暑さで体力消耗の夏、8月も終わりだ
老いるとは、無理がきかなくなることと見つけたり
もうすぐ出る本のゲラのチェックに追われ、心身ともに疲労困憊中。
若い頃のように無理がきかなくなっている。
それでも、今夜は徹夜だよ!
ああ、情けなや情けなや。
今日はこれまで!
起立! 礼!
なんのこっちゃ。
(城島明彦)
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老いるとは、無理がきかなくなることと見つけたり
もうすぐ出る本のゲラのチェックに追われ、心身ともに疲労困憊中。
若い頃のように無理がきかなくなっている。
それでも、今夜は徹夜だよ!
ああ、情けなや情けなや。
今日はこれまで!
起立! 礼!
なんのこっちゃ。
(城島明彦)
緊急報告! コンプライアンスもCSRも無視するNTTコミュニケーションズ!
OCNの悪徳商法に引っかかってしまった!
今、消費者センターが動いてくれているが、「消費者庁へ行きたければと行け」と傲慢なOCN代理店を野放しにするNTTコミュニケーションズに企業としての良心はあるのか?
今、仕事が超多忙(「日本のCSRの原点」といわれている石田梅岩の『都鄙問答』という本の、日本史上で2冊目となる現代語訳を執筆中)で、詳しいことは書けないが、OCNには企業としての良心がないのかと腹立たしく思っている。
詳細については、後日、本ブログで報告予定。
【追記】(12月26日記)
本件では、消費者センターの協力・尽力もあって、12月19日をもって、以前のニフティに戻した。
ただし、ニフティ⇒OCN⇒ニフティと元に戻したことで、決して少なくはない出費がかさんだ。
ただし、OCNを辞めることで発生した解約金は、消費者センターがOCNに話をしてくれたことで、代理店からこちらへ振り込まれることになった。
私にそこまでさせたのは、OCN代理店の勧誘の仕方に不快感を抱いたからだ。
OCNの代理店は、目先の利益を得ようとして、口八丁で消費者を騙したわけで、私の周辺にも何人かそういう目に遭った人がいる。
「プロバイダーを乗り換えると安くなる」などといって、強引な勧誘に遭ったが、実際には安くもなっていない場合は、決して泣き寝入りせず、居住地域にある消費者センターへ電話すると、力になってくれる。
詳細については、後日(2017年になってから)、改めて書くことにする。そのときには、「消費者センターへ行きたければ行け」とまでいった代理店の実名も公表する。
(城島明彦)
どう関わったかで「親の責任」は異なる
高畑裕太の事件が最初に報道されたとき、「彼は成人だから、母親である高畑淳子は責任を負う必要はない」とテレビで発言していたコメンテーターが何人かいたが、これは明らかに間違い。
ミソもクソも一緒にした乱暴な意見である。
事件が報道されると、花王は、高畑淳子を起用したCMを即放送しなくなったが、これは、子→親というイメージから商品イメージ・企業イメージが悪くなることを阻止するためで、そういう連想を働かせるのが世間一般である。
金鳥の「虫コナーズ」では長澤まさみと親子役の設定で共演しており、こちらも流れなくなった。これなど、CMの親子イメージから「裕太」をストレートに連想されてしまう。NHK大河ドラマで共演している二人に便乗した安易な企画には、この手の落とし穴が待っていることがあるという教訓だ。
CMの例が示しているのは、いくら成人でも、世の中は親子を切り離しては考えないのだ。
裕太の場合、〝親の七光り〟でテレビに出、親子であることも売りにしてきたイメージが強いので、成人であっても、親は一蓮托生と見られる。
今回の事件でテレビ番組を取り直すなどする必要に迫られたことから、テレビ局に甚大な金銭的被害を与え、それを弁済する必要があるという報道もなされているが、裕太本人に支払う能力がなければ、所属の芸能プロダクションや親が弁済するしかない。
テレビ局は〝隠れた加害者〟だ! 責任も大きい
責任の一端はテレビ局にもある。
有名女優の息子だというだけで、いろいろな番組に起用した安易さという点での責任、そして本人を増長させた意味での責任だ。
角度を変えてみると、「加害者の一端を担っている」という見方もできる。
二世タレントは、本人に実力がなければ、やがて消えていくが、当初は珍しがられ、テレビ局はそれを利用して視聴率を稼ごうとする。
そういう思惑があって起用したのだから、損害が生じても、「局は単なる被害者」とはいいきれない。〝広義の意味で加害者〟である。
親の七光りをどう利用したかが問題
高橋英樹と高橋真麻は、父と娘の理想的な形として視聴者は観ている。
彼女は元フジテレビのアナウンサーだが、高橋英樹の娘でなかったら、独力で入社できたかどうか。親のおかげで超難関を突破しているのだから、成人であっても、親は大きな責任を負う。
宍戸錠と宍戸開は、本人たちは親子であることを隠してはいないが、それを売り物にしてきたわけではない。しかし、何か問題が起きれば、名前は出るし、コメントを求められれば、拒むのではなく、親として謝るのが世間の常識。
先日亡くなった高島忠夫・寿美花代の息子の政宏・政伸の兄弟は、家族でテレビに出るなどしてきた。この2人は、実力のある役者に成長したが、両親の七光りを利用してデビューしているから、何か問題が起きると、寿美花代は無関係というわけにはいかない。
