« 拙著『吉田松陰「留魂録」』を1,955冊、学校に寄贈した故・堀地速男氏(銚子丸創業者)の遺志 | トップページ | 豊洲市場問題、笑いとばすにゃブラックすぎる »

2016/10/13

オリンピックを政争の具にする輩は、国賊のたぐいだ!


村井宮城県知事は、あざとい

 小池都知事になったとたん、かつて葬り去られた事案が、あっちこっちで復活の兆しを見せている。
 敗者復活戦、勃発だ。
 それによって、またまたムダ金が費やされる。

 2020年の東京五輪の「ボートレース場」をめぐる論争も、それだ。

 宮城県知事は、何かというと、日本国民が反対できない「東日本大震災」を口実にする。
 卑怯である。
 震災を政治的に利用しようとしているとみられても弁明できない。

 オリンピックの開催地として世界にアピールしたいなら、ボートよりもっと人気の高い種目を誘致すべきである。
 
 「東京五輪」と銘打ち、東京都が開催するのだから、東京都の周辺でやるのが鉄則だ。
 「復興した姿を世界に発信したい」
 「長沼ボート場でやる方が、東京でやるより安くできる」
 といいたい気持ちはわかるが、それならもっと早く、誰もが納得できるデータや案を国民に示すべきだった。

 被災地の復興は進みつつあるが、まだまだ途上。
 それでも大震災・津波・原発事故を受けた当時に比べたら、復興してきた。
 それを見てもらいたいというのなら、試合が終わった世界中の選手全員を大型バスに乗せて、岩手や宮城へ送ったらどうか。
 全員が無理なら、希望者を送迎するという手もある。
 そうすれば、世界中のメディアが報道する。
 費用は、当然、言い出しっぺが持つ。

 村井宮城県知事は、仮設住宅の二部屋分をぶち抜いて選手村にするといって、モデルルームをつくっている。
 そういう金があるなら、困っている被災者をもっと支援したらどうか。
 詭弁を弄するのは、やめろ。

(城島明彦)

« 拙著『吉田松陰「留魂録」』を1,955冊、学校に寄贈した故・堀地速男氏(銚子丸創業者)の遺志 | トップページ | 豊洲市場問題、笑いとばすにゃブラックすぎる »