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2016/03/31

Oh,SAM! Co-SUM! 春とはいえ、まだ肌寒い


A(大サム)とB (小サム)の「春先SONG」

 「桜の花が咲いていますな」
 「そうですな]
 「だけど、吹いている風はまだまだ冷たいですな」
 「大寒・小寒(おおさむ・こさむ)、寒衣(さむえ)がいりますな」
 「それをいうなら、作務衣だろ」
 「♪春は名のみの 風の寒さよ」(唱歌「鶯告春」)
 「突然、どうした」
 「オーックシュン」(と大きなクシャミ)
 「オークションがどうした?」
 「『鶯告春』といいかけたら、クシャミが出ただけだ」
 「ひでえダジャレだ。Oh! 酷春」
 「さてと。犬も歩けば、棒に当たる」
 「土手を歩けば、風に当たる」
 「風といえば、♪吹け春風 吹け 柳の糸に」
 「フォスターの『春風』だな」
 「どこのスターだ?」
 「アメリカの作曲家だ、フォスターは」
 「♪土手の柳は 風まかせ
    好きなあの子は 口まかせ
    ええ しょんがいな」
 「古い歌が出たな、高田幸吉か」
 「昭和10年だ。作詞は藤田まさと」
 「『必殺仕掛人』の藤田まことの兄貴か」
 「赤の他人だ」
 「垢まみれとくれば、スタンダールだな。『垢と黒』」
 「それをいうなら、『赤と黒』だ」
 「そうともいう」
 「いいかげんにしろ」
 A・B「失礼しました」


 (城島明彦)

2016/03/29

ラッキー7のオンパレード――〝競馬界のマドンナ〟藤田菜七子の「菜七不思議」


驚異の〝ななづくし〟菜七子の前世は「ナナホシテントウムシ」か?

 JRA(日本中央競馬会)に、さっそうと登場した藤田菜七子は、たぐいまれな幸運の星のもとに生まれた女性ジョッキーだ!

  ♪ 星娘 イェイイェイエー 
  ♪ 星は何でも 知っている

 歌が古すぎるってか? そんなことは、この際、おいておいて、「菜七星伝説誕生」の根拠の説明だ。


○その1 ラッキーセブン

 藤田菜七子は、史上7人目の女性ジョッキー。ラッキーセブンの7が燦然と輝いている。
 このとき彼女は、(比喩が古いか)花も恥じらう18歳。この年齢には、
 8-1=7 という数字が秘められている。

○その2 セブンガール

 メディアは、こぞって「16年ぶりの女性騎手」と報じた。
 16年という数字に注目! 1+6=7 である。

○その3 ダブル・ラッキーセブン

 生年月日は1997年8月9日
 1997年の生まれで、7が入っている。しかも、8月9日は、
 8+9=17で、こちらにも7が入っている。

○その4 トリプル・セブン

 名前の「ななこ」(菜七子)に7が2つ入っていることは誰でもわかるが、その程度ではないのだ。
 名前の画数を見ると、
  菜=11画、七=2画、子=3画。
 よって、菜七子は1+1+2+3=7
 トリプル・セブン、幸運のてんこ盛りである。

○その5 幸せのダブルスコア

 彼女のデビューは3月3日、ひな祭りの日。3もラッキーナンバーのひとつだ。
 初勝利した日は、2016年3月24日。
  2016年=2+0+1+6=9
  3月24日=3+2+4=9
 よって、2016年3月24日=18 

 18は、彼女の年齢と合致し、しかも3の倍数で、かつ、前に説明したように、18に注目すると、
  8-1=7 
 ここまで7が重なると、もはや偶然の一致とはいえなくなってくるのではないか。

 こじつけなんていわずに、どうか楽しんでちょうだい!

 Photo
 この本は、今年も米経済誌「フォーブス」恒例の「世界のビリオネアランキング」でダントツのトップだったビル・ゲイツをはじめ、〝メキシコの通信王〟カルロス・スリム、〝投資の神様〟ウォーレン・バフェット、「フェイスブック」で世界6位の資産家に大躍進したマーク・ザッカーバーグら、50人以上の運のつかみ方、蓄財の仕方などをまじめに記した拙著(出版社はプレジデント社)でございます。
 おひとつ、いかが? 損はさせませんぞ。


 (城島明彦)


2016/03/28

こんなの、どうどす?  花ぐもり 鼻をかみかみ 髪洗う


春の日本語狂室 初級以前講座


○レッスン1 おいで安(やす)めぐみ

 ♪ 京都 大原 三千円 (タクシー料金)
 ♪ 京都 大原女(おはらめ) 三万円 (いくら春でも、春を売ってはいけません)
 ♪ 京都 栂尾(とがのお) 高山病 (登山家注意) ※高山寺は世界遺産でおじゃるぞ。
 ♪ 京都 北山 金隠し (金閣寺のトイレ、どこ?)

○レッスン2 DOG&CAT

 犬はワン太郎、猫はニャン次郎と申します。
 猛犬注意、ワンたっちゃぶる!