要するに、親が「保証人」のような形で関わっていたら、この犯罪に親も連座せざるを得ない。
その点、高畑淳子の謝罪会見は立派だった。
事件発覚と同時に彼女に向けられたのは、「好奇の目」であり、「親の教育・親の監督」といった視点での批判だったが、彼女はそれらを客観的に眺め、自身の責任をすべてわかっているような発言を繰り返しただけでなく、親子の情についても遠慮がちに触れた。
母親にとっては考えたくもない「強姦致傷」という事件を犯した息子に対し、「自分が被害者を娘と考える、なかなかできることではない。その点、世間の感覚とずれていない。その分、同情が集まることになる。
事件の裏に「テレビ局・CM企業の倫理感覚の欠如」あり
芸能界内部、つまり芸能人の男女間では、強姦やそれに類似した事件は珍しくないが、女性側が泣き寝入りすることがほとんどだ。話したとしても、水沢アキのように、何十年もたって恥も外聞もなくなった年齢になってから、「森本レオに強姦された」というたぐいだ。
しかし、今回の事件は、人気上昇中の二世タレントで、被害者が一般人、それも宿泊していたホテルの従業員となると、いくら成人とはいえ、親は無関係とはいえない。
今の時代、企業の倫理感覚がゆるんでいるせいか、たとえば吉田羊のようなセックススキャンダルが発覚した俳優やタレントが出ているCMを、その後も平気で流し続けたり、新たにCMに起用する企業が増えている。
そういう倫理感覚も、高畑裕太の心得違いを生んだ大きな一因になっているのではないか。
一方、テレビの前の世間一般の視聴者は、事件や問題を起こした俳優やタレントの顔をドラマやCMで見るたびに、その事件のことが頭をよぎるのである。企業イメージにマイナスになることはあっても、決してプラスに働くことはないのだ。
(城島明彦)
人間性が出て同情を集める
高畑淳子が、9時過ぎから会見し、NHKとテレ東を除く民放キー局はそろって実況中継をした。
バカ息子の犯罪が「強姦致傷」という破廉恥罪だけに、詫び方を誤れば、反感を食らい、下手をすれば激しいバッシングへ発展する可能性も高かったが、高畑淳子の憔悴しきった表情に加え、質問に真摯にきちんと答え、詫び続ける姿勢は、会場の記者連中だけでなく、おそらくテレビを見ていた視聴者の同情心も買ったのではないか。
この会見を通じて、彼女の人間性への評価は高まるだろう。
私は、役者としての彼女を好きではなかったが、今回の会見を見てその評価を見直す気になった。
(城島明彦)
最下位中日の原因は、2011年の落合監督解任にあり
中日ドラゴンズは、常勝Aクラスから明日なきBクラスに転落して久しい。
勝負事は、数字がすべてだ。
〇落合監督時代(2004年~11年) 8年連続Aクラス(セ優勝4回)
1→2→1→2→3→2→1→1位
※もう1年やらせ、世帯交代を行わせるべきだった。
〇高木守道監督時代(2012~14年) ボロボロのチームにした
2→4→4位
※1年目は落合の遺産。2年目以降が自力。
※高木は1992年~95年まで中日の監督をやっている。成績は6→2→2→5位
〇谷繁元信監督時代(2014~16年) Aチーム入りができず、力量に疑問符
4→4→6位 ※世帯交代・戦力補給に失敗
落合をもう1年やらせるべきだった
落合博満は、中日をセリーグ屈指の投手王国にし、僅差の試合をものにするチームにし、8年間の監督在位中に4回もセリーグの覇者となっている。
落合が首にされたのは、メディアにリップサービスをしなかったからだ。
他球団系のスポーツに対してのみならず、中日スポーツの記者にも口を閉ざしたため、記者が「コメントが取れない」「記事を書けない」という怒りが鬱積・爆発し、リーグ優勝したのに首にされた。
新聞が売れようが売れまいが落合には関係なく、彼の頭にあったのは、「ただ勝つ」といういうことだけ。「余計なことをいって、それが勝負を左右することになったら致命傷」という考えで記者に口を閉ざしたのだが、やはり監督談話は記者だけでなく、ファンも望んでいる情報だ。
中日スポーツだけの話ではない。落合談話が載らないため、勝ちまくっていても、入場者数が伸びなかった。
〝落合のオレ流〟は、「野球とは何か」という基本的な問題を改めて考えさせることになった。
しかし、チームが勝てなければ、入場者数はもっと減る。
中日をボロボロにした責任は、落合を1年早く辞めさせたオーナーにある。この人がまず責任を取らないといけない。
中日は、投手王国を支え続けてきた岩瀬、山本昌をはじめ、打者のベテラン勢にも〝高齢化の波〟が押し寄せていたから、オーナーは、もう一年落合に監督をさせ、その間に世帯交代を課題として与え、さらに谷繁なら谷繁に次期監督にふさわしい教育を現場で行うように命じるべきだった。
本人が「1年では無理。もう1年ほしい」といえば、そうさせてやるべきだった。
高木を監督にした時点で今日の凋落は予想できた
落合を首にして、高木守道を次の監督にしたとき、「どういう目をしているのか。違うだろ」と腹立たしく思い、当時、私は当ブログに「高木守道ではダメだ、ボロボロになる。前もそうだったじゃないか。その二の舞になるだけだ。力量がわかっている人物をなぜまた監督にするのか」といったような厳しいことを書いたが、そのとおりになった。
往時の勢いを失い、世代交代に失敗したチームが再び息を吹き返すのは、至難の業である。そのことを如実に示しているのが、ここ数年の中日だ。4年連続Bクラスである。
