今年下半期のキーワード、「くわばら、くわばら」で、どう?
一寸先は闇の時代でございます
昔の人は、いいことをいいましたな。
あっしの大好きな言葉に「一寸先は闇」というのがございます。
「急転直下」という熟語もありますけれども、「一寸先は闇」にはかないません。
舛添要一先生など、まさにこれですな。
山にしろ、階段にしろ、電車にしろ、「上り」があるものは、「下り」もあるということでございます。
電車や階段なら終着点はわかりますけれど、山の場合、道に迷うと、知っているつもりの頂上の位置がわからなくなってしまいますな。
はじめのうちは、
♪ オー! ブレネリ、おうちはどこ?
などと、のんきに歌っておりますが、勢いにまかせて、まっすぐな道を外れてしまいますてぇと、もういけません。
どこが谷やら獣道(けものみち)やら、わけがわからなくなってまいります。
気づいたときには、足ふみはずして、体が宙を飛んで谷底めがけてまっしぐら! ってえありさまで。
飛ぶ鳥落とす勢い、転じて、羽をもがれた鳥となっておりますから、落ちる落ちる、落合恵子というわけで、地獄の底へとまっしぐらってぇわけですな。
おお、くわばら、くわばら!
く……くさいものにフタ
わ……割れ鍋に閉じぶた
ば……バカな子ほどかわいい
ら……来年のことをいうと、鬼がわらう
あとは、地獄で仏に会えるかどうかだけでしょうな。
ファーストクラスだの、スィートルームなどと威張る人間より、メザシを食べ質素な暮らしをしていた土光敏夫の方を、人は尊敬するものでございます。
驕る平家は久しからず。
一寸先は闇。
人間、有頂天になるな、増長するな、という戒めの言葉でございます。
(城島明彦)
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