日本が「温帯」から「亜熱帯」になり、体調が狂う人が増えたのでは?
猛暑、猛暑は、もうしょうがない?
子どもの頃、
「日本列島は『温帯』に属し、春夏秋冬がめぐってくる美しい国だ」
と学んだ。
しかし、いつごろからか、9月の終わり近くになっても気温が30度を超える日々が続くし、雨の降り方も尋常ではなくなっているし、外来種の動植物が全国各地で増殖したり、琵琶湖のハスが全滅したりとか、もはや日本列島は「温帯」ではなく、完全な「亜熱帯」になっている。
赤ん坊のときから今のような亜熱帯性気候だった人と違って、温帯気候の中で生まれ、育ち、年を取って来た人たちは、猛暑がきつい。
寒暖の差に異常に敏感な私のような人間は、老いぼれてきたというハンディも加わって、特にきつく感じるようになった。
今年の夏は、ほとんど部屋にこもって、9月29日に発売になった石田梅岩『都鄙(とひ)問答』の現代語訳の最後の仕上げに取り組んでいた関係で、終日、冷房をガンガンかけ、よく眠れるようにと思って、就寝中も冷房を効かせていたために、仕事が終わりに近づいた大事な時期に熱が出て、なかなか引かず、夜は熟睡できなくなって、頭がボーッとするという情けない事態になり、いまだにそれが治っておらず、体はガタガタのボロボロ。
「回復力が遅くなる」というのも老化の証拠で、なかなか元気が戻らない。
文章を書くのが仕事なので、頭の方は自然と鍛えられるが、体の方は、ほったらかしだ。
そこで、「春が来た」の自虐的な替え歌だ。
♪ガタが来た ガタが来た どこに来た
顔に来た 体に来た 脳にも来た
あゝ、なさけなや、なさけなや。
というわけで、なかなかブログを更新できない今年の夏だったが、少しずつ元気が戻ってきつつあるので、ブログも更新したい。
(城島明彦)
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