このブログ、数日中に100万アクセスを突破しそうだ
『養生訓』の現代語訳がやっと終った
6月24日から現代語訳に着手した貝原益軒の『養生訓』の初稿が、2日前の8月24日にやっと完成した。
ちょうど2か月かかった計算だが、その間、ほかの用事が入ったり、体調が悪くなって、まったく原典を開けない日もずいぶんあったから、実質的には1か月半くらいかもしれない。
8巻ある書物の最後が見えてきてからは、ブログを書く余力がなかった。というより、書く気になれなかった。
しばらく書けないでいる間に、アクセス数が100万回に近づき、月中に越えそうだ。
確か、今年の正月に90万アクセスを越えたと記憶しているので、底から10万アクセスになるのに8か月もかかっている。
『養生訓』の方は、全編を通読み返し、加筆する作業や前書きと解説がまだ残ってはいるが、ほっと一息というところ。
安心したせいか、猛暑続きだったせいか、ここ数日、体調がよくなく、パソコンと向きあえず、古い映画ばかり見ていた。
執筆中に誕生日を迎えた。69歳。
自分ではまだまだ若いつもりでいるが、完全なジイさんだ。
貝原益軒は、83歳のときに『養生訓』の執筆を開始し、翌年出版されたが、その年に22歳年下の妻に先立たれた。
39歳のときに17歳の幼な妻と結婚しているので、45年一緒にいた計算になる。
そしてその翌年、貝原益軒は85歳であの世へ旅立った。
文中に、83歳の今、虫歯が一本もないと書いている。
マスコミは、今夏の甲子園を沸かした高一の清宮を〝怪物〞と呼んでいるが、今から303年前に『養生訓』という長生きの秘訣を書いた貝原益軒もまた〝怪物〞だったのだ。
(城島明彦)