落合のオレ流と野村のオレ流の決定的違い
選手時代、3冠王を3度も取った落合。三冠王1回の野村克也。
監督としての優勝回数は、落合4回、野村5回。この数字だけ見ると野村が上だが、監督経験年数が違う。野村は24年監督をして5回の優勝、落合は、8年監督をして4回優勝である。
やはり、落合は監督として非凡な才能の持ち主であることがわかる。
〝オレ流〟では落合に引けを取らないのが野村流だが、野村の場合はメディアに対して、おもしろおかしくリップサービスをし、その見返りという形で記者から他球団の情報を入手した。野村は、他球団監督の耳に入るように、わざと間違った情報を流すことも平気でやった。
落合は、そういう芸当ができない男だったのだ。勝負師としては天才だが、「商業主義」という点では凡人並み、あるいは凡人以下かもしれない。
もう一度、落合を監督にせよ
私は、次期監督をもう一回、落合にやらせるべきだと思う。
今度は、次の次の若い監督をコーチ陣に入れ、落合自ら現場で「監督学」を伝授して育成させるのだ。そうするのが、中日を再び最強チームにする最善の策であると私は考える。
落合も、GMなどという管理職にどっかと座っていないで、もう一度、ユニフォームを着てグランドに立ち、地に落ちた竜をふたたび昇り竜に変貌させる蛮勇をふるうべきである。
これだけ何年も低迷し続けたら、メディアへのリップサービスどうのこうのといっている場合ではない。
ファンあっての球団。ファンあっての選手であり監督ではないか。ファンを後押しするのはスポーツ紙だ。落合も、今度は、中日スポーツの記者が喜ぶような情報を少しでいいから流してやれ。
次期監督に立浪の声もあるが、彼に関する黒い噂が払拭されない限り、監督にはすべきでない。
(城島明彦)
夏休みが来ると思い出す昭和の「野外映画会」
昭和30年代の前半、夏休みには全国各地の商店街や町内会の主催で野外映画会が催されたものだが、テレビの普及とともに姿を消した。
当時、白黒テレビはすでに登場していたが、国民全体の生活レベルが低く、ごく一部の金持ちしか買っておらず、娯楽の王者は映画だったのだ。
私は、父親の転勤で小学3年の夏休みに田舎から町の真ん中へ引っ越した。
「少年探偵団」の映画をその年の夏休みに観たのか、その翌年の夏休みに観たのか、よく覚えていなかったが、調べてみると、第1作の「少年探偵団 第一部 妖怪博士」は1956(昭和30)年11月7日公開となっている。二部構成で、第2作に相当する「第二部 二十面相の悪魔」の公開が翌週の14日となっている。
ということは、私が野外映画会で観たのは、翌年の夏休み。小学4年生の夏休みである。
前年公開された映画の16ミリ版を町内会で借りて上映したようだ。
第一部だけでなく、第二部もやったのではないか。このへんの記憶もあいまいだが、友だちもいっぱいできて、毎日が楽しかった夏休みの一夜の出来事だったのだ。
上映場所は、家から数十メートル先の米屋の前。
米屋の戸に白い幕を張ってスクリーンとし、観客席は道路。子どもたちは米屋の前の道路にゴザや新聞紙を敷いて座り、年寄りは縁台などに座って観劇した。
♪ ぼ、ぼ、ぼくらは 少年探偵団
の歌声が流れると、あとはスクリーンに夢中だった、あの頃。
あゝ あれから60年――
♪ ぼ、ぼ、ボケたら 老年探偵団
と歌いつつ、懐かしの映画をひとり観劇するオイラであった。あゝ、情けなや
ほとんど記憶していなかった
何十年か前から「もう一度見たい」と思い続け、TSUTAYAで探したがレンタル用のものは見つからず、これを見るためだけに東映チャンネルに入る気にもなれず、ほとんどあきらめていたが、たまたまDMM動画にあることを知り、現在アップされている6作全部を観た次第。
実際に観た感想はというと、思ったほど感激しなかったが、60年も前の映画にしては、よく撮れており、演出も上手だ。やはり、江戸川乱歩の原作がしっかりしているからだろう。
原作を読み返してみると、子供向けに書かれてはいるが、江戸川乱歩の小説は、文章もうまいし、話の展開も巧みで、大人の私が読んでも感心する。
野外映画会で見た第1作の「少年探偵団 第一部 妖怪博士」で、うっすらと覚えているのは、「明智小五郎が、怪人二十面相の屋敷で床を落とされ、地下室に閉じ込められた」といった程度だったが、今回、観なおしてみると、やはりそういう場面があったが、「これだった!」という確証は得られなかった。
もっとも、当時の時代劇などでは、何かというと、どんでん返しの壁や床が落ちる仕掛けが出てくる筋書きの映画がワンサカあったから、どれがどれやらわからなくなってしまった可能性も高い。
明智小五郎役の岡田英二、怪人二十面相役の南原伸二という名前は、そのときに覚えた。
南原伸二は、その後、南原宏治と改名し、昭和の名脇役として大活躍したが、最初の名前が強く刻まれたせいで、改名後の名前にはなかなか馴染めなかった。
その後、何人かの役者が怪人二十面相を演じたが、もっとも変装がうまかったのは南原だった。南原は2001年に没したが、当時ほとんどいなかった東大出の役者だとその映画会で誰かに教えられたことを今も覚えている。
今回、DMMで観た「少年探偵団」シリーズは、前記2作と以下の4作。
「カブト虫の妖気」「鉄塔の怪人」「第一部 二十面相の復讐」「第二部 夜光の魔人」
