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2016/04/04

4月4日は何の日?


爺さん、掃除にガンバルンバ

 料亭気楽でございます。
 春は、悲喜こもごもですな。
 入学試験や入社試験に受かって喜んでいる人もいれば、希望したところに入れずに落ち込んでいる人もおりましてな。

 しかし、人生は長いですぞ。今や、70歳、80歳はハナタレ小僧の時代ですからな。
 一度や二度くらい受験に失敗したぐらいで、お先真っ暗というわけじゃございません。
 一年や二年、棒に振ったところで、あとで簡単に取り返せるのが人生というやつでしてな。だからといって、のんびりしていてはいけません。
 受験という名の競争は競争として、ここは一つ、再起を期して頑張らねばなりませんぞ。

 同じ勉強するなら、工夫して、少しでも楽しくやらないと損ですぞ。
 歴史年号の語呂合わせなんてぇのも、悪くありませんな。

 593年 聖徳太子、摂政となる。⇒聖徳太子はコックさん
 645年 大化の改新。⇒蒸し米食って、大化の改新。
 710年 平城京に遷都。⇒無い例、何と平城京。
 794年 平安京に遷都。⇒ウグイス鳴くよ、平安京。

 昔からいわれている語呂合わせでありますが、こうやって覚えると、なかなか忘れませんで。
 しかし、中には、こじつけっぽいものもありますから、自分であれこれ考えるのも手ですな。創造力が養われて、一石二鳥になりますぞ。

 たとえば、聖徳太子が推古天皇の摂政となった593年は、「ごくろうさん」とも読めますな。「太子、摂政、ごくろうさん」と、上から目線で語呂合わせするわけですな。
 「聖徳太子は、5組だよ」としてもかまいませんが、摂政から遠のいてしまうので、あまりにも突拍子のないコジツケはNGということになりますかな。


4月3日と4日が記念日?

 本日4月4日は、語呂合わせでいうと、「爺(じじ/じーじ)と読めますぞ。「シーシー」とも読めますけれども、年を取れば、いろいろと「汚れ、濁って」まいりますので、濁点をつけて、「じじ」とか「じーじ」がよろしいようで。

 4月3日が「じさまの日」、4日は「爺の日」と2日続きの記念日なのでございます。
 これで驚いちゃいけません。日本は世界に冠たる老人大国ですからな。こんな程度じゃ、おさまりません。
 4を「じ」と読みますてぇと、翌日の4月5日は死んだ爺様をしのぶ「爺故の日」、翌々日4月6日は「痔瘻(じろう)の日」なんですな。
 何とまあ、4日続きの記念日となっているのでございます。

 人間、年を取れば、植物と同じで、だんだん枯れて参りますが、中には精力絶倫の爺もおりましてます。
 そういう爺のことを世間では、昨今は「乙武病(おとたけびょう)」などと申しておりますが、本来は「色狂い」といいのが正しいのでございます。
 「色狂い」といわれ始めたのは、江戸時代からでございましてな。
 1691年。「色狂い」と読めるんでやんしょ。元禄4年でございます。
 そこから数えて、2016年は325年になるのですな。

 色狂いになる前は、「色恋」と呼ぶ上品な時代でしてな。
 色恋、1651年というわけでございます。慶安4年ですな。

 てぇ案配で、2016年4月4日は、
 「フレー! 色狂い(2016)爺(4・4)」
 という語呂合わせで覚えると、忘れないのでございます。
 
 おっと、爺さまだけでは不平等と批判されるといけませんので、婆さまの日についても触れないといけませんな。
 いうまでもなく、「8月8日」ですな。
 うまい具合に、4月4日の倍の日となっておりますぞ。
 女の方が男より強欲で、長生きするというわけですな。

 ――ちょうど時間となりました。これにて、本日の料亭気楽「ダジャレこじつけ狂室」、おしまいでございます。


 (城島明彦)

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