○レッスン3  春の情景

 文学少女      (短冊を手に)春まだき……
 田舎のおっさん  (肥桶を手に)春、未だけ?
 塾の先生      (テキストを手に)春馬だけ?

○レッスン4 英国史「歴代首相」①

 ♪サッちゃんはね サッチャーっていうんだ ほんとはね
  だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ
  おかしいな サッちゃん

〝鉄の女〟サッチャーは、第71代英国首相だよ。
 1979年から1990年まで、10年以上も在位したんだぞ。

○レッスン5 英国史「歴代首相」②

 ♪アッちゃんはね アトリーっていうんだ ほんとはね
  だけど 暑がりだから 自分のこと アッちゃんって呼ぶんだよ
  おかしいな アッちゃん

 アトリー首相は第62代で、在位は1945~1951年だよ。
 アトリーのアトリエはどこ? なんちゃって。

○レッスン6 英国史「歴代首相」③

 ♪マッっちゃんはね マクミランっていうんだ ほんとはね
  だけど 浜田にどつかれ 自分のこと マッちゃんて呼ぶんだよ
  おかしいな マッちゃん

 マクミラン首相は、第65代で、在位は1957~63年だよ。

○レッスン7 英国史「歴代首相」④

 ♪ブレちゃんはね、ブレアっていうんだ ほんとはね 
  だけど ブレまくるから  ブレちゃんて呼ぶんだよ
  おかしいな ブレちゃん

 ブレア首相は第73代で、在位は1997~2007年だよ

 うへっ、ワンパターンになってきた、とほほのほ。

 あんた、アホやね。わてかて、アホや。


 (城島明彦)

むつおのおつむにおむつむっつ――桜咲く季節になると、狂うのでございます


♪ ロリポップ ロリポップ ロリロリロリ

 限りなくババアに近いおかまバーのママは、けふもけふとて、ドラ声張り上げ歌ふたのでありま~す。
 もひとつおまけだ、STAP細胞はありマ~ウス!

 さあ、皆さん、けふも元気にまいりませう! 大きなダミ声で「軍歌」を歌いませう!

 ♪ ゲス ゲス 火 水 木 金 金 (♪月月火水木金金 土日返上で仕事に励めという「軍歌」のモジリアニだよ)

 ん? 若い人は知らないって? 何いってんやんでえ、このベッキー野郎!

 ばっか野郎のつもりかい?

 ゲス、ゲス、そうでげす、下水道工事屋の騒音でげす。

 下水道修理屋が、飛行機に乗って飛んで来る来る、乗組員はクルーだよ! くるくるぱー!

 なんのこっちゃで、こちゃ番場(ばんば)の忠太郎はネズミ年でござんす。
 挨拶代わりに忠太郎、馬場の菜七子ちゃんにチューねだり、肘鉄くらって、どさくさまぎれに歌を歌って誤魔化したとさ。
 とさ? といえば、土佐日記? ニッキといえば、昔なつかしニッキ水でございませう。
 ああ、めでたいな、めでたいな、オイラの頭もめでたいな。

 むつおのおつむにおむつむっつ (睦夫のおつむにオムツ六つ

 ♪ 春が来た、波瑠が来た、どこに来た、山に来た、頭に来た、脳にも来た~っと
 
 あんたかてアホやろ、うちかてアホや。
 同じアホなら、歌わにゃ損損、孫正義は偉い人。

 ♪ ロリポップ ロリポップ ロリロリロリ


 (城島明彦)

2016/03/27

前代未聞! 白鵬が姑息な取り口で優勝決めた途端、客の半数が帰った「大相撲春(張る)場所」千秋楽


横綱の日馬富士に変化して勝つセコさ。こんな白鵬に誰がした?

 千秋楽の横綱対決で日馬富士が勝てば、稀勢の里との優勝決定戦になる。
 満員の観客はそれを望んでいる。

 対戦相手の日馬富士は、足をケガしており、前日も、取組後に土俵を降りる際、足を気遣っていた。
 それを知っていながら、まっこう勝負を挑んでくる日馬富士に対し、正々堂々の勝負を避け、立ち合いに変化して勝ち、優勝した白鵬。
 きわめて後味の悪い勝ち方だが、これが白鵬流なのだ。

 アナウンサーは、観客の半数が表彰式を見ないで席を立ったと報じた。
 解説の元横綱北の富士も、「横綱と横綱の取り組みで、変化はない。相手のプライドを傷つけ、礼儀を欠く」と厳しく叱責し、同じく舞の海も厳しい批判を口にした。

 しかし、白鵬には馬耳東風だろう。聞く耳を持っていたら、もっと以前に取り口が正々堂々としたものに変わっているし、懸賞金でガッツポーズもしないだろう。

 テレビ観戦者の多くも、白鵬が変化して勝った時点で、テレビを消すか、別のチャンネルに切り替えた人が多かったのではないか。私も、テレビを消した。

 白鵬の立ち合い変化は、優勝決定戦を避けるための作戦ではあり、「戦わずして勝つ」ことを理想とする「孫子の兵法」では許されるが、大相撲の横綱同士の戦いでは許されない。
 横綱は、どんな勝ち方をしても許されるわけではないのだ。

