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2016/07/20

松鳳山の変化勝ちが物語るもの――稀勢の里は力士仲間に嫌われているのか?


根性が腐っている

 大相撲名古屋場所10日目。前日までに7敗していた前頭4枚目の松鳳山は、立ち合いに変化して稀勢の里に勝った。
 これで3勝7敗。このあと5連勝しないと勝ち越せない。

 前日に白鵬と日馬富士が破れて2敗となり、稀勢の里だけが1敗で単独トップ。
 そういう状況がわかっていて、平然と立ち合いで変わる。
 そういう相撲を取る力士は、根性が腐っているとしか思えない。
 負け越せば、大関とか関脇から陥落するというなら立ち合いの変化もわからなくもないが、前頭だ。正々堂々と戦って敗れて負け越しても,、また来場所頑張ればいいじゃないか。
 
 松鳳山は、18年ぶりの日本人横綱の出現を望んでいないのか。
 それとも、稀勢の里が他の力士に嫌われているのか。

 松鳳山は取組後に「これまで組んで負けており、勝ち越すために必死でやった。空気が読めない」と自分で語ったようだが、そういう問題ではない。

 稀勢の里に限らず、横綱を目指そうとする相手に対し、平幕力士が変化するということが頭に刷り込まれると、以後、立ち合いの勢いが鈍る可能性が出てくるということだ。
 松鳳山だけの勝負では終わらないのである。

 八百長はやってはいけないが、18年ぶりに日本人横綱が出るかどうかの瀬戸際で、勝ち越しがかかった一番ならまだしも、9日目までに7敗も喫しておきながら、卑怯な手で一勝をあげて、うれしいのか。

 まだ5日間もあるから何ともいえないが、優勝ラインが13勝ということになると、稀勢の里は白鵬、日馬富士の2横綱を連覇ということになる。
 もし12勝が優勝ラインだとし、稀勢の里が12勝とすれば、誰かにもう一回負けることになる。それでも優勝すれば、横綱になれるが、同点決勝で敗れ、優勝を逃したとなると、昇進は微妙だ。

(城島明彦)

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