4月4日は何の日?
爺さん、掃除にガンバルンバ
料亭気楽でございます。
春は、悲喜こもごもですな。
入学試験や入社試験に受かって喜んでいる人もいれば、希望したところに入れずに落ち込んでいる人もおりましてな。
しかし、人生は長いですぞ。今や、70歳、80歳はハナタレ小僧の時代ですからな。
一度や二度くらい受験に失敗したぐらいで、お先真っ暗というわけじゃございません。
一年や二年、棒に振ったところで、あとで簡単に取り返せるのが人生というやつでしてな。だからといって、のんびりしていてはいけません。
受験という名の競争は競争として、ここは一つ、再起を期して頑張らねばなりませんぞ。
同じ勉強するなら、工夫して、少しでも楽しくやらないと損ですぞ。
歴史年号の語呂合わせなんてぇのも、悪くありませんな。
593年 聖徳太子、摂政となる。⇒聖徳太子はコックさん
645年 大化の改新。⇒蒸し米食って、大化の改新。
710年 平城京に遷都。⇒無い例、何と平城京。
794年 平安京に遷都。⇒ウグイス鳴くよ、平安京。
昔からいわれている語呂合わせでありますが、こうやって覚えると、なかなか忘れませんで。
しかし、中には、こじつけっぽいものもありますから、自分であれこれ考えるのも手ですな。創造力が養われて、一石二鳥になりますぞ。
たとえば、聖徳太子が推古天皇の摂政となった593年は、「ごくろうさん」とも読めますな。「太子、摂政、ごくろうさん」と、上から目線で語呂合わせするわけですな。
「聖徳太子は、5組だよ」としてもかまいませんが、摂政から遠のいてしまうので、あまりにも突拍子のないコジツケはNGということになりますかな。
4月3日と4日が記念日?
本日4月4日は、語呂合わせでいうと、「爺(じじ/じーじ)と読めますぞ。「シーシー」とも読めますけれども、年を取れば、いろいろと「汚れ、濁って」まいりますので、濁点をつけて、「じじ」とか「じーじ」がよろしいようで。
4月3日が「じさまの日」、4日は「爺の日」と2日続きの記念日なのでございます。
これで驚いちゃいけません。日本は世界に冠たる老人大国ですからな。こんな程度じゃ、おさまりません。
4を「じ」と読みますてぇと、翌日の4月5日は死んだ爺様をしのぶ「爺故の日」、翌々日4月6日は「痔瘻(じろう)の日」なんですな。
何とまあ、4日続きの記念日となっているのでございます。
人間、年を取れば、植物と同じで、だんだん枯れて参りますが、中には精力絶倫の爺もおりましてます。
そういう爺のことを世間では、昨今は「乙武病(おとたけびょう)」などと申しておりますが、本来は「色狂い」といいのが正しいのでございます。
「色狂い」といわれ始めたのは、江戸時代からでございましてな。
1691年。「色狂い」と読めるんでやんしょ。元禄4年でございます。
そこから数えて、2016年は325年になるのですな。
色狂いになる前は、「色恋」と呼ぶ上品な時代でしてな。
色恋、1651年というわけでございます。慶安4年ですな。
てぇ案配で、2016年4月4日は、
「フレー! 色狂い(2016)爺(4・4)」
という語呂合わせで覚えると、忘れないのでございます。
おっと、爺さまだけでは不平等と批判されるといけませんので、婆さまの日についても触れないといけませんな。
いうまでもなく、「8月8日」ですな。
うまい具合に、4月4日の倍の日となっておりますぞ。
女の方が男より強欲で、長生きするというわけですな。
――ちょうど時間となりました。これにて、本日の料亭気楽「ダジャレこじつけ狂室」、おしまいでございます。
(城島明彦)
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