 白鵬が常用する「張り差し」が、横綱としてのセコさを象徴している。
 ほとんどの力士が、「顔を張られていい気はしない」といっている。
 近年は、「張り手大流行」で、張られるのを警戒して、立ち合いがおろそかになる力士も増えている。
 横綱の「張り差し」は、一度や二度なら許されるが、白鵬は繰り返し行っている。
 相手の意識が少しもうろうとなるように、巧妙に相手の顔・耳の上・後頭部を張って、バランスを崩させて勝つ。
 あるいは、千秋楽の取組で見せたように、相手の顔の手を突き出して、突っかけたように見せかけて、体を開いて変化して勝つ。
 下位同士の対戦では、そういう戦法も許されるが、天下の大横綱が横綱相手に用いる戦法ではない。

 懸賞金の束でガッツポーズも同様だ。

 ここまで増長させた責任は誰にあるのか!?
 親方であり、相撲協会であり、横綱審議委員会といった関係者である。
 NHKも、今場所は中継中に「張り差し」について言及することもあり、日馬富士への変化に関しての批判は、解説陣ともども「よくいった」と褒めたいが、白鵬の取り口をはじめ、懸賞金の受け取り方など、もっと厳しく指弾することが、ひいては日本の国技である大相撲をもっと隆盛に導くことになると知るべきだ。


 (城島明彦)

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「○ッキー」の○に入るカタカナを列記せよ


おつむテンテン、かいぐりかいぐり

 知恵熱が出て、おつむラリラリ、おでこアジアジ。
 週末は終日、おねんねでございました。
 季節の変わり目に必ず訪れる体の異変、第2弾というわけで、おねんねしながら、「頭の体操」を少しやりました。
 体操といっても、たいそうなことではございません。

 【設問】「○ッキー」の○に入るカタカナを知っているだけ記し、簡単に解説せよ。
  (例)ベッキー

 簡単でござんしょう。では、早速、答を記しましょう。

 【答】
 ガッキー:女優新垣結衣の愛称だが、罵倒するときは〝くそガッキー〟。
 ロッキー:山脈というより、ボクシング映画のヒーローの方が有名か。
 ラッキー:振付のラッキー池田。AV女優と結婚してすぐ別れ、アンラッキーだった。
 クッキー:cookieを「クック・イエ」と発音して笑われた奴がいた。
 ポッキー:ポッキーといえば、グリコ。グリコといえば、画家エル・グレコの妹、なわけないか。
 バッキー:その昔、阪神タイガースにいた助っ人の投手。ボコボコ打たれると、「バッキヤロー」とやじられた。
 ※おまけ ジャッキー:駐日米国大使のお母さんジャクリーン・ケネディの愛称。鎖でつなぐと、ジャッキー・チェン。

 (城島明彦)

2016/03/25

人面ガニ、〝おにぎりくん〟という愛称は、どうカニ? 


某(さる)カニのニュースだよ

 ネットニュースに「紀伊民報〈AGARA〉」の記事が載っていた。
 それによると、和歌山沖で21年前に捕獲された〝謎の人面ガニ〟に、日本甲類学会員の元学校教師が、
 「タイヨウマルバガニ」
 と命名したという。

 Photo_2
 
掲載写真で見ると、巨大なカニのような印象受けるが、記事によれば、2・2×2・8センチで、川などにいるサワガニと同じような大きさ。

 平家ガニ(壇ノ浦で源氏に滅ぼされ、その怨念を宿すといわれてきた恐ろしげな顔に見える)と比べると、甲羅の模様が、なんとも愛らしい。

 蟹座の私は、こういう話が出ると、うれしくなるのでございます。
 わかるカニ? ん? ダジャレは、カニんして、ってか?
  
 「太陽」でも悪くはないが、どちらかというと、こどもの弁当のおかずにアレンジできそうな、その〝顔〟は、
 「おにぎりくん」
 の方が親しみやすいように私は思う。

 いやいや、もうすぐ新学期だ。
 保育園や幼稚園で、園児たちに独自の愛称をつけさせるといいかもしれない。

 そういうわけで、ニカっと、カニ笑い、でございます。 (なんのこっちゃ)


 (城島明彦)
 

「乙」の字が危ない!? ゲス乙女、〝絶倫男〟乙武の次は誰だ


スキャンダルのキーワードは、甲乙丙の「乙」?

 「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫で袋叩きにされたベッキーに始まり、五体不満足どころか〝精力絶倫男〟だったことが判明した乙武洋匡。

 武田信玄の軍旗「風林火山」は、「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」だが、〝乙武田チン元気〟の場合は、ネット炎上で〝不倫火山〟だ。
 乙(おつ)なことをいうじゃないか、だって?  (おそれ入谷(いりや)の鬼子母神)

 ベッキーも乙武も、世間のイメージを完全に覆したところが、なんてったって、すごい! 

 一方、ソフトバンクのお父さん犬に対抗して登場した、竜宮城の「乙姫」が出てくるCMを流しているAUは、大丈夫か?

 バダジェフスカのピアノ曲「乙女の祈り」や乙女峠は、どうなるの? (なんのこっちゃ)


 (城島明彦)

〝極めつけの懲りないワル〟白鵬、またまたまた、懸賞金でガッツポーズ!


