の「あき」→秋=オータムと連想した後は、オータムの「語呂合わせ」で「トーテムポール」を連想。次は、ポール・マッカートニーとやらずに「ビートルズ」まで飛躍させ、カブト虫飼育で知られる哀川翔へとつなぐ。
 「語呂合わせによる発想の飛躍」による脳力アップだ。

 もっと能力をアップするには、「トンデモ連想」をやることだ。
 〝アメリカ版ヒットラー!?〟トランプ新大統領誕生に合わせて、
 「ハイル、ヒットラー!」
 という「お題」を設定しての連想ゲームだ。まともに考えず、思いっきり「ダジャレ」に走らないと面白くない。

  ヒットラーは総統室へと向かった→入る! ヒットラー
  ヒットラーは鉤(かぎ)十字の国旗の前でポーズを取った→映えるヒットラー
  ヒットラーは国民車(フォルクスワーゲン)をつくった→オイル、ヒットラー
  ヒットラーは口角泡を飛ばして演説した→吠える! ヒットラー
  ヒットラーは肥満体質だった→肥えるヒットラー
  ヒットラーはゆで卵が大好きだった→ボイル、ヒットラー
  ヒットラーはうつ病だった→滅入るヒットラー
  ヒットラーは敗戦濃厚と聞いて頭を抱えた→禿げるヒットラー
  ヒットラーは山岳地帯へ逃走した→ザイル、ヒットラー
  ヒットラーは空腹に苦しんだ→飢えるヒットラー
  ヒットラーは変装してドイツに戻ろうとした→帰る! ヒットラー
  ヒットラーは火炎放射器で焼かれた→燃えるヒットラー
  ヒットラーは生きていた→老いるヒットラー

 くだらないことをこれくらいやると、脳のクリエイティブな領域は完全に覚醒し、「連想ゲーム」を始める前とは違っているはず。
 「いや、そうでもない」という人は、こういうことを習慣づけるようにすると、発想力は間違いなくアップするようになる。
 年寄りのボケ防止にも効果があるので、騙されたと思ってやってみては?

 Photo  ※城島明彦現代語訳の本書、買ってくだしゃんせ。石田梅岩『都鄙問答』の「都鄙」は「とひ」と読みます。松下幸之助、稲盛和夫両氏に多大な影響を与えた本で、平成初の現代語訳ですぞ。

(城島明彦)

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