東映で作られたこのシリーズは、全部で9作あるが、残る以下の3作はDMMにはないので、観られなかった。
「透明怪人」「首なし男」「敵は原子力潜水艦」
明智小五郎の秘書マリ子を演じた中村雅子
明智小五郎の美人秘書マリ子役は、最初が中原ひとみで、次が中村雅子。
中村雅子は、昭和の演技派名女優の一人望月優子の妹。
望月優子は、お涙頂戴の母親役を演じた「母物映画」では三益愛子と人気を二分した。
中村雅子は、飛び切り美人というのではないが、目がぱっちりとしていて、今ならAKBあたりに入ったら、大島優子や前田敦子を超える人気を得そうな顔立ちだったが、「少年探偵団」で共演した22歳も年上の二代目怪人二十面相役加藤嘉(のち、「砂の器」で、じいさん役を熱演)の毒牙にかかって、なんと4人目の妻となった。とはいうものの、加藤嘉とは離婚せず、娘も生まれているので、蓼食う虫もすきずきというべきか。
加藤嘉は、「怪人」ならぬ〝怪チン〟の持ち主なのかもしれない。かの名女優山田五十鈴(のちに女優初の文化勲章受章者)もこまして妻にしたが、3年で離婚している。
中村雅子は演技力もあり、東映「米」(1957年3月公開/監督は名匠今井正)では農家の娘を熱演し、演技派の片鱗も感じさせた。この作品でも加藤嘉と共演しており、気を許してしまったであろうか。
「米」には南原宏治や加藤より4つ年下の望月優子も出演し、望月はブルーリボン主演女優賞を受賞している。 この映画では、望月優子は中村雅子の母親役だった。
それにしても、望月優子は、3人もの子持ちの加藤嘉とかわいい妹の結婚をよく許したものだ。
(城島明彦)
メダルラッシュと騒いでも、やっとG7先進国の仲間入り
日本勢は、金12個をはじめメダル総数で、米英中露独に次ぐ世界ランキング6位に入ったと、メディアは絶賛しているが、手放しで喜べるわけではない。
日本の後には仏韓伊が続いている。
それらから露と韓を除いた米英独日仏は、Gセブンのメンバーである。
G7には、もう一国、カナダが入っているが、カナダのメダルランキングは20位。同国は、GNPで比較しても劣っているから、他のメンバーとは同一線上では語れない。
リオ五輪で日本はやっと先進国入りしたといえるレベル。そう考えるべきだ。
それに、今回は、ドーピング事件でロシアの有望選手が不参加という特殊事情もある。
東京大会では、ロシアが、今回の国際的な屈辱をバネにして、国家予算を無尽蔵に注入して国威回復をもくろむだろうから、日本は、競技場の費用をケチるといったセコイ考えとは別に、選手育成にはおびただしい国家予算を投入すべきである。
政府はもっと早く「混血政策」を推進すべきだった
ノーベル賞受賞者ではアメリカがダントツのトップだが、これはナチスによるユダヤ人追放の受け皿となったことが大きい。優秀な頭脳がアメリカへ流入したのだ。
リオ五輪を見ていて思ったのは、そういうことや、日本人がどう頑張っても世界の壁に阻まれる種目があるということだった。
何千年も前から酸素の薄い高地で暮らしてきたエチオピアとかケニアの人間は、心肺に機能が強く、マラソンなど屁とも思っていない。
日本人が勝てないのは、「人種の壁」ということではないか。
日本人のマラソン選手を養成するために、エチオピアあたりに政府出資の留学校をつくって、中学生くらいから送り込んではどうか。コーチは日本人だ。金もかかるが、将来を見据えた国策としてやるべきだ。
混血の身体能力が凄いということは昔からわかっていた。
ヨーロッパ諸国は、戦争を繰り返しながら混血を重ねてきたから、ものすごい選手が次々と出てくる。
史上最強のアメリカは、イギリス、アイルランドをはじめとするヨーロッパ各国の移民で成り立っている国だ。そこへ、アフリカの血が奴隷として流れ込み、さらにメキシコ、中南米などの民族も流入して、恐るべき混血大国となった。
日本人の力と技が通じるのは床の上だけ
日本人は「力」と「技」が決め手の柔道、レスリングが強いが、寝技が使える床の上で戦う種目に限られている。
だが、同じように「力」と「技」を駆使するやり投げとか砲丸投げでは勝てない。
円盤投げでは、すでに引退している室伏広治が金メダリストだったが、彼はハーフだ。
室伏の父も円盤投げの日本代表で、母親はやり投げでオリンピックに出場したルーマニア人。
父親が混血のアスリートの誕生を望んで一種の政略結婚をしたという噂もあり、男の子と女の子が生まれた後、離婚している。こちらは、〝畑〟が外国人アスリートである。
柔道で金メダルを取ったベイカー茉秋は、父親がアメリカ人のハーフ。
陸上のリレーで銀メダルを取ったケンブリッジ飛鳥は、父親がジャマイカ人のハーフ。
こちらは〝種〟に金を取れる遺伝子があったのだ。
〝保証書付きの金メダリストの種〟を売買する〝種馬商法〟も
「どうやっても勝てない、しかし勝ちたい」
というなら、勝てるようにするしかない。
今から種付けしても東京五輪には間に合わないが、やはり国策として一種の奨励金的な支援をしないと、日本が不得意とする国際的なアスリートは生まれない。
〝人種血液改造計画〟だ。下手をすると、ナチスの二の舞いだと批判されかねないから、そういう批判が起きないようなうまい方法を考えないといけない。
ウサイン・ボルトの冷凍精子、フェルプスの冷凍精子を億単位の金で入手し、日本人女性に種付けすりという商売も成立する。ただし、本人の署名入りの鑑定書付きに限る。
大手総合商社のどこかで、やってみないか?