ガッツポーズは神聖な土俵を汚す下品で見苦しい行為

 勝負がついた後、対戦した両者が、何のために、静かに向き合ってお辞儀するのか。
 白鵬は、わかっていないのではないではないか。
 わかっていたら、なぜ「やった!」とばかりに、懸賞金を鷲づかんだ右手を大きく振り動かす馬鹿なことはしないはずだ。

 勝った力士も、土俵上では喜びの感情を押し殺して粛々と勝ち名乗りを受け、賞金がかかっていたときには,手刀を切って、それをいただく。

 それが大相撲の伝統的な儀式(流儀)である。
 同じ格闘技でも、そこが、ボクシングやプロレスなどと違うのだ。

 懸賞金の束でガッツポーズ以外にも、土俵上で仕切るときに大声を発したり、勝って笑顔を見せたり……妙な力士が続出している。
 伝統ある国技を何と心得ているのか。


脳震とう狙いの〝確信犯〟白鵬

 白鵬は、12日目の取組で、同じ1敗の大関豪栄道と対戦したが、この日も、右手で頭部のあたりに張り手を繰り出した。
 連日のように、相手の顔を張らないと勝てないようでは、横綱の品格が泣く。
 それも、脳震とうを起こすように意図して張って出ているところが、〝極めつけのワル〟だ。

 再生ビデオをよく見るとわかるが、その次の瞬間、豪栄道は、ふわっとしたようになって、そのまま一気に押されて、あっというまに土俵を割った。
 豪栄道は、少しの意識が薄れたのではなかったのか。

 豪栄道もバカだ。前日も前々日も、ものすごい張り手をかまして勝っている。
 それなのに、この日は、逆に張り飛ばされて、くらっとして負けたのだ。
 相手が横綱ということで、遠慮したのか。
 
 逆に白鵬は、豪栄道のそういう心理を読んで、逆に張り手をかまし、1敗を守った。
〝張り癖横綱〟白鵬を、相撲協会は見て見ぬふり。だから、ますます増長する。
 

 (城島明彦)

2016/03/23

もう少し頭を使え、琴奨菊


変化されたらどうするかも計算せよ

 闘志満々、猪突猛進。まるで猪だ。
 まったく前が見えていない。

 稀勢の里にヒョイと体(たい)をかわされ、土俵にバッタリ。
 1日おいて、今日もまた、カド番の照ノ富士に、ヒョイと体をかわされ、土俵にバッタリ。

 11日目で、はや4敗。横綱昇進は夢のまた夢に遠のいた。
 「同じことを二度繰り返すのは、バカだけだ」
 と自戒せよ。

 対戦相手の過去の取り口を調べれば、しばしば立ち合いに変化する力士かどうか、簡単にわかるはず。
 もっと詳しく調べるなら、どういう場合に、立ち合いに変化するのかもわかるはず。

 横綱になりたいなら、もっと頭を使わなくっちゃ!


 (城島明彦)

2016/03/21

大相撲〝張る場所〟、目には目を! 「張り手」と「肘打ち」で白鵬を倒せ!


左手で「張り手」・右手で「かち上げ」(=肘打ち)、〝脳震とう勝ち〟白鵬に引退勧告

 春場所(大阪場所)が連日、満員御礼となっているのは結構なことだが、白鵬、日馬富士らが連日、立ち合い時の「張り差し」や取り組み途中に「張り手」を連発、喧嘩のような様相を呈し、〝張る場所〟の感がある。
 
 張り手は、学生相撲では禁止されている。耳や後頭部に当たると危険だからだ。

 だが、白鵬は、その張り手を連発する。
 9日目の取組では、栃煌山に対し、立ち合いざま、左手で顔面を張るのと同時に左腕の肘で栃煌山の顎を直撃。
 栃煌山は軽い脳震とうを起して、あっさり土俵を割った。

 「かち上げ」という名がついた技は、白鵬がやったような顎を砕く技ではない。
 相手の胸に肘をぶつける技だ。

 肘打ち(=エルボー)の危険性は、張り手の比ではない。
 栃煌山が顎を骨折すればよかった。そうすれば、相撲協会も動かざるを得なかった。

 大相撲はプロレスとは違う。勝てば何をしてもいいというスポーツではない。
 しかも国技である。

 しかし、朝青龍など、モンゴル勢が荒っぽい技を連発し、いまでは、立ち合いざまの「張り差し」がごく当たり前の取り口と化してしまった。
 「張り差し」の流行で、取り口にまで変化がみられるようになった。
 決して褒められたことではない。
 日馬富士や鶴竜などは、勝負途中で相手と離れた場面で、突っ張るとか、押しに行くといった取り口はせず、しばしば相手の顔面を張りに行く。
 情けない限りだ。

 顔面を張り飛ばされれば、誰だっていい気持ちはしない。
 突っ張りがそれて顔面に当たったのとは訳が違う。どんなに稽古を積んでも鍛えられない顔面を、最初から狙って張りに行くのだから、張られた方は不快な感情を覚える。

