オジヤある? ヤジに泣くオヤジのパソコン悪戦苦闘記
Windows7の「CPU使用率」減らし大作戦だっ!
どうなっとるの、ノートンのセキュリティ。
「CPUの使用率警告」が半日で13回も出た日にゃ、
「オラのデスクトップパソコンも、とうとうイカレちまっただか?
と暗鬱な気持ちになっただよ。
Oh! ノー! 大野さん、お元気ですか?
なにしろ、オラは、女にゃ捨てられるが、物は捨てられない性分。
困ったタヌキは目でわかる。豚はおだてりゃ木に登り、イノシシ怒れば猪突猛進。
というわけで、オラは去年の今頃、古~いパソコンのWindowsXPを7(セブン)にアップするのにアップアップしながら四苦八苦。
ところが、でやんす。あるところまでいくと、そこから先がトンと進まぬ。
何度やっても、同じことの繰り返し。
♪繰り返す 繰り返す さざなみのように (島倉千代子の「愛のさざなみ」ですな)
イライラしているのに、なぜか、胸のなかじゃ歌声が流れる始末。
飛んでも発奮、犬は脱糞、志村けんは「だっふんだ~っ!」。
どんなにガンバってもガンバっても、セブンはインストールされなかったのでアリンスのレストラン。
♪セブン、セブン、セブ~ン
新しく繰り返す、ウルトラセブンの旋律に戦慄。
気持ちトゲトゲ、喉も渇くさ、清涼飲料水をごくごく。これがほんとのセブンアップだ。
だども、ギブアップはセントバーナード。
だが現実は、悪戦苦闘すれど、notインストールだ、
遂には諦めて秋葉原へ。
ノートパソコンを買(こ)うてしまいましたがな。
それでも、胸のもやもやは消えず、家に戻って、
「もういっぺんトライしてみるか」
で、やっていると、怖い蟹じゃなかった、こはいかに!
うまくいったじゃあ~りま千家元麿(せんげもとまろ)。
よくよく見れば、なんのこっちゃ、プロダクトキーのナンバーの数字8を0、アルファベットのQをOと入力ミスを繰り返していたんですな。
年は取りたくありませんな、ご同輩。
近眼+老眼だ。まったくもって、ローソン(老損)でおじゃる。
で、その日を境に、オラは〝ローガン怠棟梁(だいとうりょう)〞と名乗ろうかと思ったくらいのドジ、バカ、間抜け、スカタン、おまえの母ちゃん出ベソでござんしたばってん長崎、ザボン売り。体は売っても心は売らぬ、ウランはやばいぞ。気をつけろ。
「もっとデカ文字にせんかい! 三好清海入道(みよしせいかいにゅうどう)」
と、ぼやいたところで始まらぬ。
「女は勝負下着、男は菖蒲湯」ってか
そんなことがあって、はや1年。
XPサービス廃止1周年記念日がまたやってきただ。
オラもまた1つ年を取て爺になり、セブンに〝婆〞ージョンアップした古いパソコンはさらに古くなっただ。
機械だから古機だが、人間なら古希だ。
とうとうイカレポンチになる日がやって北川景子でしょうか。
♪春が来た 春が来た ガタがきた
足に来た 腰に来た 脳にも来た
パソコンの冷却ファンが、「ぶ~ぶ~、高木ブー」と、やかましい音をたてまくるじゃあ~りません加藤茶。
「静けさや 壁に染み入る ファンの音」
といいたいくらい静音だった冷却ファンが、まるで別物のように、狂った騒音をたてマクルーハンでございます。
そして、あろうことか、ノートンの「CPUの使用率警告」が液晶画面の右下から不気味にニュ~ッ、ニュ~ッと音もなく出てマイルドおなじみ恐怖のマーク。
その頻度はと申しますと、以下の如くでござりました。
まず4月。
14日8回、15日3回、16日5回、17日6回
こうなると怖くて使えまヘンドリックス。
冷却ファンの音がブ~ンと高まると、ワードを閉じたりするなど用心深くなり申したが、その甲斐あってか、
18日2回、19日1回、20日2回
と「CPUの使用率警告」が出る回数が減ったでやんす。
しかし、そうすることで、締め切り原稿のオラの執筆速度はヨレヨレのヨーデル。オラのパソコンの騒音はよー出る。赤ん坊のよだれもヨーデル。
♪ヨーレイ、ヨ~レイ、ヨーロレイヒー
仕事を頑張ろうとすると、「CPUの使用率警告」が頻出。
21日6回、22日8回
もう半端じゃないっす。
危ないっす。
ダブル作業はもはや控えざるを得ず、こわごわ使うしかありま千本松原。
その甲斐あってか、
23日2回、24日1回、25日1回、26日2回
と小康状態になったでやんす。
とはいえ、その間、デフラグやらオフィス2013の変更やらを何度も繰り返す日々でナッシュビル。
「油断大敵、火がボーボー」とはよくいったもの!