(城島明彦)
◎ほん怖2016 寸評
去年は見落としたが、今年はしっかり観た。採点すると、全体的に低調で50点ぐらいか。
▼第1話 押し入れが怖い (主演 中島健人) 採点55点
しょっぱなに持ってきた話で、しかも30分近いドラマで、全6話中最も長いので、もっとも力を入れたと思われるが、観た感想は筋立てもホラー度も「イマイチ」。
サラリーマンを辞めて上京し、美容師見習いをしている若い男が主人公で、友人が探してくれた古めのアパートの2階に住んでいる。練習用のウィッグ(かつら)をかぶせた首から上の人形を、押し入れに何個も入れているという設定は不気味で、これから何が始まるのかと期待させたが、この素材は使われずじまい。こちらをもっと生かした方が面白くなったのではないか。
母親から送られてきた「ほうとう」(うどん)を押し入れが涼しいからといってそこに入れるという展開だが、いまどき、独身でも小さな冷蔵庫ぐらいは持っていないとおかしい。「ほうとう」を押し入れに入れるというのも不自然で、しかもご都合主義だ。
夜中に隣室で物音がするが、隣は空室。
ウィッグを捨てるために押し入れに入り、ビニール袋に入れているときに冷たい人の腕をつかむ。
その翌日、美容室で、お客の首筋を掴むと「死んだ人に触られたように冷たい」と騒ぎになる。それ以前にいろいろ仕事をしているので、これも不自然。
翌日友人が訪ねてくると、「ほうとう」はもう腐っていて、本人も友人も驚くという展開だが、これも不自然で無理がある。
その友人は、ネットにアップされていたそのアパートの押し入れの写真を拡大すると、妙なものが写っているので、早く引っ越せと促したが、本人はそこに住み続ける。
押し入れにつっかい棒をして開けられないようにするが、怖い夢を見る。
翌日、勤務先から戻ると、つっかい棒が勝手にはずれていた。
ごみを出しにいくと、前に顔を合わせたオヤジから、その部屋にまつわる話をきかされる。「その部屋で、若い母親と男の子が住んでいたが、母親はほとんど部屋に居らず、その子は、ランニング1枚で寒い寒いといって死んだ。」
「2階のほかの部屋も、怖がって部屋を借りなくなった」
あんたも見たんだろ? といってオヤジは去る。
部屋を紹介した友人が、ネットでその部屋のことがアップされているのを見つけ、押し入れの空いている写真を拡大すると不気味なことになっているので、その部屋を出ろといったが、そのままに居続けると、夜、ランニング姿の子どもが押し入れから這い出てきたので、さすがに転居したというお話。
全編の中で一番長い30分近いドラマに仕立てられている割には、中身が薄い。
もっと面白くするには、その押し入れは、通常よりかなり狭くなっているという設定にしておき、ラストは、押し入れの壁紙がはがれ、そこに血のにじんだような跡があり、厚い壁を壊すと、中から子供のものと思われる腕や足が埋められていた。警察が捜査に入り、隣室の押し入れも調べると、そこからは首や胴も出てきた、というエドガー・アラン・ポー風の仕立てにするのはどうか。
30分近い話にするのなら、若い母親とその男の子にまつわる話をもっと複雑にしておかないと、強い怨念がにじみ出ない。
▼第2話 病棟に棲む五円玉 (主演 武井咲) 評価65点
(こっくりさんを使った点と武井咲に好感を持っているので、+10点加点)
古い病院が舞台。武井咲扮する若い看護婦が担当している少女が、お絵かき帳に病院の部屋の平面図を描いていて、5円玉をつかって一種の「こっくりさん」(勝手に指先が動いていく怪奇遊び)をやっており、その子の指が抑えた5円玉が止まった病室の間jyが次々と死んでいくという、よくある話。
最後は、武井咲が怪しい影に追いかけられ、逃げ切ったと思って最後に振り向くと、いきなり恐ろし気な女の顔が「バア~ッ!」という感じで画面に現れて、ギャーッとなって、はい、おしまい。これも病院ものでよく使われるパターンで、「またか」という感じ。
ありきたりのラストにせず、たとえば、以下のようにしたら、もっと面白くなったはず。
恐怖感に襲われた武井咲は、そのお絵かき帳をその子が眠っているうちに焼却炉で燃やしてしまう。
そしてその翌朝、その子の病室へいくと、その子が急死しており、武井咲は自責の念に駆られる。
遺骸が運び出された後、病室のベッドの下から別のお絵かき帳が見つかり、武井咲がそれを開くと、カレンダーのような不思議な絵が描かれていた。
武井咲の事故・死亡予定カレンダーだった。凍りつく武井咲のアップに交通事故死する彼女の映像がだぶって、ジ・エンド――とした方が、ひねりが効いて怖くなったのではないか。
もう1点、その子が、なぜそんな霊感を身につけたかについても、恐ろし気なエピソードを紹介した方がいい。たとえば、強盗に襲われて家族が惨殺され、しかも家に放火された過去があるといったようなことだ。
しかし彼女は、瀕死の重傷を負いながら、かろうじて脱出、彼女だけが奇跡的に助かった。だが、それ以来、彼女は無口になり、脳にも損傷を受けていることが判明。
さらに恐怖度を増そうとするなら、その子は、時折、病室から抜け出していって、一家を惨殺した犯人の家を見つけ出して放火・復讐し、狂気に満ちた笑みを浮かべている――といったような設定にした方が、もっと不気味なリアリティがでるのではないか。
▼第3話 呪いの絵馬 (主演 バカリズム) 評価50点
取引先と宴会をしているときに、前に座った若い女が、帰るときに追いかけてきて「蛇の絵が描かれた絵馬」を渡される。以後、まわりで妙なことがいっぱい起こり、神社に納めに行くという話。神社へ行かせまいとして、途中が工事中だったり、突然風雨に襲われたりと、不自然すぎるが、何とかたどり着いて、神社の箱の中に入れて、無事帰宅。
「きちんと奉納されたと思います」
という主人公のナレーションが終わると、カメラが、中身が空っぽになった箱の外にその絵馬だけが落ちている映像を映し出して、おしまい。
もうちょっとひねれないものか。ドラマでは、絵馬を渡した子は、その翌日退社しているという筋書きになっていたが、それだけで片づけず、転居先を調べて本人に会い、絵馬にまつわるそれまでの怖~い話を聞いていると、絵馬を奉納した神社が放火にあって炎上する。見に行くと、絵馬が燃えるところで、その煙や炎の中に、女の子から聞いた話に登場した不気味な怨霊らしき姿が見えたといった筋書きのラストにした方が、よかったのではないか。
