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2016/10/24

「企業性善説」はありえないことなのか!? 石田梅岩『都鄙(とひ)問答』を現代語訳しながら考えた


「企業性悪説」がはびこる世の中でいいのか

 売り上げを偽装した東芝、データ偽装し続けた三菱自動車、ネット広告の不正をしていた電通、データ偽装した東洋ゴム・旭化成・フォルクスワーゲン、消費者無視の醜い骨肉の争いを繰り広げた大塚家具・ロッテ、食肉偽装をしながら開き直ったマクドナルド、個人情報が大量に漏洩をしたベネッセ……不祥事が後を絶たない。

 こういった企業の経営者や従業員は、石田梅岩の『都鄙(とひ)問答』を読んだことがないに違いない。


正しい商人道を自覚しないから不祥事が起きる

 江戸時代の商人だった石田梅岩は、周囲で不正や悪事がはびこるのを見て、「正しい商人道とは何か」「人はいかにあるべきか」といったことをテーマとして、無料で聴講・質疑応答できる私塾を開いた。

 その功績から、梅岩が著した『都鄙問答』は〝日本のCSR(企業の社会責任)の原点〟といわれるようになった。


「恥」を知らない人間が増えている

 日本人は、元来、「恥」ということを大事にしてきた民族である。
 外国人が畏敬する生き方である「武士道」にも「恥」の観念がある。
 しかるに昨今は、「恥」を屁とも思わない輩が跋扈(ばっこ)している。

 拝金主義者の代表格だった〝ホリエモン〟こと堀江貴文は、会社をつぶし、株主らに巨額の損失を与えて、罪に問われ、刑務所に打ち込まれたが、ちっとも反省しておらず、刑務所から情報発信するという考えられない所業に走った。
 それでも、出所後しばらくはおとなしくしていたが、またぞろ拝金論をぶちあげている。

 猪瀬直樹も、政治とカネの問題で都知事を辞任し、選挙やり直しで、本来不必要な選挙用の巨額資金が都民の税金から使われたが、そのことで都民に謝罪した姿を見たことはない。
 この男は、元来、小心者で、嘘をいうときには眼が泳ぐから、すぐにわかる。

 一方、しみったれたことをした舛添要一は、同じ〝都知事追放組〟でも、猪瀬直樹のように、何食わぬ顔をして自分からメディアにシャシャリ出ていない分、まだましだ。少しは「恥」を知っている。

 恥=責任感であり、人間、「恥」という感覚が欠如した鉄面皮人間が跋扈する世の中は、まともではない。

 こういう時代こそ、石田梅岩『都鄙問答』を読んでほしいものだ。
 まだ読んでいない人は、ぜひ一読を。

Photo

(城島明彦)

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