吉田松陰「留魂録」、本屋用のPOP2点
アマゾンのランキングの動き――城島明彦『吉田松陰「留魂録」』
9月末に上梓された拙著『吉田松陰「留魂録」』は、当初、アマゾンの「一般」というジャンルで、1位とか3位とか、落ちても8位くらいだったが、ある日、突然、在庫切れ表示になった。
すると、その翌日から順位がどんどん下落し始め、10位を割ると、20位、30位と下落し、172位あたりまで落ちて、そこで止まった。
相変わらず、「在庫なし」の表示は続いているのに、中古本でも買ってもらっているのか、10位とか9位とかに浮上した日もあったものの、すぐに20台、30台となり、50台に接近したところで、在庫が補充された。
すると、(陳腐な比喩を使えば)まるで水を得た魚のように、順位は10位とか11位を付け、6位とか7位に浮上する日も出てきた。
しかし、在庫切れの期間中に、発売当初の勢いは失せ、20台をうろうろし、下手をすると30台を記録するようになった。
「これが実力か」
と思う半面、
「在庫切れで、勢いをなくし、商機を逸した」
とも思った。
在庫切れの期間中、類書が次から次へと出版された。
来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が、吉田松陰の妹を主人公にしているのに便乗して、いろんな出版社が大同小異の吉田松陰の本をぶつけてきたのだ。
世の中には利にさとい人がいて、在庫切れになったとたん、定価よりはるかに高い値段をつけた中古本をアマゾンに出品してきた。1人や2人ではないから、驚いてしまう。
著者としては、不愉快でしかない。
それにしても、あっという間に人気離散。さびしい限りだ。
書店で使う宣伝用のPOP
本屋で宣伝用に使うPOPがつくられた。
ずいぶん前に版元に送ってもらっていたが、執筆に追われてブログにアップする余裕もなかった。
やっと一段落したので、ブログともどもPOPもアップだ。
(城島明彦)
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