突然でございました。
27日6回
いきなり急増したじゃあ~りません香取慎吾。
それに懲りて用心した結果、28日から30日、5月1日とゼロが続き間下(ました)このみとなり申した。
「Windowsアップデートの設定を自動的に更新」はNG
もう大丈夫かと、わけもなく思ったオラがバカデミアナッツだった。
天災は忘れた頃にやって来るリンパッと帽子を回し、逆戻り。
忘れもしない5月2日でございましただよ。
な、な、なんと!
5月2日13回
それも半日でございます。
ワードを使っていてもニューッ、ネット検索してもニューッと、「CPUの使用率警告」が出まくるのでございマスメディア。
こ、こ、怖~い!
4月なかばに突然そうなった原因は、はっきりしてオリンパス、赤塚不二夫はケムンパス。
マイクロソフトから送られてきた大量の更新プログラムが勝手にダウンロードされたせいでござい舛添要一だちゅうの!
「Windowsアップデートの設定を自動的に更新」になっていたのが、まずかった。
パソコンを重くする不必要な更新プログラムが、あきれ返るほどドッサリコと2日続けて集中的に勝手にダウンロードされまくり、そのせいで、おいどんのパソコンが悲鳴をあげ始めたんでごわす。
西郷ドン、助けておくれ、マイクロソフトは「ごわす」じゃなくて「こわす」気か。
アップデートの設定を「自分で選択」にあわてて切り替えたが、もはや後の祭りだ、ピ~ヒャラ、ドン。
パソコンに詳しくない人間が見ると、自動設定するようにできている。いってみりゃ、フィッシング詐欺みたいなもんだと、ぼやいたところで元に戻るわけではござんせん。
乏しい知識を補うべく、「CPUの使用率を下げる方法」をネットで調べたが、よくわからぬでおじゃる。
仕方なく、そのまま使い続けていると、ファンの音はうるさくなるわ、「CPUの使用率警告」は出るわ、ワードを開こうとすると、
「実行しようとしている機能には、マクロまたはマクロ言語のサポートを必要とするコンテンツが含まれています」
というわけのわからない注意が出てくるわで、イライラしっぱなしのラリパッパ。オラのオツムはパッパラパン、今日のお昼は山崎パン、開けてびっくりパンドラの箱。
ネットで「はてな」だったか、マイクロソフトの社員が「実行しようとしている機能には、マクロまたはマクロ言語のサポートを必要とするコンテンツが含まれています」が頻繁に出て困っているとの質問に答えていて、コントロールパネルのなかの「プログラムと機能」にある「マイクロソフト オフィス2013-ja-jp」をまずクリックし、続いて変更をクリックすれば直るとあった。
「やれ、うれしや。あな、うれし。熟(う)れし橋本マナミにイチジク浣腸、いけません」
と、オラは小躍りし、マイクロソフトの社員のいう通りにしたら、うまくいったと思いきや、何かの拍子にまた、
「実行しようとしている機能には、マクロまたはマクロ言語のサポートを必要とするコンテンツが含まれています」
というウザイ注意コメントが出るばかり。
そのつど、オイラは、せっせ、せっせとオフィス2013の変更作業だ。
♪せっせっせ、ぱらりこせ……オラは腹ペコ、はらぺこせ……
試行錯誤を繰り返し、もう、ヘトヘトだっちゅ~の!