 だから、かつては下位の者は上位の者に「張り差し」「張り手」を使うのを遠慮したものだが、近年は、そういう不文律も破られた。
 豪栄道、稀勢の里、琴奨菊らも、平気で「張り差し」を行うようになった。
 それを見習っては、下位の者が上位の者に「張り差し」を行う〝下剋上の風潮〟が、最近は感じられるようになった。

 大相撲の記録を次々と塗り替えてきた大横綱の白鵬が、その過程で、そういう悪しき流れをつくり、〝張り手や肘打ちの第一人者〟となっている事実は、実に嘆かわしく、かつ許しがたい。

 横綱としての品位に欠け、日本の国技である大相撲を愚弄している。
 姑息(こそく)な手を使わばいと勝てない横綱は不要。
 一日も早い引退を望む。

 (城島明彦)
 

2016/03/20

奥の歯が グラぶってきた 春うらら


グ行変格活用でございます

 窓を開ければ、春めいた空気が流れ込んで参ります。
 その陽気につられて、思わず、
 
 ♪ せっせっせ ぱらりこせ 一かけ 二かけて 三かけて
 
 いやいや、のんびり歌っている場合じゃござんせん。
 奥歯がグラぶってきたのでございます。
 こうなったら、やけくそだい。

 グラぶる、グラぶるとき、グラぶる、グラぶれば、グラぶれ!
 
 夫「おい、ワシも老いた!」
 妻「おいたわしや」

 ♪ せっせっせ ぱらりこせ 1本欠け 2本欠け 3本欠けて

 年は取りたくありませんな、ご同輩。 (歯ァ? なんのこっちゃ)
 

 (城島明彦)
 

フィギュアは選手層が厚い。本田真凜が「世界ジュニア選手権」を制した!


〝ポスト浅田〟の本命か
 
 世界の檜舞台で日本人が活躍するのは、文句なくうれしい。

 ハンガリーで開かれた「世界ジュニア選手権」で優勝した本田真凜は、まだ14歳。
 3位につけたライバルの樋口新葉は15歳。4位の白岩優奈は14歳。
 末恐ろしい中学生たちだ。

 浅田真央、安藤美姫、村上佳菜子が、世界ジュニア選手権の過去の優勝者だったことから考えて、本田真凜が〝ポスト浅田〟の最有力に浮上した。
 村上佳菜子は、大人の体になって伸び悩んでいる。
 本田真凜も、やがて体の成長との戦いが始まる。


 (城島明彦)

2016/03/19

日本語狂室、お題は「ショーンK」でございます


ホラ吹いて大騒動! これがホントのホラーだよ


 春や春、全国でアニメ映画「ひつじのショーン」が公開中ですな。
 
 いやいや、ショーンといえば――
 まず頭に浮かぶのが、ショーンC
 映画「007」シリーズの初代俳優ショーン・コネリー、1930年生まれでしょうな。

 007の主演当初から〝カツラ疑惑〟が取りざたされ、
 「役柄がジェームズ・ボンドだけに、接着剤のボンドで頭に毛をくっつけた?」
 「ショーン・コネリーは、ハーゲンダッツが大好物?」
 などといわれ放題。
 その後、地毛の薄毛頭のままスクリーンに登場し、1987年にはアカデミー助演男優賞を受賞するのですから、さぞや演技の勉強にハゲんだのでしょうな。
 
 ショーンといえば、もう一人、はずせないのが、ショーンP。マドンナの元夫ショーン・ペンでございます。
 まあ! どんな?
 こちらのショーンは1960年生まれ。アカデミー賞受賞俳優で映画監督もやっておりますぞ。
 初めてこの男の名を聞いて、「ペン」を「ベン」と勘違いした日本人は多かったようですな。

 ショーン・ベン。PとBとじゃ大違い。

 その話を伝え聞いたショーンがいったそうな。
 「かんベンして」

 さて、経歴詐称がバレた日本のショーンKは、テレ朝のコメンテーターなどを辞退しましたな。
 それを聞いた「報道ステーション」のニュースキャスター古舘伊知郎が、思わず大声で叫んだそうな。
 「ショ~ン、カムバック!
 
 その呼び声は、遥かなる山の彼方に空しくこだまするだけでありましたとさ。


 (城島明彦)

2016/03/18

〝詐称のデパート〟ショーンK事件は、「テレ朝の偏向報道]と「お粗末な取材力・調査力不足」の関係を暗示!


