« 松下幸之助翁、稲盛和夫氏を尊敬する人は必読! 石田梅岩『都鄙問答』、全文現代語訳で登場! | トップページ | 〝人生は一発大逆転〟の豪栄道VS〝意気地なし〟稀勢の里、〝こんなもの〟琴奨菊 »

2016/09/18

敬老の日のプレゼントに「貝原益軒『養生訓』」は、いかが?


誰でも知っている言葉がいくつもある名著だ

 貝原益軒の『養生訓』という書名については、若い人も知っているかもしれないが、年寄りはもっと知っている。

 誰でも知っている貝原益軒の言葉は、
 「腹八分(目)」 である。。
 食べ過ぎると早死にすると『養生訓』の中で警告し、「腹八分目にせよ」と戒めている。

 次いで有名なのは、
 「接して漏らさず」
 だ。
 「接して漏らさず」は、中年以降の男の「閨房での心得」をいった言葉として知られているが、これは貝原益軒が『養生訓』の中で使った言葉だ。

 貝原益軒は、37歳のときに17歳も年の差がある若い娘を妻に迎えているので、この名言も絵空事ではなく、実体験で裏付けられているのだ。

 昔から「寝る子は育つ」といわれたが、大人になってからも寝まくっていると早死にする。
 貝原益軒は、「睡眠時間は短く」と説いている。
 益軒は、85歳まで生きた人なので、その説は間違っていないことを実証したことになる。
 歯の磨き方なども指導しているが、その年まで一本も虫歯がないと自慢している。

 しかし、実際に全文を読んだ人となると、限られている。
 そこで、「敬老の日」という機会に、おじいさんに一冊プレゼントしてはいかがか。
 無論、中年のお父さんの誕生日のお祝いにも向いているし、若い人が長生きするための心得として読んでも楽しめる本だ。

  (自己PR)
  _cover Photo_4 Photo_2  (致知出版社)

 近刊(9月29日発売)もよろしく
 Photo_2 (現代語訳&解説:城島明彦/致知出版社) ※写真はクリックすると、でっかくなります

(城島明彦)

« 松下幸之助翁、稲盛和夫氏を尊敬する人は必読! 石田梅岩『都鄙問答』、全文現代語訳で登場! | トップページ | 〝人生は一発大逆転〟の豪栄道VS〝意気地なし〟稀勢の里、〝こんなもの〟琴奨菊 »