▼第4話 もう一人のエレベーター (主演 乃木坂46) 評価40点
(生田絵梨花 生駒里奈 齋藤飛鳥 白石麻衣 西野七瀬の5人)
入院した友人を女子高生たちが見舞いに行き、エレベーターがおかしくなって1Fのボタンを押したのに、霊安室のあるB1で止まってしまい、ドアが閉まらず、姿が見えない誰かが乗り込んできたり、出ていったりする気配を感じる怖い体験をするという話だが、普通、患者や見舞客が霊安室へ直接エレベーターが行かないように病院側でロックしてある。
そう考えると、この話はどっちらけだ。
タイトル(ほんとうにあった怖い話)通りの実話だとすれば、エレベーター故障してボタンを押した階にエレベーターが止まらず、霊安室に泊まるような出来事があったら、新聞記事になるが、そういう記事が出たような痕跡もない。
そろそろ「ほんとうにあった」というタイトルを変えた方がいいのではないか。
短い作品だが、6話中2話が病院というのも、安易すぎないか。
▼第5話 夏のしらせ (主演 前田敦子) 採点50点
前田敦子主演。父の反対を押し切って田舎から東京に働きに出、小さな印刷屋に就職したOLの前に、死んだ父親が頻繁に現れるようになる。
――という前提自体、かなり苦しい。なぜなら、父親にしろ母親にしろ、死後、自分の子どもが怖がるような形で、何度も何度も姿を見せはしない。そうかんがえると、この話自体、ありえない。
あまりに頻繁に亡霊が表れるので、不思議に思い、郷里の実家に帰ってみると、また父親の亡霊が出る。
前田敦子が父親の遺したファイルブックを手に取ると、そこには自分が企画制作したチラシがきちんとファイルされ、コメントまで書き加えてあった。
そのなかに「がんばれ」と書いてあるのを知って、「ごめんなさい」と謝ると、父親の亡霊は消えたという話だ。
「父がくじけそうな私を励まそうとしてくれていたからです。今も見守ってくれている。そう感じるのです」
と前田敦子は語るのだが、娘が気がかりで成仏できていないなら、娘をいじめたり苦しめたりする人間にたたろうとする。
ドラマでは、仕事でミスってクライアントに叱られたりしているので、父親がたたるなら、そちらの方にたたるはず。
本当に娘を愛している父親なら、このドラマで描かれたように、娘が怖がるような亡霊と化して見守るようなことはせず、そっと見えないところから見守っている守護霊となる。
このストーリーには、致命的な問題がある。父親は、生前、どうやって離れたところにいる前田敦子がつくったチラシを次々と集めることができたのかという点だ。
印刷会社の誰かに頼んで集めたとしても、そういう話はすぐに本人の耳に達する。
ホラーは理屈ではないという人も多いが、「ありえない」ような状況設定では、無理にでっちあげたチャチイ話という批判を浴びる。
▼第6話 誘う沼 (主演 柳葉敏郎) 採点50点
父・娘・息子の三人で貸別荘へ宿泊に来た夜、父親の柳葉敏郎は、夜中に女の声を聞いたように思い、目を覚まし、窓のカーテンを開けた。
向こうに2年前に死んだ亡妻のような姿を見て、まだ喪失感から立ち直っていない柳葉敏郎は、その姿を追って外に出、あとを追いかけていく。
目を覚ますと朝で、夢かと思ったが、足の裏に泥がついていた。
父親だけ、もう一泊すると、また女が現れ、後を追いかけると見失い、沼に出る。
と、沼の向こうの方に女が立っている。
その女が手招きしているが、長い髪が垂れ、顔は見えない。
その前に、ホテルの部屋で、妻の写真を手で撫でさすっている場面が出てくるが、髪はもっと短いから、普通なら、沼の女が妻とは違うと不審に思うはずだが、正気をなくしていたのか、妻と思って近づいていく。
「貞子」をほうふつさせる不気味な女で、爪は異様に伸びていて、不気味だが、また貞子かという印象は否めない。
妻の亡霊ではない気づいて、柳葉敏郎は必至に逃げ、助かったというお話。
ラストに妻を思う気持ちが沼に棲む亡霊を呼んだのか、それとも沼に棲む亡霊が妻を思う気持ちに取り入ったのかといったナレーションがながれるが、何ともわざとらしい。
◎以下は、おまけだ
フジテレビの呪いか!? ワードが真っ白けになる恐怖に襲われた
わが身に起った怖い話を少々。
一番怖い話は、今日だ。
この原稿をまずワードに書いていて、「名前を付けて保存」ボタンをクリックした途端、画面が真っ白になってしまったことだ。
こんなことは、ウィンドウズ95以来、ワードを使ってきたが、こんな経験は初めてで、
「フジテレビの呪いか」
と本気で考えたくらいだ。
セキュリティソフトの「マカフィー」までフリーズした。
「また書き直すのは嫌だ」
と思いながら、いろいろトライしたがダメで、再起動したら、回復できるようになっていて、一安心。
続く恐怖は、一昨日。
この原稿はデスクトップで書いており、メールはOutlookを使っているが、別のノートパソコンではOutlookを使っていなかったので、それをインストールしようとしたらうまくいかなかった。
そこで、相談しようと、まずニフティに電話したら「Outlookの欠陥」だといい、マイクロソフトに電話すると、「欠陥じゃない」といってから、インストールするには1万5千いくらかかるだの、オフィス365サービスだと延長になるので5000円ですむとか、金をふんだくるベラボーな話ばかりだ。
結局、ニフティ→マイクロソフト→ニフティとたらいまわし。
その挙句、最後にニフティと話していると、部屋の外が暗くなってきたので、電気をつけ、ベッド上で電話していたので立ち上がってカーテンを閉めようとしたら、足を滑らせて液晶画面の上に尻もちをつき、画面がいかれてしまうという事件があった。
こんな経験も初めてだ。修理代はバカにならないし、泣くに泣けない心境だ。
もう一つの恐怖は昨日だ。
DMM.comに入会して、動画で1956~57年に東映で公開された映画「少年探偵団」を見ようとしたが、何度やってもうまくいかず、これも二度、有料電話を長々とかけ、やっと見れるようになったという経緯がある。