嘘を見抜けないテレビ局の報道力を疑われる事件

 ショーンKが血祭だ。学歴詐称に経歴詐称、もひとつおまけに顔面詐称つまり整形疑惑ときては、あきれ返るしかない。
 ショーンK本人は「ゲスの極み」と嘲笑されて済む話かもしれないが、トリプル詐称男を起用したテレビ朝日、起用を発表したフジテレビは「お粗末の極み」で済む話でない。
 
 古舘伊知郎がキャスターをしているテレ朝「報道ステーション」にコメンテーターとして登場したショーンKの顔を見、その話を聞いて、「この男、どこか変だな」と〝直感的違和感〟を感じた視聴者は結構多かったのではないか

 私もそんな一人だったが、この事件は、番組卒業を目前に控えた古舘伊知郎がケチをつけられてしまったという話で終わらない。「報道の自由」などと偉そうなことをいうテレビ局がやったことは、「詐称経歴」を鵜呑みにし、結果的には「視聴者に対する説得力として悪用した」つまり、「視聴者を騙した」のだ。

 ショーンKが登場した日の番組そのものが「うさんくさかった」わけで、インチキ番組を放送したことを意味し、インチキ男の発言を受けてコメントした古館伊知郎自身も、うさんくさかったということになる。
 もっと飛躍した言い方をするなら、「『報道ステーション』という番組自体、ひいてはそれを放送したテレビ朝日自体がうさんくさかった」ということになりはしまいか。

 一方、落ち目のフジテレビは、報道ステーションに出ているショーンKを見て、「4月から始める新番組のキャスターは『この男で行こう』」などと適当に決め、世間に赤っ恥をさらした。
 「独自に発掘した人物を新たに起用しよう」としない安易な番組づくりに傾き、「フロンティア・スピリットのカケラすらない」ところに、同局低迷の最大原因がある。

 ショーンKの経歴詐称を暴いたのは、いわずもがなの「週刊文春」。
 文藝春秋社の調査力・取材力のすごさは、折り紙つき。メディアの中で群れを抜いている。

 それに比べ、テレ朝、フジの両局は何なのか。
 大事な報道番組のメーンキャスターに起用する人物の経歴すらまともに調べられないというお粗末な取材力・調査力を満天下にさらしたという点で、メディアとして致命的。
 まさに「釈迦の説法、屁ひとつ」である。

 折に触れて俎上にのぼる「報道ステーションの偏向報道問題」は、実は、同局の取材力不足・調査力不足が背景にあったのではないか、と思われる汚点をショーンK事件は残した。

 それが、ショーンK 事件の意味するもので、単なる経歴詐称事件ではない。
 事は重大なのである。


 (城島明彦)


2016/03/16

こんなことが許されるのか!? 猫を7階から放り投げて殺した女


その女も猫を飼っていた

 先週末、都下狛江市の和泉本町にあるマンションの8階に住んでいる友人の映画監督から聞いた話だ。
 彼が飼っていた8歳の雄猫が、発情期にベランダを伝って7階の別室の雌猫のところへ行った。
 前にもそういうことがあったからか、7階に住む女は、雄猫を掴むと、そのままベランダの外へ放り投げたという。
 猫は地面に叩きつけられ、異変を知った友人が猫のところへ飛んでゆき、声をかけると、その声にこたえるかのように「ギャーッ」と大声で一声鳴いて絶命したという。

 「そんなことが許されるのか。警察へ通報したら、新聞種になる」
 と私がいうと、友人は、「黙って遺骸を片付けただけだ」と答え、
 「管理人が、ダンボール箱を持ってきてくれたが、その中に布が敷いてあり、心づかいに感謝した」
 と話した。

 その女の行為には、動物を虐待する以上の残虐性が感じられ、「動物愛護管理法」(動物愛護法)に明らかに違反しており、罰則の対象となるはずだが、自分も猫を飼っているという点を考えると、「異常」としか思えない。

 猫を放し飼いしたことはよくないが、ベランダからほうり落とさずとも、玄関ドアから出してやるだけで済んだのではないか。

 いつ頃、起きた事件なのか聞きそびれたが、その女は、何事もなかったかのように、その後も暮らしていると考えると、怒りが増す。
 そういう事件にも時効が成立するのだろうか。

 (城島明彦)

2016/03/09

万葉歌「多摩川にさらす手づくりの少女」の謎を解く!


電車が多摩川の鉄橋を渡るときに浮かんだ一首

 銀座の交詢社で、慶応のOBの方にお昼ご飯をごちそうになった。
 その岐路、電車が多摩川を越えるとき、万葉集の古歌を思って詠んだ拙い一首でございます。

   降る雨に さらす手に春
       近づきぬ
         多摩川の岸 万葉の夢

 最後の「夢」は「謎」としたいが、歌としては「夢」とするしかない。


「さらす手づくり さらさらに」に秘められたメッセージを読み解く

   多摩川に さらす手作(てづく)り
       さらさらに
         何(なに)そこの児(こ)の ここだ愛(かな)しき 

 (さらさらと流れる美しい多摩川の水に 手織りの麻布を さらしているこの少女が どうしてこうもいとおしく思えるのか)


 この歌は、『万葉集』の「巻14 3373」にある。
 
 この歌には、謎がある。
 3373は、「さざなみ」と読める。これは、万葉集を編纂するときに意図したものではないか、というのが私の説。
 さざ波だけなら、偶然といえるかもしれないが、「巻14 3373」の巻14にも謎がある。

 14は「いし=石」と読める。
 多摩川=玉川で、葉の昔は、美しい石が取れたのだ。
 その昔、日本全国には、美しい玉石を産する「玉川」と呼ばれる川が6か所あり、「六玉川(むたまがわ)」と呼ばれていた。
 
 ①野田の玉川、②野路の玉川、③三島の玉川、④井手の玉川、⑤高野の玉川

 そして、この歌に詠まれた⑥調布の玉川(多摩川)だ。三島は、大阪の方の三島。

 こんなことをいっているのは私だけかもしれないが、こんな風に考えると楽しい。


さらす手づくりの少女とは?

