« 親の入院・介護は、「備えあれば憂いなし」にしたいもの | トップページ | ゴールデン・ウィークのオイラのウィーク・ポイント »

2015/04/28

「NHK大河ドラマの視聴率」と「統一地方選挙投票日」の間には、やはり法則があった!


1回目の選挙で視聴率は下がり、2回目の選挙で上る!

 「統一地方選挙」と「NHK大河ドラマ」の視聴率に〝不思議な関係〞があることが、今回の統一選で証明された、といってよいのではないか。

 選挙当日の大河ドラマは、選挙速報の前に繰り上げて放送される。
 投票結果が気になる人も多いから、ついでにドラマも見てしまう。
 その結果、視聴率は上る。
 ――という考え方と、

 投票に出かけた後、そのままどこかへ出かけて食事をしたり、買い物をしたりするので、大河ドラマを見ないという人が多くなるから、視聴率は下がる。
 ――という正反対の見方も成り立つ。

 そこで、最初の地方選が行われる前の4月15日の本欄に、2回前まで遡って、実際の視聴率を調べて書いた。

 統一地方選挙は、2回に分けて行われる。2回目は2週間後だ。

▼2011年(平成23年)「江」
  4月10日(第13話)16.6% ※前回(第12回)17.1%、前々回(第11回)15,7%
  4月24日(第15話)18.0%
▼2007年「風林火山」
  4月8日(第14話) 16.0% ※前回(第13回)18.5%、前々回(第12回)18.4%
  4月22日(第16話)19.4%
 
 4年前と8年前に共通しているのは、最初の選挙では視聴率は下がるが、2週間後の2回目の選挙の日には上っているという点だ。 
 しかも、前回、前々回を超える視聴率を獲得しているのである!

 ということは!? さんざん叩かれている「花燃ゆ」の視聴率にも、この法則(というほどのものではないが)は、適用されるのか?
 比較しやすいように、2011年、2007年と同じような書き方にしてみると、以下のようになったのである。

▼2015年「花燃ゆ」
  4月12日(第15回) 9.8% ※前回(第14話)11.2%、前々回(第13話)11.7%
  4月26日(第17回)12.6%

 「花燃ゆ」は2回目の選挙当日となる4月26日に、前回(11.2%)、前々回(11.7%)を超える12.6%という視聴率を叩き出したのである。
 2回の選挙に挟まれた回(第16回)の視聴率はどうだったかというと10.7%で、この数字も2回目の選挙の日はクリアしている。

 とはいえ、視聴率12.6%は、決して褒められた数字ではないが、それはそれとして、「歴史は繰り返す」ことが実証されたのである。
 ――なんていうほど、おおげさなことではないけどね。

(城島明彦)

« 親の入院・介護は、「備えあれば憂いなし」にしたいもの | トップページ | ゴールデン・ウィークのオイラのウィーク・ポイント »