視聴率歴代ワースト3で始まった「花燃ゆ」は前途多難
第2回はさらに大幅ダウン
「花燃ゆ」の初回の視聴率(関東地区)は16・7%(ビデオリサーチ調べ)で、大河ドラマ史上お尻から3番目という危ない離陸だったが、3連休の真ん中に放送された2回目の視聴率はさらに下げて13・4%。
安倍晋三首相が「先生」と崇める吉田松陰の妹を主人公にしたので、安倍内閣のように高い支持率が期待できたが、ドラマづくりを誤ったために、そのような結果を招いた。
画面の汚さとひとりよがりの前衛的演出が嫌われてワースト1となった「平清盛」ですら、初回17・7%、2回目17・8%で、13・3%を記録するのは6回目になってからだ。
女性を主人公にした一昨年の「八重の桜」は、初回21・4%、2回目18・8%で、10回目に12・6%という低い数字になったが、年間を通した平均視聴率は14・6%。
前途に暗雲が垂れ込めた。
国民的指示を得られなかった理由は何か!?
その問題については、もったいつけるわけではないが、視聴率とは切り離した別稿(「花燃ゆ」の視聴率がふるわない「8つの理由」)で触れたい。
(城島明彦)
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