 さらす手づくりの歌に描かれた「この児」は、「まだ幼い少女」とする説と、「成人した娘」とする説がある。
 後者にした方が夢があるので、私はこちらを採る。
 多摩川で採れる玉石のようにすべすべとした美しい素肌の美少女に、若者が恋をして詠んだ歌。
 そんな風に解釈すると、ロマンチックな気持ちになれるではないか。

 小田急線の狛江駅前(成城学園前の次の次の駅)の広場に、この少女の像があるそうだが、昔からあったっけ?
 歌碑はあちこちにあるが、少女像というのは珍しい。
 私は20代の後半、目黒不動の日照りの悪いアパートに嫌気がさして、狛江のアパートに移り住んで、そこに2年くらいいたが、そんな像があった記憶はない。

 それから10年近い後、私は狛江に住んでいる若者とラジオのディスクジョッキーをしている若い女性との恋愛を描いた短編小説「けさらんぱさらん」を書き、文藝春秋の「オール読物新人賞」をもらった。
 ――30年以上も昔の話でございます。


 (城島明彦)

3月8日、深い霧が東京や横浜を包んだ。石原裕次郎の映画「夜霧よ今夜も有難う」は、49年前の3月11日に公開された


「夜霧よ今夜も有難う」は横浜が舞台だった

 昨8日の午前中、東京・横浜などで深い霧が発生したことをテレビのニュースで知った。
 東京スカイツリーからは雲海を見下ろせ、その霧が晴れると、気温が17度~20度に上昇したということだった。
 
 5日の夜、私は熱を出して寝込み、体に異変を感じた。昔から毎年起きる不思議な出来事であり、
 「また、今年も季節が変わり目に入った」
 と思ったが、その予感は当たっていたのだ。

 7日の夜、夜10時半ごろ、外出先から家に戻る坂道に深い霧が立ち込めているのを見て驚いた。50メートル先まで見通しづらい状況になっていた。

 小中高を過ごした三重県では、夜霧を見たことは一度もなかった。
 小学生の頃、四日市港の方で鳴る霧笛の音を耳にしただけだ。
 中学1年生の頃、学習雑誌に掲載されていた短編小説に、朝霧の中を少年が犬を連れて散歩する場面があり、自分もそんな体験をしてみたいと憧れた。

 私の少年期の歌謡曲には、常套句として、「涙」や「港」同様、「霧」も頻繁に使われた。
 しかし、見たことがないので、真に迫っては来なかった。

 だから、映画などで夜霧のシーンなどを見ると、感動したものだった。
 大学生になって東京で暮らすようになっても、深い霧を見たことはなく、石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」という歌がヒットしたときは、イントロのテナーサックスのしのび泣くような音色が、深い霧のイメージとぴったり合い、素晴らしい名曲だと感じ入った。
 作詞作曲は、「バラが咲いた」などヒットを連発していた〝ハマクラ〟こと浜口庫之助。

 その曲と同名の日活映画「夜霧よ今夜も有難う」が石原裕次郎主演で封切られたのは、1967年3月11日。舞台は横浜。

 その49年後の同じ3月に、それもわずか数日違いで深い霧が横浜に出たのだ。
 単なる偶然ではなく、3月10日前後に深い霧が出る気象状況が起こりやすいということではないだろうか。

 私は、その後、旅行先の山中湖、軽井沢、霧降高原などで、夜霧や朝霧は何度も見たが、東京や関東で、今度のように見事な夜霧を見たのは初めてだった。

 体調の方は、熱が引いたと思って油断し、薬を飲まなかったら、また足先が冷たくなって熱が少し出た。
 ベッドの中で、うつらうつらしながら、遠い日々に見た夜霧を思い返した。
 ――たったそれだけの話ではある。


 (城島明彦)

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2016/03/06

「3月5日(土曜)の夜、季節の変わり目に入った」と体が私に告げた


例によって、今年もまた発熱・悪寒

 不養生したわけでもないのに、週末、都心へ出かけたら、家に戻る電車の中で居眠りをして二駅乗り越した。

 なんとなく変だと思いながらベッドに入り、4本借りてある映画のDVDの1本(ジョニー・デップ主演の「チャーリー・モルデカイ」)を見たが、気づくと眠っていた。
 
 くだらない映画ということもあり、その繰り返しだったので、見るのをやめて電気を消した。

 気づくと、朝になっていた。
 7~8時間は眠っているはずなのに、頭の中奥で「ペール・ギュント」の「朝」の音楽が鳴らない。

 悪寒がして頭が痛い。
 風邪をひいたらしい。
 買い置きの薬を服用して、やっと悪寒は収まったものの、頭痛は残っている。

 (季節の変わり目に入り、気圧が変わったのではないか)
 と思った。

 私は、昔から、季節の変わり目になると必ず体調がおかしくなり、発熱する。
 それまで健康でどんなに調子がよくても、ある日、突然、SOSを発する。
 
 不思議な体なので、ございます。

 
 (城島明彦) 