で、その結果はというと――
「実行しようとしている機能には、マクロまたはマクロ言語のサポートを必要とするコンテンツが含まれています」の嫌な文言が出てくるのは直ったが、相変わらずファンの音はもの凄く、陰にこもってゴ~ッ。
もうアカン、「天は自らを助ける者を助く」とタスクマネージャーを調べたりしたが原因不明。
ノートンの「ライブアップデート」を繰り返したり、デフラグを繰り返すが、さっぱり効果なし。
CにあるワードのファイルをDに移し替えたり、メールも不要なものは削除するなど「小掃除」したが、効き目ナッシング~ゥで、グーの音も出にゃ~あだ。
焼け石に水川あさみで、イライラはつのるばかり。
原因発見! またマイクロソフトだ
いよいよもって、ご臨終でありんすかと絶望的な気持ちになりにけりでござります。
しかし、オラは諦めが悪~い性分。処分するのは嫌でごザルツブルグ音楽祭。
菖蒲湯につかっても、この性分はなおりゃせん、♪先生、先生、それはセンセ~イっと。
「こうなったら、やぶれかぶれだ。勝負したる! 矢井田瞳でも鉄砲光三郎でも持って来い! 強力な冷却ファンに変えて、冷やしてやる」
勇気りんりん、有隣堂だ、リンデンバウムだ、バームクーヘンだと、われながら、わけのわからないことを呟きながら、PCデポまで出ポけましただよ。
店員の勧めた冷却ファンを買ったところ、ピンの太さが違うなどして三度もバスに乗って足を運び、しかも、小型扇風機やら、こまごまとしたものを何点か買い込んで家に戻ったでやんす。
そのとき、はたと気づいたざんす。
「Bing関係のもの」が勝手にお気に入りバーに鎮座しているじゃあ~りませんか!
「もしや!?」
♪もしや もしやに 引かされて (「岸壁の母」)
こっちは絶壁に立たされた気分だ、淡い期待を胸に削除しましたがな。
正義の鉄拳、これでも食らえっ!
ア~ンパンチ!
やってみるモンサンミッシェル、モンドリアン。これが正解だ、大正解だ、三好清海入道(みよしせいかいにゅうどう)だ、真田十勇士だ、サナダムシだ、回虫だ。
それを削除したとたん、夢か現実(うつつ)か幻か、
♪赤い帽子に 黒マスク
黄色いマフラー なびかせて
いや、「まぼろし探偵」ではなかった、現実だ。
あれほどうるさかった冷却ファン音が、まるで嘘のように静かになったじゃありま千家元麿(せんげもとまろ)は詩人です。
♪静かな湖畔の 森の陰から
もう起きちゃいかがと カラスが鳴く
アホー アホー アホー
鳴くのはカッコウだろうがカラスだろうが、オラはうれし泣きたい気分で五羽巣(ごわす)。
冷却ファンの応用製品をつくりんさい
――そんなわけで、結局、それまで使っていた可変式の冷却ファンを変える必要はなくなり、新しく買ったファンは、USBとつないで外から筐体(きょうたい)を冷やすことにしたでやんす。
そういう用途のためにつくられてはいないので、ファンの片側のハネがむき出しで、移動させるときに指を突っ込むことがある。カバーをつけて外から冷却する商品もあってもいいのではないか。商品企画、やったんさい。
冷却ファンは、USBにつなぐ小型扇風機ほど強い風は送れないが、音が静かで、それなりの冷却効果はある。 ただし、USBとつなぐケーブル延長コードも買った。
小型扇風機の方は冷却効果は抜群でも、あまりにも音がうるさいので、涼み用に用途を変えるしかなく、コンセントでも使えるようにと充電器も買ってしまった。
古いものを大事に使おうとすると、なんやかやと金がかかるのが玉にキズ。
もう大丈夫と思ったが、今朝、パソコンの電源を入れると、「CPUの使用率」がかなり高めだ。
しかし、冷却ファンの音は静かなままだ。それに安心してネットで検索したとたん、悪魔の「CPU使用率注意」表示がニューッと出た。
「そんなバカップル」
と不安に駆られていて、ふと気づいた。
どうやら、立ち上がりの「ノートン」がCPUを多く占めているらしい、と。
しばらく放っておくと、「CPU使用率」はワードを使ってもヒトケタで推移するようになり、ネット検索を併用しても、ほとんど変わらず、安定している。
そうか、電源オンでウィルスチェックとわかったので、少し時間を置いてからパソコンを使うことにした。
これで、すべて解決でやんす。
それにしても、去年の連休も今年の連休も、マイクロソフトに振り回されっぱなしだ。
いいかげんにせんかい!
しかし、富士通のデスクトップは丈夫じゃのう。
(城島明彦)
« 「花燃ゆ」の第17話「松陰、最後の言葉」の歴史的事実と異なる3つの点 | トップページ | いい! 「伊400」(NHKの「歴史秘話ヒストリア」)、伊~ぃじゃありま潜水艦 »