真夏のミス・テリー伊藤
芳賀町で突風
♪しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
8月13日、「栃木県の芳賀町(はがまち)で、突風で屋根が飛んだ」というテレビのニュースを見て、驚いた。
しゃぼん玉が屋根まで飛んだのではなく、突風でいろんなものが飛ばされ、屋根も飛んだからだ。
♪しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
芳賀郡芳賀町には思い出がある。
30代の終わり頃、尋ねたことがある。
芳賀町には、明治の天才画家青木繁の愛人だった福田たねの実家が今もある。
福田家は、当時、呉服屋を営んでいた。
その頃、私は青木繁のことを調べていて、福田家を訪ねたのだ。
♪しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
という童謡の作詞をしたのは、野口雨情(のぐち うじょう)である。
野口雨情は、「自分の幼い娘が死んだのを、シャボン玉に見立てて作詞した」と解釈する説もある。
♪屋根まで飛んで こわれて消えた
風、風、吹くな しゃぼん玉飛ばそ
野口雨情は、茨城県多賀郡の生まれだ。
ここでミステリーである。
屋根まで飛んだのは、芳賀郡の家。
屋根まで飛んだと書いた作詞家は、多賀郡の家で誕生した。
似ている! (それだけの話。なんのこっちゃ。ミステリーではなく、ミス・テリー伊藤のようなレベルかも)
(城島明彦)
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