「おっとっとだよ、人生は」(フンボルト男爵)
ふんどし締めなおして頑張る。それが人生
三重県の片田舎に住んでいた小学生低学年の頃、友だちから聞いた話。
内容から推して、夏の出来事だろうと思う。
こんな話だった。
どこかのじいさまが、何かの拍子に、ふんどしがはずれそうになり、
「おっとっと」
と思わずいって、しめなおしたというのだ。
昭和30年代前半のことだった。
たったそれだけのエピソードだったが、家でその話をすると大盛り上がりとなり、以後、折に触れて「おっとっと」の話題が出た。
――というわけで、「ステンカ・ロージン」こと料亭気楽の本日の日本語狂室「♪エイコーラ、オツムの体操~おげれつ篇」は、「おっとっと」であります。
題して「おっとっとだよ、人生は」(歌 たまきんトリオ)
〽 おっとっと 隣のおっとさん
ふんどし ゆるんで
落っこちかけたよ おっとっと
おっとと おっとと どっこいしょ
〽 おっとっと 向かいの弟さん
オチンコ かぶれて
まっかっかのか おっとっと
おっとと おっとと どっこいしょ
〽 おっとっと 田舎のおじっちゃま
タマキン はれたよ
おはぎもビックリ おっとっと
おっとと おっとと どっこいしょ
〽 おっとっと 漁師のおばちゃん
ふんどし してみた
落ちっこないよ おっとっと
おっとと おっとと どっこいしょ
(注)3小節目の「落ちっこないよ」の「っ」は「ん」と同義。
落ちっこ≒→落ちんこ=オチンコ
――落ちる話だけに、オチはありませんで、なんとも、いやはや……。
(城島明彦)
« 今日も今日とて、「ボケ防止! 創作 オツムの体操」をやってます | トップページ | ギャグ狂室「昔の墓場で出ています 第2弾」 »