昨日、立て続けに6本見たが、今日になってもう一回見ようと思ったら、履歴を消したせいで、まったく残っておらず、ログインもできず、購入済み商品のところからも消えていた。
(PS) 昼前に見直したら、「購入商品一覧」のところに6作品が復活していたので、もう一回見ている。
(城島明彦)
日本は〝女の時代〟に入ったようだ
レスリング女子が金を取るのは予想がついたが、バドミントン女子ダブルスが金を取るとは。買った瞬間、思わず拍手していた。
吉田沙保里の決勝LIVE中継がある。
なかなか寝させてくれません。
(追記) 吉田は自分で自分に重圧をかけ、それに負けた
テレビの画面表示では、「このあと吉田沙保里決勝」などとでていたが、午前3時を過ぎ、4時を過ぎても一向に放送は始まらず、気がついたら眠ってしまい、結局、LIVEを見逃し、目が覚めたら、吉田は負けて号泣し、詫びまくる異様な姿が繰り返し放送されていた。
そこまで重圧を感じていたのかと、かわいそうになったが、そこまで自分を追い込んだ吉田自身にも問題があった。準決勝を戦っているとき、すぐ隣で、アメリカのダークホースが勝ったとアナウンサーがいったのを聞いたときに、「これはヤバいかも」と思った不安が的中してしまった。
吉田は、自分で自分に重圧をかけて負けたのだ。
(城島明彦)
オリンピック中継で寝つかれません、勝つまでは
〝ひねり王子〟白井健三が、ゆかで勝てなかった悔しさをぶつけ、個人の跳馬で大技を繰り出して銅メダルを取った。
大本命の床で大失敗をしたのは、やはり若さだ。
しかし4年後のことを考えると、ここで失敗してよかったかもしれない。
――と、ここまでは真面目な話。
跳馬で健三が決めた大技の名を、以前、初めて聞いたときは、思わず、耳を疑った。
フルチンコ?
よく聞くと、「ユルチェンコ」だったが、それでもどこか、危な~い響きがある。
暑すぎる 夏は子供も フルチェンコ
ユルチェンコ跳び2回半ひねりが、「シューベルト」ではなく「シューフェルト」と、こちらもまぎらわしい。
ついさっき、17日午前1時半近く、女子卓球団体で日本が銅メダル。
よく頑張りました!
(城島明彦)
〝ET〟福士、大ボラ吹いて14位。謝罪もせず、「頑張った」だって?
リオ大会の優勝タイムは2時間24分04秒。高橋尚子がシドニー(2000年)で金を取ったときより1分以上遅い記録だ。
それに対し、今回のリオの日本人トップ福士は2時間29分53秒で14位。
1位から6分近くも遅れ、惨敗といっていい。
それなのに、福士は、マイクに向かって、「まるで優勝したかのような笑顔でインタビューに応じ「頑張った」と誇らしげに語る。
テレビを見ていた多くの人は、
「そうじゃないだろ。神妙な顔をして、詫びるべき場面ではないのか」
と思ったのではないか。
「すみません。メダルとは程遠いレースをしてしまって」
と謝るべきところなのに、悔し涙を流すわけでもなく、にこにこ顔だ。
何を考えているのか、このETは!?
戦う前に名前負けしていた3人
メダルを取った3選手は、①スムゴング、②キルワ、③ディババだ。
名前の中にプロレスを連想させるインパクトのある言葉が入っている。
ゴング、キル、ババ(おなつかしや、ジャイアント馬場である)
一方、日本勢はというと、
参ったに通じる「舞」(伊藤舞)だの
「か弱い」につながる「加代子」(福士加代子)だの、
「友だち」を連想させる「智美」(田中智美)だの、
戦う前から名前負けしている、といいたくなってくる。
ピーク年齢をもっと科学的に分析せよ
それに年齢だ。
いかに〝高齢大国ニッポン〟とはいえ、
「もうちょっと若いモンを出せんのかい」
と文句の一つ、二つもいいたくなる。
福士加代子34歳
伊藤舞31歳
田中智美28歳
次の東京五輪を見据えている年齢ではない。日本陸連は、何を考えているのか。
有森裕子がバルセロナ(1992年)で銀を取ったのは27歳。
その4年後の31歳でアトランタ(1996年)銅だ。
高橋尚子がシドニー(2000年)に金を取ったのは28歳だ。
27、8歳が女子のピークと考えて先行しているとは思えない。
リオの最年少の伊藤は今28歳だが、48位。4年後に体力アップしているとは思えない。
陸連は、頭を切り替えろ!
(城島明彦)
「成長ホルモン」で心身のバランスが狂った〝天才少女〟璃花子
リオ五輪開幕当初の彼女は、「泳ぐたびに日本新を更新」していたのに、その後、精彩を欠き、別人のような平凡な記録しか残せなくなってしまった。
本人は「体が重い、疲れが出た」といっているが、その原因ははっきりしている。
競泳7種目にチャレンジした16歳の池江璃花子は、毎日成長している。
成長ホルモンの旺盛な分泌で、毎日、骨が伸びているが、異国の水も影響して、血肉のバランスが崩れてしまって、本来のパワーを出せなくなってしまったのだ。
成長の度合いが大きければ大きいほど、マイナスに働く。。
いつも家で食べていたような食事(日本の水を使って料理した食事)を心がけ、残りの種目でもう一度、元気を回復し、再度、日本記録を塗り替えてもらいたいものだ。
(城島明彦)
「軌道修正力」は、努力、努力、また努力して磨かれる
日本チームの予選は、エースの内村航平が鉄棒から落下、床では天才白井健三がマット外に足を踏み出すなど、ガタガタ。
だが、決戦では、ミスした点を軌道修正して見事に団体金メダル。
スポーツに限らず、試験でも人生でも、「軌道修正ができるかできないか」が成功・不成功の鍵を握っている、と体操ジャパンの勇姿を見ながら思ったのだった。
「軌道修正力が花開き、実を結ぶには、経験がものをいい、自分を信じ、さらに飛躍しようとする志とそれを実践する努力があってこそだ」
――と、秋に発売される石田梅岩『都鄙(とひ)問答』の現代語訳と連日取り組んできて、今、解説を書きながら思った。
物書きの推敲・校正という仕事は、「軌道修正」そのものであり、体操ジャパンから学ぶところが大きい。
「学びの道に年齢は関係ない」
ということも付け加えておきたい。
(城島明彦)
〝泳ぐ美形の手長ゴジラ〟だ! 池江璃花子、がんばれ!