2016/03/05

冬が来れば思い出す 深夜の神社で竹刀の素振り


誰もいない神社の境内は怖かった

 春の足音が近づいてはいるが、まだまだ寒い。
 私の気持ちは、まだまだ冬だ。真冬である。

 東宝からソニーに転職した20代後半のある時期、目黒不動尊の近くのアパートに住んでいたことがある。昭和40年代後半だ。
 会社に「2万円までなら部屋代は持つ」といわれて、少し広い部屋をあちこち探したが、3月の終わりごろで、いい物件がなく、風呂なし・共同トイレという一部屋だけのチンケな部屋に、しぶしぶ入居した。
 まるで学生時代の下宿だ。
 家賃は、確か1万3000円ぐらいだった。

 「隣が空き地だから、まぶしいぐらい日当たりがいい」と不動産屋にいわれて入居したのに、3か月くらいたつと、何の予告もなく、隣にビルが建った。
 その結果、窓から1メートルと離れていない先に壁ができた。
 おかげで、昼間も薄暗く、太陽とは無縁のジメッとした感じの部屋となった。
 不動産屋に文句をいいに行ったが、相手にされず、泣き寝入りするしかなかった。

 すぐに引っ越すのもばからしく、我慢してしばらく住むことにしたが、昼間から薄暗いので気分まで暗くなりがちだった。

 おまけに、当時は体が細かったせいか、冬になると、夜は冷え性に悩まされた。
 寒さで足の先が冷たくなって、毎日、寝つかれないのだ。

 で、体を温めるため、毎晩、午前1時が過ぎた頃、素足に下駄をひっかけて、竹刀を手に神社へ出かけていった。

 階段の下で下駄を脱いで、はだしになり、竹刀を握ったまま、何十段もある階段を駆け上り、駆け下りた。
 そういうことを何回か繰り返した後、百回、二百回と素振りをした。

 人っ子ひとりいない深夜の神社の境内は、妖気のようなものが感じられて、少し怖かったので、「えいっ、えいっ」と声を出しながら素振りした。

 体は温まったはずだが、足先にはさほど効果がなく、依然としてなかなか眠れない。

 ――そんなこともあったのでございます。

 だが今、よく考えてみれば、真夜中に竹刀を持って街をうろついていたのに、警ら中の警官によく出くわさなかったものだ。
 出会っていたら、間違いなく不審尋問され、「ちょっと交番まで」となっていたはず。
 まさに、アホ、バカ、まぬけでございました。

 (城島明彦)

2016/03/02

「裁判官の考え方がバラバラ」という恐ろしさ――「徘徊認知症老人の交通事故死事件裁判」が提起するもの


判決を否定された裁判官は「降格」「免職」がふさわしい

 ちょっとばかり忙しいのだが、「老親の介護関係の本」も書いている者として、どうしても一言いいたいので、手短に書く。

 昨日(3月1日)、「認知症老人事故死事件」の訴訟は、「要介護4」の認知症の老人(91)が、介護をしていた「要介護1」の妻が目を離したすきに外に飛び出し、電車に乗って別の駅で下車し、線路に降りて轢死したという事件。

 その事件で、JR東海の電車は止まり、振り替え輸送などを行ったため、家族に「監督責任がある」として損害賠償訴訟を起こし、その裁判が名古屋地裁→名古屋高裁→最高裁ときて、1日に最高裁が高裁判決を覆す判決を出した。
 全国には500万人超の「認知症患者」がおり、超高齢社会に突入している日本では、今後も増加の一途をたどることから「社会問題」として、メディアが競うようにして取り上げた。

 メディアの論点は、いずれも「介護と家族の監督責任」にフォーカスを合わせている。

 その問題は大事だが、それ以前にもっと大きな問題点が抜けている。
 「裁判官の資質を問う」という視点である。


能力不足の裁判官〟に裁かれて泣き寝入りするケースは多い

 地裁は、「妻と(20年離れて住んでいる)息子」の両者に監督責任があるとして、「720万円の損害賠償」を命じた。
 ところが、高裁では、「妻」にのみ監督責任があるとして「半額(360万円)の損害賠償を命じた。ケース・バイ・ケースという前提もつけた。
 そして最高裁は、「損害賠償の必要なし」としたのだ。

 会社にあてはめた、わかりやすい例でいうと、最高裁は役員会議、高裁は部長会議、地裁は課長会議だ。役員会議と違うような結論を出した部長や課長は、「降格」か「左遷」されても文句はいえない。
 
 裁判の場合、地裁で敗訴しても、控訴する金がないとか、失望して裁判を継続する気力が失せてしまい、その時点であきらめ、泣き寝入りしてしまう人が世の中にはいっぱいいるということだ。

 のちの時代になれば、地裁や高裁の判決の方が正しかったという評価になるかもしれないが、今の時代では、最高裁に否定される判決を下した裁判に関与した裁判官は、「罷免」されてしかるべき、と私はいいたいのだ。

 (城島明彦)

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