映画では「シン・ゴジラ」がスクリーン狭しと暴れまわっているが、水泳ジャパンゴジラがリオ五輪プール狭しと大暴れだ。
男子ゴジラでは、荻野公介が早々と「400m個人メドレー」で金、瀬戸大也が銀。
中継を見ていて、血が騒ぎ、肉が躍った。
〝民族の祭典〟という言葉が頭を駆け巡った。
古橋、古川、山中という往年の名選手の名が浮かんでは消えた。
オリンピックの醍醐味、ここにありだ! ピックピク~ッ!
女子ゴジラでは、池江璃花子だ。
100mバタフライの予選で更新した日本新を準決勝でさらに更新し、3位で決勝進出。
決勝では、どうなるのか!?
負けてもいいから、また記録を更新してほしい。
萩野も池江も、物おじせず、底抜けに明るいのが素晴らしい。
「日本の未来は明るい」
そう思えてきた。
(城島明彦)
女の戦い劇場、開幕! 民進党党首選に〝キツネ眼の女〟乱入!
横溝正史の傑作に「悪魔が来たりて笛を吹く」というのがあるが、最近は世界各国で女が政治の表舞台に躍り出ておりますな。
日本でも「右に習え」というわけか、妖女が続々日の当たる舞台に出てまいりました。
というわけで――
題して「眼には眼を! 強き者、汝の名は女なり」であります。
キャッチ「おどろおどろしき熟女の戦い――ガンつけたらアカンで!」
サブキャッチ「げに恐ろしきは女の執念、『自分が一番』の思い込み」
~序幕:丸川(自民)VS蓮舫(民進)のキツネ眼対決~
出演者
○小池百合子 巨眼の〝狸顔〟大年増が貫録の先陣。
○稲田朋美 垂れ眼の〝福笑い顔〟が極右防衛相。精神科医香山リカとそっくり顔。
○丸川珠代 細眼の〝野次(やじ)キツネ顔〟。きつい性格を笑顔でごまかす五輪相。
○蓮舫 つり眼の〝口八丁キツネ顔〟が党首選にしゃしゃり出る。
(城島明彦)
暑さで弱った脳を活性化しませう!
暑いのう、こうまで暑いと脳までまいってしまうのう。
Oh,脳! というわけで、脳に活力じゃ。
◎順が変われば大違い
(声に出して読むと効果倍増)
「あたま」と「おたま」
「いんこ」と「こいん」
「たんき」と「きんた」
「たまお」と「おまた」
「ちくわ」と「くちわ」
「またか」と「かまた」
「わくい」と「いくわ」
これを参考にして、自分でもっと書き出しませう。
◎ちょっと危ない「早口風ことば」
(声に出して読むよろし)
あの子とってもおキャンな子
好き スキン 好かん スキャン スキャンティ
けふはこれまで。
(城島明彦)
眼玉オヤジの独言「おい、来たろう!!」 アベノミクスの刺客が来た
元防衛大臣経験者らしく「百合子グリーンは戦闘服」といったとたん、安倍首相は、改造内閣の新防衛大臣に57歳の〝ぶりっこ子ヘア〟稲田朋美を任命。
「女の防衛大臣なんか、ちっとも珍しくないんだぞ」
という小池新都知事に対する安倍首相の当てこすりである。
小池のパフォーマンスの目玉は、「東京五輪の予算削減」「待機児童の解消」だが、〝超目玉〟は、何といっても五輪の方。
ならばと、安倍首相は、同じメディア出身の丸川珠代を五輪担当相に任命。
丸川は、左傾局テレ朝の元女子アナ。
満員御礼! 〝年増園〟は花ざかり 3人合わせりゃ166歳
○小池百合子 64歳 大年増
○稲田朋美 57歳 大年増
○丸川珠代 45歳 中年増。
小池の巨眼に対し、細目の稲田・丸川だが、よ~く見ると、いくぶん、
「長~い眼で見てください」
かもしれない。
小池百合子は、選挙中は、さんざん「グリーン」を強調し、環境色だと触れ回りながら、初登庁は白とブルー。
それを聞かれると、
「オーシャンブルー。グリーンは戦闘服の色」
と、小池だけに、いけシャーシャーと答えた。
戦闘服なら迷彩色にすればよかったのに。
それにしてもキャッチフレーズというか、キーワードがうますぎる。
オーシャンブルー!
オー! シャントリービール!
得体が知れない! 小池の参謀〝ヤメ検〟若狭勝
この男は、非常に気を見るに敏で、検事を辞めた後、ほとんどのテレビ局にコメンテーターとして出まくり、気がついたら国会議員になっていた。
日テレ「行列の出来る法律相談所」に頻繁に顔を出している大渕愛子弁護士が、詐欺まがいというより詐欺そのもののことをやっていた事件が表面化したが、テレビ局は、その人間の実像もきちんと伝えるようにしないと、国民を欺くことになる。
(城島明彦)